教職者K

教育について考えるブログ。

親になってわかったこと。

 

 

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(写真は適当なフリー画像です。念のため)

 

最近、いろんな人から「丸くなったね」と言われるようになった。体型ではなく性格のほうである。

 

自分ではあまり意識していなかったのだが、バレーにおいても

 

「全然怒らなくなりましたね」

「ちょっと前までかなり厳しい人だったのに」

 

と言われるようになってしまい、自分でもなんだか寂しい思いがある。

 

これはきっと、娘が生まれたからである。

 

今まで当たり前のように言っていた言葉も自分の中でキツく感じるようになっていて、言えなくなっているのかもしれない。

 

ちょっと前にクラスの生徒が美術の授業で他の生徒の体操服に絵の具をつけてしまったことがあった。

 

故意ではなく、振り向きざまの事故のようなもの。ついた量もわずかなものだし、つけてしまった方は謝罪もしていたので、スルーしてもいいレベルだったかもしれない。

 

 

でも、

 

「もし自分の娘が絵の具をつけて帰ってきたら」

 

と想像したら、

 

やっぱりいじめとか、友達とうまく行ってないとか、そういうことを疑うのではないか。

 

そう思えてきて慌てて家庭に電話を一本入れたのだった。

 

こういうことは他にもある。

 

ちょっと前の話だが、初めて離乳食で卵を食べた娘がアレルギー反応を起こし、救急車で運ばれたのである。

 

私が年休をとって病院まで迎えに行くと、娘は点滴を受け終え、腫れた顔で待っていた。


その顔たるや通常時の朝青龍、もしくは試合後の長谷川穂積である。

 

どうやらうちの娘はアレルギー体質であるらしい。

 

学校の教員なのでこれまでもアレルギーのある子というのは把握してきた。

 

でもその一人一人がこういう経験をしてきているのだなぁとしみじみと思ったのである。

 

まぁ今回の記事で私何が言いたいかというと、娘が生まれたことによって確実に私の経験は広がっているということ。

 

これまでできなかった経験を娘がいることでできているし、そのことが自分の成長にもつながっていると思う。

 

子育ては大変だし、奥さんは私の数倍大変なのだが、人生でこんな経験なかなかできないなぁと思いながら楽しむことにする。

 

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写真は読むと娘がよく笑う「ぱかっ」という絵本である。

 

たまごの割れるシーンを「ぱかっ」と大げさに読むたびに大笑いしている。

 

自分の顔をパンパンに腫らせた卵が割れるシーンをみて大笑いする娘。ピエール瀧がコカインを見て爆笑しているようなものである。

 

パンク。狂気。

 

これもまた私の人生勉強なのである。