どうも大仏です。
大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) on Twitter
今回は最近読んだこちらを今日はレビューします。
サーシャ・バインとは?
大坂なおみさんの元コーチですね。
1984年生まれのドイツ人。セリーナウィリアムズといったテニス界のビッグネームのコーチを経て,大坂なおみのコーチに就任。
当時世界ランキング68位だった大坂なおみを一気に世界ランク1位まで引き上げるっていう,まあ誰もが認める敏腕コーチなわけですよ。
内容
私としては自分もバレーのコーチングしてるんで参考にしたくて読んだんですけど,大まかにいうとこんな内容です。
・伸ばしたいポイントにフォーカスして練習する。
・プレッシャーをポジティブにとらえ,「自分の背中を押してくれるもの」だと考える。
・この努力は他の誰のためでもなく,自分のためだと考える。
・選手は常にこちらの表情を見ているから、ゲーム中のコーチは表情にも気を使う。
・人は心地よい場所に身を置きがちだから,時にリスクを取らないと成長しない。
・オフェンスがうまくいかない時はプランBを作っておくことが大事。
・怒りは落ち着く上でも大事。怒りは発散させていい。
・10秒あったら深呼吸を。
・試合の前はタオルを頭からかけて1人になる。
などの精神面でのポイントを,大坂なおみが勝ち上がっていったときのエピソードと一緒に解説している本です。
感想
正直私もコーチングに関しては色々と本を読んできているので,あんまり斬新な内容ではなかったかなぁという印象です。(そういう意味では自分がやってきたことの方向性は間違ってないんだなという確証にもつながりました)
どの競技においても試合に向けての気持ちのコントロールの仕方はあまり大差ないんじゃないかと。
(緊張しない方法について書いた記事はこちらもご覧ください↓)
なのでこの人がここまでいろんなプレイヤーを押し上げているのはメンタル面もそうですが,書かれていない技術面の指導がもっとすごいんじゃないかと思いましたけどね。
そして最終的に一番私の中に残ったのは結局
大坂なおみはなぜコーチ契約を解消したのか?
ってとこなんですよね。
本の中でその理由についてサーシャさん本人も,
「事情はよくわからない」
って言っているわけですよ。そして大坂なおみも濁していると。
部外者がとやかく憶測でいうのは無粋だと思うのでやめますけど,私としてはやっぱり成果出すだけじゃうまくいかないこともあるってことをこの件は言ってると思うんですよね。
勝つだけじゃない満足感みたいなのって絶対あるんじゃないかなと思った次第です。
コーチングの参考にしたい方の参考になれば幸いです。
追伸
いやあやっぱり恋愛感情かなぁ?それとも色々口出されるのがいやだったのかなぁ?笑(←無粋か)
今日も読んでくださりありがとうございました!