どうも大仏です。大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) on Twitter
昨日の続きみたいな話なんですけど。
実は私,大学卒業して協力隊として訓練に入るまでの間,
軽井沢のアウトレットでバイト
してたんですよね。えぇ。あの東の横綱と言われるあの超巨大アウトレットモールですよ。
夏になるとセールとかでめちゃくちゃ忙しかったことを思い出すので,今回はその思い出を書いてみようかなと思うわけですーーーーーーーーーーーー。
私としてはフリーターやるなんて二度とない機会だろうと思ったので一度でいいから自分が好きなアパレルでバイトしてみたいと思っていたわけなんですよね。
そこで最初履歴書送ったのが,
「ビー◯ス」
なんですよ。ほらあの誰もが聞いたことがあるあのセレクトショップですよ。
でですね,
私ここでも落ちまして。
「教採だけじゃなくてアパレルまで俺を拒絶すんのかよ…」
ってさらに凹んだわけですよ。
多分坊主頭で履歴書出してたから「うわっ野球部応募してきちゃった」って思われたんじゃないかと考察しております。
んで渋々そのビー◯スの真ん前にある
某スポーツブランド
の店でバイトすることになったわけですよ。
私としてはですね,なんとか店の役に立ちたいと思うわけですね。ほら私ってホスピタリティの塊じゃないですか。
でも先輩方みたいに服とかブランドへの知識があるわけじゃないんですね。
別にオシャレに関して知識があるわけでもないですし。
んじゃあどうしようかと思ったら
とりあえず部活みたいに声張りあげてた
んですよね。(←結局野球部か)
「本日セール最終日でーす」
「2点買うと一点半額でーす」
なんて言葉をひたすら腹から声出して言ってたわけです。目の前のビー◯スに向かって。
お前らセールしてんのかと。お高くとまってんじゃねえぞと。お前らが落とした男がここにいるぞと。
そういう気持ちを込めてビー◯スのお洒落ボーイ達に向かってジャージ着た男がシャウトしていたわけですね。
さらに接客では知識がないのでひたすら笑いだけを求めました。こんな感じ。
客「これ可愛い!」
私「お客様お目が高い。これ人気なんですよ。でも実はこれ,別の色がさらに可愛いんですよ」
客「えっ気になる…見せてもらってもいいですか?」
私「実は…もうないんです。
昨日売り切れました」
客「…君…なかなかムカつくね。」
なんて言ってみたり。
女性客「このバッグどっちもいいなぁ…迷ってるんですけど,お兄さんはどっちがいいと思いますか?」
私「ちなみに私はこっち買いました。他にないデザインがいいですよね。
でもちょっと持った時に重たいのでお客様が,
野球部で肩を大事にされている
という場合はあまりオススメしていません。ちなみに何部ですか?」
客「吹奏楽部です」
私「じゃあ大丈夫ですね。ギリギリあのホルンの丸い部分くらいだったら入ると思いますよ」
みたいな感じですね。
今文字に起こしてみても思いますけど,
ひどいですね。
まぁでも私なりにせっかく来てもらった人に楽しんでもらおうって思ってやってた結果ですよね。(←求めてない)
ちなみに
「従業員は安く買えるの?」
とよく聞かれましたが,
月一枚無料でもらえて,それを仕事着として着ていい。
という素晴らしいシステムがありました。
ただし、仕事着として着ていいのは,その時に店頭に並んでいるもののみです。
なのであんまりにもデザインのいいものをもらってしまうと,すぐ売り切れてしまって結局自腹購入する必要が出てきたりするんですね。
だからみんなあんまり売れなそうなやつをもらってずっと着てたりしてましたね。
ただ私はやっぱり自分が欲しいものが欲しいですから。
残り枚数少なくても自分が一番欲しい服おもらって。売り切れたら,一番安いTシャツを買って着るという姑息な戦法をとっていました。
あとお客さんも変わっていて。
軽井沢だったんでお金持ちも多く来るわけです。
駐車場には外車のオンパレード。
さらには子豚くらい丸々食えるんじゃないかっていうぐらいでかい犬を2匹ぐらい連れて歩いている人がいたり。
自分の体よりでかいんじゃないかっていうぐらいでかい犬をつれているおばあちゃんがいたり。
まぁつまり何が言いたいかというと,
犬がデカい
ってことなんですよね。
あと,明らかにおじさんが,若い女の人つれて,ゴルフ用品選んでいてですね。
「これもいい。あれも欲しい」
「これ色違いで全部ちょうだい」
なんてやってる間に会計が15万とかいったこともありました。
金持ちって本当にいるんだな…
と大学卒業したてで世間をよく知らなかった私は思ったものです。
そしてこの店では決められた手順にそって接客を行なっているかを,
なる人がチェックに来るわけですね。
本部から来てお客さんのフリして接客のチェックをして後日店に採点結果が送られて来るわけです。
ただこれがですね,
だいたい外人
なんですよ。その内部極秘採点者が金髪で鼻が高くてやたら目立つわけです。海外のブランドだったので。
だからもう明らかに外人がぐいぐい商品について説明求めてきたら間違いなく,ミステリーショッパーなわけですよ。
もうみんな一ミリもマニュアル外れないように接客するわけですね。
おかげでいつも高評価でした。
そういえば私以外の人たちはみんなフリーターで本気で仕事しながら正社員になるのを目指していましたね。
あの人たちは今どこにいるんだろうかと。
そんなことが懐かしくなる今日この頃なのです。
追伸
各ブランドの戦略みたいなものがすごく聞いてて面白かったですね。東京の本社にまで研修行かせてもらったり(バイトなのに)いやぁいい思い出ですね。やれて良かった。