教職者K

教育について考えるブログ。

出産祝いと私。

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親戚が出産ラッシュなのである。

 

弟夫婦の第ニ子の出産に始まり,いとこにも連続して子どもが生まれている。

 

こうなってくると出産祝いを送る必要が出てくるわけだが,これがまぁ難しい。

 

最近の私は贈り物と言えば消え物一択だったわけである。

 

出産祝いの場合は「現金」である。(消えるよね~!)

 

なんせいくらもらっても困らない。それでいてなんにでも姿を変える。現金は社会が開発した最強の便利グッズである。

 

しかしながら,どことなく味気ない感じがするのもまた現金なのだ。

 

もらったはいいが,なんとなく生活費として消えてしまい,その人からもらったというスペシャルな感じがしない。

 

それに出産という特別な機会にせっかく贈るのなら「あの人ってセンスいいよね」と思われたい……というしょうもない虚栄心がむくむくと顔を出すのである。

 

ふとセンスの良い出産祝いとは何かを考えてみたのだが,今のところ私なりの答えは以下のようなものである。

 

①育児の上で必要になる。(使う場面がある)

②少し高価で,自分では買わないが,もらったら確かに嬉しいもの。

③好みが出づらく,生活の中で確実に使うもの。

④他の人とかぶりにくい。(差別化されている)

 

例えばタオルなんかはいくらもらっても困らないし,育児でも使う場面が多いからもらったら非常にありがたい。

 

しかしながらそう考える人は多いから,④がクリアできないのである。上質なタオルは間違いなく嬉しいが,それでは「あの人ってセンスいいよね」にはなりにくい。

 

そこで最近私は出産祝いとして送っていたものがある。

 

それが

 

バスローブ

 

である。

 

風呂上りはとにかく忙しい。一刻も早く子どもの水滴を拭いたいのだが,子どもはルパンのように裸のまま走って逃亡する。ひどい時には父つぁん側のこちらまでもが裸のまま追いかけることになる。

 

冬場なんかはもっとつらく,子どものことを優先して体を拭いていると,どんどんこちらの体温が奪われ,体温が27度くらいになっててしまうのである。

 

そこでバスローブの登場だ。

 

風呂上がりにまずバスローブをサラッと着る。(約5秒)

 

それだけですぐに子どもの世話に取り掛かれる。体を拭く手間も無し。バスローブは現金に次ぐ便利グッズなのである。

 

良いものを買おうと思ったらそれなりに値段はするし,好みも関係ない。更には他の人とかぶるリスクも少ない。

 

よってこのバスローブこそが現段階で私の最適解だったのである。

(もしくは直接何欲しいか聞く)

 

しかし,このバスローブなのだが,一点だけ問題がある。

 

それは

 

本人が既に持っている

 

可能性があることなのである。さすがに2着はいらないだろ,これ。

 

なのでこれを避けるためにはプレゼントをする相手に探りを入れる必要があるのだが,これがなかなか難しい。

 

探りを入れるラインの文面はこんな感じになる。

 

「子供産まれたって聞きました。おめでとう!ところで、風呂上がりって何着てるかな?」

 

「子供生まれたらしいじゃん。おめでとう。ちなみに奥さんの風呂上りの恰好を教えてくれない??」

 

「お子さんの誕生おめでとうございます。えっと、風呂上りって裸のまま子どもの世話したりしてますか?」

 

出産を祝った後,唐突に現れる人の風呂上がりの姿を気にする妖怪。

 

妖怪・フロアガリの誕生である。

 

バスローブを贈ろうと思うと,そういう気味の悪い文面になりがちなので気を遣うのである。

 

なので直近で出産祝いを贈る相手には「バスローブにしようと思うんだけど,どう?」的なラインを送ってしまうことにした。こんな感じだ。

 

○○ちゃん!出産したって聞いたよ。😤🤑よく頑張ったね(笑)💗😄(^_^)💕😍えらいえらイ🎵😃✋ちなみに出産祝いでバスローブを贈ろうと思ってるんだ🙂😎💤お風呂から上がってすぐ面倒見れるから便利ダヨ💗他のものが良かったらリクエストしてね😃✋

 

我ながら完璧な気遣いだと思うのだが,返信はまだないままだ。

 

このままバスローブを贈っていいものか,今も迷ったままでいる。