タダより高いものってないと思うのである。私は日常生活の様々な場面でそのことを感じている。
例えば,最近本田圭佑選手のこんなツイートが話題になった。
僕が10000円払うので、僕にサッカーを教わりたい人っていますか?ただ条件があって本気でワールドカップを優勝したいという人に限り、そして僕が教えたい人を好きに選びます!僕がお金を払って教えます!
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) May 29, 2019
本田圭佑がサッカーを教えてくれる上に10000円くれるというのである。
一見しただけでは本田選手の真意はわからない。多分,私が思うにこのツイートが狙っているところというのは,
「先に10000円もらったらその人は普通に練習をうけるだけじゃ終わらない。それ以上の価値を生み出そうと努力する」
「回り回って自分に利益として返ってくる」
と考えているのではないかと思うのである。
結果的に現在様々な有名人が同じようなツイートをしており,この本田圭佑のツイートでフォロワーになった人もいるだろうから,これは大成功だと言えるだろう。
このことからもわかるように,タダで人にものをあげてしまうという行為は逆にものすごく利益を産んだりするのである。タダでものをもらうというのはなかなか恐ろしい。
そしてこんな風に「タダより高いものってないな」って思う瞬間が私には他にも結構あるのだ。
例えば最近の私は,ネット上のサービスの無料体験をことごとく試していた。
これまで,
・Amazonプライム(動画・電子書籍)
・itunes (音楽)
・YouTube premium (動画)
・news picks (ビジネス系SNS)
・audio book (耳で聞く本)
とここ半年でこれだけのものを無料で体験し,有料期間になる前に解約してきたわけである。
無料を最大限楽しみ,有料になったら切り捨てるつもりだったのだが,実際にはどうだろう。
まずitunesにどっぷりハマってしまい,毎月課金している。
さらにはaudio book の解約を忘れていたため,全く購入する気がなかったものに対して750円を払うことにもなってしまった。
本来買う気のなかったものに対してお金を払っているのだからやはり無料体験には単に「製品を知ってもらう」以上の効果があるようである。
そして「タダより高いものはない」の最たる例がスーパーの試食だろう。
基本的に私は食べたいだけ食べて買わない。そういうことを平気でする鬼畜なのである。
しかし,以前そんな私に予期せぬ出来事が起こった。
お付き合いしていた彼女とスーパーで買い物をしていた際に、私はいつもと同じように試食をバクバク食べていたのだ。すると彼女は私にこんなことを言ったのである。
「そんなに食べたなら買わなきゃダメでしょ」
と。
私はこの言葉に怯えた。なぜそんなにも怯えたのか。
それは,私にはこの言葉が,
「そんなに食べたなら,(これだけ付き合ったなら)
買わなきゃダメでしょ(結婚しなきゃダメでしょ)」
に聞こえたからである。この人は内心絶対そう思ってるに違いないと思ったのである。
そして結果的にではあるが,このように私に対して言った当時の彼女が今の奥さんなのである。
やっぱりタダより高いものってないなぁと思う。
追伸
友達にこの話したら,「深読みしすぎでキモい」っていわれたんですけど,私には本当にそう聞こえたんですよ笑 今日も読んでくださりありがとうございました!