以前書いたエントリーについてまたプラスするんですけども。
不登校ってやっぱり増えてるんですね。今は日本全体で大体各クラスに一人は不登校の生徒がいるような状況でしょうか。
「学校なんて行かなくてもいい」
と考える人もいるでしょうが、学校ていうのは、子どもが家族の次に出会う社会なわけで。
大人のひきこもりが増えていることから考えても、いかに早い段階でその状態を解消できるかってすごく大切だと思うんですよ。
いろんな考えがあるんだと思うんですけど、未来ある子どもが家の中に引きこもっている状況っていうのはやっぱり好ましくないと私は思うんですね。
んで。
私も不登校の子を何人か見てきましたけど、不登校の理由ってあんまりはっきりしてないんですよ。
いじめみたいにはっきりした理由があって不登校になったっていうよりは、いろんなストレスの蓄積でエネルギーがなくなってしまって学校に行けなくなるパターンが多いです。
なので、対処療法的に「いじめは解決した!」ってやれたところで解決する問題じゃないんですよ。本人にエネルギーが無いから。
さらに不登校の中にも色んなタイプがいてですね。
超プライド高い子
ってのも実はいるんですよ。人前で失敗するのを極度に怖がる子。
学校休めば休むほど勉強もスポーツも他の子に置いてかれますから、もうどんどん出来なくなっていく自分を見せるのが嫌で、学校から遠のいていってしまいます。
そこで、今日のエントリーはそういうタイプの子に使えるんじゃ無いかって話なんですけど。
アメリカの女性下着のブランドでスパンクスっていう会社を立ち上げたサラ・ブレイクリーっていう人がいるんですよ。世界最年少の女性ビリオネアって言われてる大成功した人なんですけど。
この人の父親はですね、いつも彼女に、
「今日はどんな失敗した??」
って聞いたっていうんですね。そして、彼女が「今日はこんな失敗をしちゃって…」っというとハイタッチして喜んだそうなんです。
これ素晴らしいですよね。そうやって育てられた子はきっと失敗を恐れずにどんどんチャレンジできる子になるじゃないですか。結果的に彼女は大成功を納めています。この父親の子育ては彼女の成功と無関係とは言えないと思うんですね。
そしてこれそのまま完璧主義の不登校の子に使えるんじゃ無いかなって思うんですよ。
「1日3つ失敗してみよう」
「今日は今までにない失敗目指してみようか」
不登校の子にそう声をかけるだけでちょっと気が楽というか、楽しくなれるんじゃないですかね。
失敗するほど褒められるっていう経験を積んでいけば、それほど失敗することが怖くなくなるんじゃないかと。
ちなみに私はこの方法を試して、不登校が解決したことはですね…
一回もないんですけど。笑
いや、すいません。こんな簡単なことで解決するほど楽な問題じゃないみたいですわ。いや本当に。
でもこれもまたやっぱり手の内の一つとしてもっているかどうかで選択肢が増えるのは悪いことじゃないんじゃないかと思っています。
ご参考までに。
追伸
いやぁ、本当に難しいですよ不登校は。教員は三年間の付き合いとかですけど、親は一生ですからね。なんとか力になりたいなぁと思う毎日です。
今日も読んでくださりありがとうございました!