最近勧められてこの本読んでたんですけど。
この中に事務職員に対して教師は同じように接してはいけないって書いてあるんですよ。
教師と事務職員では根拠となる法律が変わってきます。
教師がどこまでが校務なのか非常に曖昧なのに対して、事務職員はとても明確です。
例えば学校の先生はインターネットを適当に見ていても、教材研究だったり、朝の会でする話を収拾しているといえればそれは業務であり、問題になりません。
一方で事務職員はそういうことが許されません。
いわば教員の方が気質としてとても緩いんですね。時間とか業務の区別が事務職ほどくっきりしてないわけです。
これを読んで以前のパワハラ上司がやたら時間にうるさかったことを思い出しました。
行政職上がりの人だったんですが、勤務時間より少しでも早かったり遅かったりすると、
「今勤務時間外なんで」
と言って断って相談を断ってくるわけです。この本を読んでその根拠が分かった気がして納得しましたね。
事務職の気質ひきづってるんですよ。時間に対する線引きが厳しい。
だからこの本を読んで納得するのと同時に、
いつまで事務職を引きづってんだ、お前は!って余計に腹たちましたよね
だってその上司の立場はもう事務職ではなく現場の人間だからです。
なぜそれぞれにルールが異なっているのかを考えずに前職のルールだけを当てはめて「先生達は全然分かってない」なんて上から言うのはアホとしか言いようがありません。
それにそういう話を時間外にしなければいけないのはいじめなどの緊急性がある時です。私もそいつがキレるの分かってるから言いたくないけど、子供達の事を考えたら必要だと思って相談しているのです。
それを「勤務時間外」と突っぱねる姿勢は教員としてどうしても尊敬できるものではありませんでした。
それ以外にも職員に対する暴言など色々と問題ある人だったのですが、居なくなって新しい人が来た途端に職場の会話がまぁ増えたこと。
会話が増えると情報の伝達が増えますからパフォーマンスがあがります。
新しい上司は職員への非常にアプローチが細かくて温かい。コソッと職員に声をかけて様子を伺い、モチベーションをいかにあげるかを考えていることがよく分かります。
いわば職員室という教室の良い先生という感じなんですね。
教員も人ですから、優しく接して貰えれば嬉しい。そして優しくされた人だけが同僚や子どもに対して優しくあることができるわけです。
改めて学校における上司という存在の重要さに気づいた気がしますので書いておきます。
読んでいただき、ありがとうございました。