去年中学校三年生を担任していまして。
合格する子や力をグッと伸ばす子に共通することがあると気づいたので書いておきます。
合格する子や、力を伸ばす子に共通すること。
それは、
「朝早く来て勉強していた」
ということでした。朝早く来て勉強している子は、本当に合格率が高かったんですね。
これ単純に、
「朝早く来た分、勉強時間を確保できたから」
という理由ではないと思うんです。
私が思うに、朝早く来て勉強するっていう行為にはいろんな力が集約されてると思うんですよ。
まず、入りたい学校が明確になっていないといけない。それも強くそう希望している。
さらに、そのために何をするかという具体的な行動を考えることができて。
受験前の寒い時期、少しでも眠っていたいあの時期に自分を律して学校に向かい,他の生徒が来る前に机に向かって勉強することができる。
これを誰から強要されるわけでもなく、自分の意思でやっているわけです。
ようは、
「目標をもつ→何が必要か考える→実際にやる」
ということできるかどうかっていうのが、「朝早く来て勉強している」っていう姿に集約されていると思うんですね。
いまいち伸びないっていう子はこのどこかで挫折しています。
そもそもそんなに受験に対して意欲的でなかったり,目標を立てたはいいけど、そこまでの計画が甘かったり。計画を立てたはいいけど自分に負けて実行できないまま終わってしまったり。
ようは人間として自立しているかどうかっていうのがこの朝来ている姿に現れているんじゃないかなって思うんですよ。
そしてそこで自分を律して行動できるタイプの人間ていうのはやっぱり他の時間(他の子も勉強している時間)に手を抜くはずがなくて。結果的に高い合格率に繋がっていたんじゃないかなって思うんですよね。
つまり、子どもたちに教育する立場にある人間が入試を考えた際に育てるべきなのは、
「点数を取るテクニック」
よりも
「自立して自分から行動する人間になる方法」
の方なんじゃないかってことなんですよ。
そもそもどれだけ点数取れても,高校生活ちょっとのことで挫折して辞めちゃったら意味ないじゃないですか。
じゃあどうやったら家庭とか学校で、「自分で考えて行動できる人間になるのか」っていう話なんですが、そこはちょっと長くなりそうなので、次回書きたいと思います。
追伸
今日も読んでくださり,ありがとうございました!結構多かったんですよ。朝勉強する子。いい子達だったなぁ。