教職者K

教育について考えるブログ。

世の中で何かを成し遂げる人が持っている特徴。

最近これ読んでるんですけど。

 

これめちゃくちゃ面白いのでおすすめです。

 

アダムグラント先生の本ですな。

 

 

この本では他と突出したオリジナルな人になる方法が書かれてます。勉強になったところをまとめておきます。

 

 

・神童と言われる人が世の中を変えることは実は稀である。才能にも野心にも溢れているのに、世界を進歩させられないのは、「オリジナル」ではないから。つまり、与えられたことをこなすのは完璧だけど、自分で何か新しいことをする経験をしているわけでないことに原因がある。

 

・研究の結果、創造性の高い子達はむしろ、教師に好まれない、指示に従わないタイプの子である事が分かっている。

 

・オリジナリティを発揮するためには、リスクを冒す事が必要。しかしながら、慎重にリスクを回避したいと思うタイプの人間がリスクを取った時に成功しやすい。

 

・ある分野でリスクを取ろうと思ったら別分野では慎重に行動する必要がある。(本業を安定させつつ、副業を慎重に頑張るみたいな)本業がある安心感が副業でも役に立つ。

 

・ある分野で天才的な創作者は同じ分野の他の人と比べても特に創作の質に差がある訳ではない。しかしながら、その量には差が見られる。(ピカソの多作さは有名)

 

・オリジナリティを正確に評価するには自分自身で判断するのではなく、同じ分野の仲間に意見を求めるのがベスト。

 

・海外経験(自分の生まれから遠い生活)をしている人ほど、創造的な仕事をしやすい。

 

・周りに意見を言う時に単純に立場が低いというだけで聞いてもらえない。同じことを言っていても立場が高いだけで受け入れられる。

 

・締め切りギリギリになって行動を起こした方が創造的なものが生まれる可能性は高まる。それはその期間までに集まってくる情報が増えるから。

 

・リスクを取りやすい性格なのかは出生順に由来する。つまり、次男や次女は長男としての恩恵を受けられない立場にいるので、リスクのある行動を取りがちになる。

 

・子どもを褒める時には、行いよりも人柄を褒める事が有効。

「片付けして欲しいな」✖️

「片付けができる人になって欲しい」◯

これは「片付けが出来る人」というアイデンティティを子どもが獲得しようと努力するから。

 

勉強になったのはこの辺ですね。

 

反抗的なタイプの子を見ると、イラッとしたりしましたけど、「もしかしたらこういう子が世の中変えるのかもな」と思ったりするようになりました。

 

私はとにかく慎重すぎて行動起こしにくいところがあるんですけど、それも悪くないんだなと。

 

あとは創造的な仕事についてはあえて遅らせるってのもありかなと思いましたね。わりかしすぐに終わらせて楽になりたいと思ってしまう方なので。

 

あと今年で今の職場が2年目なんですけど、同じこと言ってるのに去年より明らかに声が職場に通りやすくなってるんですよね。やっぱり時間とか立場って人に何かを伝える上で大切なんでしょうな。

 

兄弟の有無よるリスクを取るかどうかっていう傾向の違いも面白かったです。

 

どこかしらは勉強になるところがあると思うのでおすすめです。

 

皆さんの読書の参考になれば幸いです。

 

読んでいただき、ありがとうございました!