教職者K

教育について考えるブログ。

雪かきに見る教員の資質。

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雪が結構降って急に雪かきの必要が出たんですけど。

 

こういう時にパッと動ける先生が多い学校っていうのは良い学校なんじゃないかと思ったので書いておきます。

 

というのも雪かきっていうのは三遊間の仕事(もともと校務として割り当てられている訳でない、誰のものでもない仕事)なんですね。

 

寒いし、辛いし、出来れば温かい部屋でぬくぬくしていたい。

 

でもやらなければ登校してくる生徒や先生の足元がビシャビシャになってしまいます。

 

だからこういう時に自己犠牲を払って動ける人というのが、結局別の場面でもカバーに動いてくれる人なんじゃないかと思うのです。

 

自分の仕事はここまで。他の学年のことは知りませんっていう先生が多い学校はいざという時にモロいですからね。

 

また朝イチで雪かきに参加できる人というのは朝早く来て仕事に取りかかろうとしている証拠な訳で。朝の集中力の高い時間帯を無駄にしない意識をもっているとも言えます。

 

さらに雪かきという仕事は人知れず転倒などの事故のリスクを減らしますから、こういう人こそアンサングヒーローともいう事ができます。

 

(前の記事参照)

アンサングヒーローとしての教師。 - 教職者K

 

そしてこのアンサングヒーローに気づける人の存在もまた大事だなと思った訳です。

 

朝行って雪かきがされていたら、自分の仕事を後回しにして誰かやっているという事。その人に対して一言感謝を述べる。

 

それが出来るのは想像力がある証なんですよね。

 

こういう想像力と思いやりがあって初めて職場って円滑に進むんじゃないかと思います。

 

なので雪かきする人が多く、そう言う人たちの存在に気づく人が多い職場っていうのは、うまく回ってる事が多いんじゃないかなとこれまでの経験からも思ったんですよね。

 

なので雑用だし、やりたくないし、自分の仕事じゃない、と思うか。

 

それとも他の職員や子ども達のための大事な作業と思えるか。

 

そんな認識の差がそのまま色んな場面での動きの差につながるんじゃないかと思ったので書いておきます。

 

褒められるとかどうとかじゃなくて、人のために動ける人間でありたいものですね。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました。