さて最近購入したこちらの紹介である。
新聞で見かけてずっと気になっていた作品。
やりたいなと思いつつ、値段の高さと時間の無さがネックで買えず。
最近ようやく以前よりは仕事も落ち着き、メルカリで中古品が買えたので2000円ほどで購入。(一つだけ消耗品のパーツがあるが、中古品でも問題なく遊べる)
こちらの商品、ディテクティブ(探偵)X(変数)であることからも分かるように、誰もが探偵となって調査を楽しむことができる犯罪捜査ゲームである。
いざ開けてみると、新聞の切り抜きやら、雑誌のコピーやら殺害現場の写真やら資料がすごい。値段の高さにも納得である。
ストーリーは未解決事件の調査をルポライターから頼まれて始まる。ルポライターの名刺の裏にはサイトのURLが書かれていて、そこにアクセスすることでやり取りが始まる。
住職が殺され、その講話に参加していた参加者の中から犯人を推理していく。
参加者達の調書やネット上の動画など、様々な資料を行ったり来たりしながら、少しずつ次のステップに進む。
ネタバレになってしまうのであまり書けないが、没入感がすごい。最初の展開では時間を忘れて熱中した。
様々なヒントから証言者の嘘や犯人のヒントを見つけていく。ダイアン津田の気分である。
しかしながら、後半がかなり難しい。それほど時間をかけられる訳でもなく、かつ一人では考える限界もあったため、後半はかなりヒントサイトを見た。
ヒントをガンガン見て2時間半ほどで最後まで辿り着いたわけである。
なので完全にこちら側の責任なのだが、それなりに謎解き好きな人達と時間かけてノーヒントでやりたかったかなと思う。
多分ノーヒントで最後まで行けたら達成感はかなりのものだったと思う。
それぐらいに謎解きが良くできている。そして直木賞作家の道尾秀介が手がけているだけあってストーリーそのものが実に巧妙。
もう全部終わったのかと思わせつつ、そこからもうひと推しの展開は圧巻である。
これからの年末に人が集まった時に友人や子どもとやるのも良いかもしれない。
すでに次回作も制作中とのことなので、その時は誰かこういうの好きな人達と時間をかけて取り組みたいと思っている。
ミステリー好き、謎解き好きの方におすすめである。気になる方は是非どうぞ。