先日こちらの本を読みまして。
前回読んだ三浦しをんさんの「お友達からお願いします」から連続して読んでみた次第です。
前回のものはエッセイでしたが、こちらの本は書評を書いた一冊。
私も本読んではこんな風にブログに書いているので,プロはどんな風にまとめているんだろうと気になって読んだわけです。
まず、
読んでる本が特殊
それを感じました。
エロの巨匠・加藤鷹の書いた本から,古典の東海道四谷怪談まで多岐にわたっているわけです。
私みたいに読みやすい小説とかビジネス書とか読んでるわけじゃないんですね。
古典だったり,職業が分かるものだったり。
そういう幅の広さが文章を書く時の深みにつながっているんだろうなって思いました。
それに、三浦しをんさんもそうですが、一流の人はやっぱり古典が好きなんだなと。
ワンピースの作者の尾田栄一郎も7人の侍イメージしてキャラクターを創作したりしてますし,落語とか歌舞伎の要素も入ってますし。
やっぱり古典にはそんな
時代を超えて変わらないもの
が詰まってるんだろうなって思いました。
本の中にもあるんですが,
作家の星新一は、自分が生きた証を作品で残そうと考えたそうで。
そのためにも、未来の人も違和感なく読めるように、自分の作品から時代の変化に取り残されそうな単語や表現を徹底的に排除することにこだわったのだそうなんです。
そうやって作られている作品達だからこそ今の時代にも読まれたりしてんでしょうね。
ちなみにこちらの本、表紙が「お友達からお願いします」と繋がっているという仕掛け。
つまり,お友達からお願いしますで関係性がスタートしてからの,本屋さんで待ち合わせなわけです。
その辺もなんだか粋で、そういうセンスもきっと色んな読書をしているところから来ているんだろうなと思いました。
ちなみにたくさん登場してきた本達の中で私が興味を持ったのは
「江戸の下半身事情」
ってやつですね。授業研究のために使いたいなと思いました。(←使えるか)
ということで、次の一冊を探したり,本を読む上での魅力なんかにも気付ける一冊になっております。
何より私はもっと読書の幅を広げようと思いました。
気になる方いましたら是非どうぞ。
本日も読んでいただき、ありがとうございました!