教職者K

教育について考えるブログ。

最近買ったものと見た映画と読んだ本の話。

ちょっと備忘録として書いておきます。

 

まず最近買ったのがこちら。

健康を維持するうえでも歯のケアってものすごく重要じゃないですか。

 

私も定期的に歯医者に通ってるんですけど,毎回奥歯の磨き残しを指摘されてきたんですよ。さらに歯間ブラシをがしがし使ってたからか「歯茎が傷ついてる」とまで言われましてね。

 

そこで職場の人から勧められて買ったのがこの口腔洗浄機です。

 

最初は水圧が当たるのがかなり痛かったですけど,今ではちょっと無いと不安になるくらい。

 

歯磨きした後でもこれやるとさらに一段階スッキリします。効果のほどは次回の歯医者の検診ではかろうと思っていますが、とりあえず値段もそんなに高くないし,失敗してもいいやと思って買ってみました。

 

手軽に口内ケアをしたい方にお勧めです。ちょくちょくセールになるのでその時が狙い目!

 

そして次は観た映画。

映画『湯道』公式サイト|大ヒット上映中! (yudo-movie.jp)

 

映画「湯道」。小山薫道が脚本ということで気になって見てみました。

 

話の筋は二本なのかなと思いましたね。架空の総合芸術である湯道(茶道みたいなもの)と,廃れつつある銭湯を舞台にした人間ドラマ。

 

まず湯道っていう架空の芸術を作り上げちゃったあたりがすごいなと。なんとなくありそうですからね。

 

更に男湯と女湯っていう壁一枚隔てて繋がってる特殊な空間の使い方がものすごくよく考えられてるなって思いましたね。

 

ただまぁ極端な話ただただ「風呂に入る話」ですから。なかなか大きな展開作りづらいんでしょう。どことなく話が平坦かなって気がしました。

 

でも一人一人のキャラクターも立っているし、非常によく考えられてる映画だなって思いましたね。

 

続いては読んだ本から。

 

小川哲さんの「君のクイズ」をご紹介します。

 

なんだかんだ今年は直木賞芥川賞全部読んだんですよ。

 

小川哲さんが「地図と拳」で直木賞受賞していたので読んだのですが、そちらはあまりにも分厚いし、それなりに難解なので同じ作者の作品でも読みやすいこちらをお勧めしておきます。

 

(「地図と拳」は鈍器として人殺せそうですからね)

 

こちらの本はクイズをテーマにした一冊。

 

有名なクイズ番組の決勝で対戦相手は一文字も問題文が読まれない段階でボタンを押し,回答。それが正解となって優勝してしまうわけです。

 

これによって負けた対戦側からを描いたお話になっています。

 

「なぜ彼は一文字も読まれていないのに正解できたのか?」

「あれはやらせだったのか?」

 

冒頭に出されたそんなクイズが気になって最後まで読めてしまう一冊。直木賞作家の実力がよく分かる本でした。サクッと読めるのでお勧めです。

ラストはこちら。辻村深月の「傲慢と善良」。

 

アマゾンがやたらお勧めしてくるので読んでみたんですが、これめちゃくちゃ面白い

です。

 

結婚を控えた男が婚約者の失踪を追うところからのスタートなんですが,メインはあくまでも婚活の話。

 

現代における婚活の難しさとそこにある人間の心理を緻密に書きます。

 

読み進めると,タイトルの傲慢と善良の意味が分かるわけですが,自分にもそういうところあるよなって思わされるというか。人間の感情の機微とかズルさみたいなものに気づかされます。

 

あと新婦とその母親の絶妙な気味の悪さを周りの人間の心理描写とセリフから浮かび上がらせるその筆力は圧巻の一言でした。

 

最初から最後まで凄い面白かったですね。

 

今のところ2023年読んだ中でベストの一冊かなと。

 

(これがM1だったら97点つける感じですね。ちなみに『君のクイズ』は92点ぐらい)

 

ということでここ最近の私の心と体を通過していったものをメモ代わりに書いておきますね。

 

誰かの参考になれば幸いです。

 

読んでいただき、ありがとうございました!