教職者K

教育について考えるブログ。

最近の楽しいことの話。


多分誰も興味ないと思うが,最近の私の楽しいことの話である。

 

というのも最近,野球観戦が楽しいのである。

 

きっかけは偶然チケットが当選したことに始まる。

 

義父母が田舎から出てきたので、ここは一つ御馳走をせねばならぬと思い,義父母が好きな牛タン屋へ直行したことがあったのである。

 

そしてその場でチケット当たりますよ的な応募券があったので、適当に書いて出してみたところなんとそれが当選。

 

しかも試合直前の選手を目の前で見送れるという特別チケットである。

 

こうして観戦に行ってみたところ、まぁスタジアムのお祭り感溢れること。

 

チケットの特典である試合前にグランドで選手送り出すイベントにも参加したわけだが、ここで非常に残念なことが起こる。

 

私の野球の知識が小6の頃やりこんだパワプロ止まりなのである。

 

あの頃はまだ、上原がいたし、タフィー・ローズがいた。

 

なんだもういないのか、中村ノリは。工藤のカーブはもう見れないのか…。

 

私の知識レベルがそんなものなのである。

 

選手を送り出す際も周りの観客はキャーキャー言っているが、私はそのキャーキャー言われている選手の名前が分からない。

 

そしてすぐ隣ではこの日先発のピッチャーが目の前で投球練習を行なっている。

 

ファンなら垂涎もののこの状況においても、私はやっぱりピッチャーの名前すら分からないのである。

 

唯一分かったのはパワプロの時選手だった人がすでに監督になっていたということである。(いやぁー、年取りましたな!私も!)

 

この出来事をきっかけにし,更には転勤で職場が球場が近くなったこともあり,ちょこちょこ見に行くようになった。

 

ちなみに我が家には「子どもが寝るまで私は家に帰ってはいけない」というメイウェザーだったらまず間違いなく試合を放棄するであろう特別ルールがあるので,野球をちょっと見て帰ると時間的に都合がいいのである。

 

ただし,一人でおじさんがただ野球を見ているという状況がなんとなく気恥ずかしいので,隣の親子(母と子)が話しながら笑っているタイミングに合わせて私も体を揺り動かしてみたりして,はたから見たときに親子で来ているように見えるように工夫しながら観戦を楽しんでいる。

 

今では大体スタメンのメンバーは覚えたし,見に行けない日もチームが勝ったかどうか気になってしまう。

 

これまではコロナの感染者数を毎日ニュースで見ていたが,最近はチームの勝ち負けを追うようになってしまった。

 

そして毎日見ているとなぜそういう打順にしているのかもなんとなく見えてきて楽しい。

 

プロ野球とは点ではなく線で見るものだったのかと35歳になって気づかされている。

 

多分楽しいのはチームが好調だからなんだろう。勝ち負けに一喜一憂するファンの気持ちが今なら少し分かる。

 

ということで新しい楽しみが見つかった気がしているので,誰か仲間が見つかれば幸いである。

 

私みたいなおじさんだけでなく,球場では老人も子どもも一緒になって試合の展開を楽しんでいる。

 

プロ野球は器が広いのである。