教職者K

教育について考えるブログ。

話が通じない人への対処法

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話が通じない時ってあるじゃないですか。

 

なんかで昔聞いたんですけど,そういう人への対処っていうのは

 

逆に更に極端なことを言う

 

っていうのが良いみたいなんですね。

 

例えば子どもがいじめの被害者になったとしましょう。

 

そういう時の保護者っていうのはもうかなり怒り心頭で怒鳴り込んで来ますから。

 

「絶対許さない」

 

「先生,うちの子がされたように,その子(加害者)も全校の前で裸にしてください」

 

みたいなことを言ってきたりするわけです。

 

感情的には分かるんですけど,実際にそれを教員がやってしまったら大問題です。

 

だから

 

「それはちょっと…」

 

「そうなってしまうと逆に…」

 

みたいな歯切れの悪い返答になってしまうんですけど。

 

しかしながら,感情的になっている時の保護者の方にそんな話は入らないわけですね。

 

でもどうでしょう。

 

そこで,

 

 

「お母さん,気持ちめっちゃ分かりますよ」

 

「もういっそ我々の手で殺しちゃいましょう」

 

「私,ロープと車は準備してますよ」

 

って言われたらどうでしょうか。(←あくまで話を分かりやすくするための例ですからね)

 

そうなったらちょっと冷静になれませんかね。

 

「いやいやそこまでは」

 

「そんな風に加害者の人生まで奪いたいわけじゃない」

 

ってちょっと冷静になれるじゃないですか。

 

だからこの話は一理あるなと思っていて。

 

いつかそういう場面に出会ったら使おうと思っていたテクニックなんですよね。

 

そしてまさに最近こういう場面に出会ったのでちょっと書いておこうと思うんですけど。

 

私,先日試合に負けて。一セットも取れなくてですね。

 

悔しいし,これまで頑張ってきた3年生と応援してくれた保護者に申し訳なさ過ぎて。

 

坊主にしよう

 

と思ったんですよね。(私は何かあると坊主にするという癖があります)

 

今回のゲームで子ども達には「何かを変えない限り来年も勝てない」って言いましたから。まずトップである私が体で示そうかと思ったんですね。

 

しかしですね,そのことを奥さんに言ったら奥さんからこう言われたんですよね。

 

「出た昭和。」

 

「この時代に何かあったら坊主にして反省するっていう価値観がナンセンス」

 

「髪ってまた伸びるから。爪切ってるのと一緒」

 

「爪切った人間に対して何か思ったことがそもそもある?」

 

「やるならいっそ右腕でも折んなさいよ」

 

っていう

 

まさかの右腕を折るっていう提案

 

をされましてね。

 

「右腕折るのかぁ…ウーん、俺右腕折る勇気無いなぁ…」

 

って急に冷静になったというか。(昨年転んで右腕折ったので,二年連続は辛い)

 

そもそも坊主で反省を示すってよく考えたら意味分かんないなって急に思いましてね。

 

先の「極端なことを言う」っていうのをすごく自然に使ってるうちの奥さんなかなかやり折るなって思ったっていう話なんですけど。

 

ということでこの一件が在りまして、私はまだ髪があるんですけど。(薄毛は進行してますけどね)

 

まあなんにせよ,これはテクニックとして使えるということを身をもって実感したので書いておきますね。

 

誰かの参考になれば幸いです。

 

読んでいただき,ありがとうございました!