教職者K

教育について考えるブログ。

【レビュー】運の良い人,悪い人ー運を鍛える4つの法則

さて,こちらの本を読みましたのでレビューを書いてみます。 

 ここ最近,「運がいい人」ってどんな人なのかが気になっていたんですよね。

 

年末になって宝くじ売り場に人が集まってますけど,当たる人はもちろん運がいい人なわけで。でも運てもうどうしようもないものだと多くの人が思ってるじゃないですか。

 

でも,

 

この本はそんなもって生まれたものと考えがちな運について,

 

「運は作り出せる」

 

としている本なのです。

 

著者は何人もの人を集めて,実際に運がいい人がどのような行動をとっているかを調べているんですね。

 

そんなこの本の概要と感想を今回は書いてみたいと思います。

法則1  チャンスを最大化する

まずこちらです。チャンスの最大化。

 

つまり,くじに当たるなど運がいい体験をしている人はそれだけたくさん応募していたという当たり前の話ですね。

 

当然応募が多い分だけ当選の確率が上がるわけですね。でも多くの人が当たる前に応募を辞めてしまうと。

 

たしかに他の世界を見てもそうで,ピカソって圧倒的に多作なんですよね。その中で何点かが評価されたことで他の作品まで評価されるようになった。

 

だからそもそも手数がどれだけ多いかというのは,運を左右する上で非常に重要だといえるわけです。(ブログとかユーチューブもそうでしょうね)

 

また,運がいい人はたくさんの人に会ったりすることでチャンスを広げているし,リラックスしていることでそもそも幸運に気づきやすいのだといいます。

 

例えば,自分の隣で大好きなアーティストがお茶を飲んでいたとしても,気づける人と気づけない人がいるわけですよね。

 

同様に道端に一億円が落ちていても気づける人と気づけない人がいるわけで。

 

幸運である人にはリラックスしていて周囲の変化や周りの幸運に気づける人が多いようです。

 

法則2 虫の知らせを聞き逃さない

そして2つ目がこれ。虫の知らせを聞き逃さない。

 

つまり,「運がいい人ほど自分の直観に従って行動している」というのです。

 

その例として本書では「感じのいいと思う人」を顔の印象から直観的に選んだ結果,それが大概正しかったことが書かれています。

 

人間は表情や,話し方から直観的に人を判断しており,それは長年培われてきた勘であるので,正しいことが多いようです。

 

(確かに考えてみるとめちゃくちゃ優しそうな顔した性格最悪の人ってあんまりいないですもんね。笑 顔と性格ってある程度同じだと思いますよ)

法則3 幸運を期待する

そして3つ目がこの「幸運を期待する」ことです。

 

運がいい人は常に自分には良いことが起こり,幸運は将来も続くと思っていると。

 

反対に不幸な人は自分にはまた不幸が来ると思っているそうです。

 

これを私なりに考えてみたのですが,例えば結婚詐欺師にあって「どうせ私は次に会う相手もダメだろう…」と考えている人に近づくのは,そういうすさんだ心につけこもうとする悪い人なんですよね。

 

それに,あんまりマイナス思考で暗い人っていうのはエネルギー奪われそうでそもそも話したくないですしね。そうやってまた情報が入ってくる機会を失ってしまうことにもつながります。

 

運がいい人にはいいことがループするし,運が悪いという人にもループする。

 

その考え方の違いが運の明暗を分けているようです。

法則4 不運を幸運に変える

そして最後がこの「不運を幸運に変える」ことです。

 

つまり,そもそも不運が起こっても不運だと思っていなかったというだけの話です。

 

もともと物事には必ずプラスの面がありますから,運がいい人はそのプラスの面に目を向けているとのことでした。

 

例えば私もここ最近まで骨折していまして。

 

骨折そのものは不運ですが,実際のところそのおかげで保険がおりて金額的には黒字でした。それに,他の人が色々と優しくしてくれて人の優しさに気づくことが出来たんですよ。

 

何よりあの恐ろしい妻が骨折中は非常に優しく,私はいい人と結婚したかもしれないとその時思うことが出来たのです。

 

これが骨折していなかったら私の中で妻は変わらず怖いままだったかもしれません。

 

最近は何を言われても「まぁ骨折の時迷惑かけたから仕方ないか…」と我慢出来るのです。(これを「怪我の功名」と言います)

 

つまり,ものごとは考えかた一つでいくらでもプラスに捉えられます。

 

運がいい人というのは,物事に対して「自分は運がいい」と捉えられる人のようです。

感想

本を読みながら一番考えさせられたのは「自分は運がいいのだろうか?」ということです。

 

私は結構ネガティブなところがあるし,人付き合いも面倒臭がるところがあるのでまだまだだなぁと思いました。

 

また私は宝くじなんて金の無駄だとしか思ってませんから,一切買いません。でも買わないものは当たらないですし,そもそも「絶対宝くじは当たらない」と思っているあたりが,法則3(幸運を期待する)に反しているのかもなと思いました。

 

運をよくするエクササイズとして本書の中では,

 

「ご無沙汰してますゲーム」…連絡してない人に連絡する

さいころゲーム」…体験してないことを書き出して,さいころで出たことをやる

「瞑想」…リラックスすることで幸運に気づける

 

なんかが挙げられていました。

 

昨日の記事でも雑談が大事と書きましたが,もっといろんな人と話したり新しいことに常にチャレンジしないといけないなと思った次第です。

 

そんないろんな人にとって自分の生き方を振り返ることが出来る一冊になっていると思います。

 

気になる方いましたら次の読書に是非どうぞ。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!