今回は最近見た映画についてレビューを書いてみたいと思います。
今回見たのはこの「最高の人生の見つけ方」という映画です。
あらすじとしては余命宣告をされた2人の老人がいます。
この2人の老人が同じ病室になって、死を間際に控えた時に本当にやりたかったことを叶えるために2人で病室を抜け出して旅に出かけます。
自分の最高の人生とは何かを考えながら、2人で1つずつやりたかったことを叶えていく…というお話になっています。
1人の老人はお金はすごく持っているけれども家族を犠牲にしてきたため,家族に恵まれていない。
もう1人は家族はいるのだけれども、人生にどこか虚しさを抱えている。
この2人の組み合わせがユーモラスで、偏屈で偏った老人像をジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが演じています。
私がこの映画がいいなと思った点は3つ。
一つは「死」を意識させられるということです。
我々はどうしても生きていると,いずれ死ぬのだという事実を忘れてしまうんですよね。
そして人間はいずれ死ぬのだということを意識すると,何気ない毎日が輝いてみえますから,死について考えることはとても大事なわけです。
この映画は主人公の2人が死に向かって行きますから、見ているこちらも生きる上で「やりたいことは出来たか」「家族を大切にしてきたか」「人生に後悔はないか」そんなことを感じさせられる内容になっています。
そして二つ目に考えさせられるのが「友人の大切さ」。
この二人は少し偏った人物像なわけなのですが,お互いが出会うことによって人生の終盤が本当に幸福なものになっていきます。
そんな大切な友達が自分にいるのか,お金や家族だけでなく友人の大切さにも気づかされる作品になっています。
そして三つめが伏線の回収です。
テーマそのものもいいのですが,さらに細かい伏線の回収もきっちりやっていく演出がにくい。
2人は死に向かっていくのですが,見終わった後にはなんだか希望が与えられる気がするような作品です。
そんな見るものに人生の意義を考えさせ,希望を与えてくれるようなお話になっていました。
全体的に死を間近に控えた時に人間はどんなことをしたいと思うのか。また自分の人生に本当に後悔は無いのか,を嫌でも考えさせられる作品になっています。
興味がありましたら次の映画に是非どうぞ。
皆様の参考になれば幸いです。
本日も読んでいただき,ありがとうございました!