この本読んで以来、投資としてのアートに興味があったんですよ。
アートを買っておいて、高くなったら売るっていう。
株とかと違って、インテリアとしても使えるから持っている期間も楽しいじゃないですか。
それに市場価値がなかったとしても、自分が好きならそれで良いし。
なので、良い作品があれば欲しいなっていうのはずっと私の頭の中にあって。
そして実際に身近にアートをこれまで購入してきた人がいたので話を聞いてみたんですよね。
その方はもう定年間近の人なんですけど。
初めてのアート購入は、
有名な作者の作品を
新卒の頃にうん十万円かけて、ローン組んで買った
みたいなんですよ。
(かなり思い切ってますよね)
その絵は雨の中で女性が立っているような、不思議な絵なんですけど、この絵を美術館で見た瞬間にその場から動けなくなってしまって、すぐに購入を決めたのだとか。
「これは私だ」
そう思ったそうなのです。
というのも、その人はその頃上司からひどいパワハラを受けていたみたいなんですね。
毎日ひどい言葉をかけられ、自分のやっていることを否定される毎日。
だからこの絵を見た時に自分と重ね合わせていたみたいなんですね。
購入して部屋に飾ってこの絵を見ると、
「この人が私の代わりに泣いてくれている」
と思えたそうで。だから頑張れたのだとか。
さらに、ローンを組むっていうのは一般的にマイナスかなと思うんですけど、
ローンを組んだことで逆に、
「絶対に辞めてなるものか」
「必ず払い切ってやる」
っていう気持ちになれたようです。
なので、
「この絵があったから、自分はここまで仕事を続けてこれた」
とまで言ってたんですね。
だから絶対売る気もないし、人生を添い遂げて欲しいと思っていると。
私はこの話を聞いて、「投資としてのアート」というよりも、「人生を豊かにするアート」ってのが確かにあるんじゃないかなって思いましたね。
一枚の絵がそこまで人を勇気づけるのかって。なんだか短編小説を読み上げて貰ってるような気持ちになりました。
なので、私はまだ出会ったことないんですけど、この話を聞いて本当に好きな絵なら買ってみるのもいいんじゃないかなって改めて思いました。人生を豊かにする意味でね。
かといって別に美術に詳しいわけでもないので、何やって良いかも分からないんですけど。
誰か詳しい方いたら教えてください。興味ありますので。
連絡お待ちしております。
本日も読んでいただき、ありがとうございました!