教職者K

教育について考えるブログ。

持ち家が羨ましくなった話。

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私は,賃貸派である。

 

家を買おうと思ったらそろそろ思い切らないといけない年齢だが,このまま行こうと思っている。

 

というのも,今後日本は人口減少する一方だろうから,空き家だらけになっていくだろう。

 

つまり,住居が供給過多になる。

 

なので今の石油ではないが,「お願いしますから住んでください」という状況にすらなるんじゃないかと考えているわけである。

 

そんな私なのだが,この自粛期間中は持ち家が非常に羨ましく感じた。

 

というのも,娘と散歩していて,改めてアパートを見てみたのだが,隣の一軒家と住んでいるアパートが全く同じサイズだったのである。

 

仮に隣の家の住人の名を佐藤さんとしよう。

 

佐藤さんは多分4人とかでその面積の家を使っている。

 

一方でこちらは4世帯でその面積を割り,おそらく15人ほどで使用している状況だ。

 

更に佐藤さんちはなかなか経済的に裕福な家らしく、我々が駐車場にしている部分の庭にすべて芝を貼り,四方をゴルフ場のように緑のネットで囲んでいる。

 

もちろん,ゴルフの練習も出来るし,キャッチボールも十分出来る。やっているところは見たことがないが,きっとバドミントンも出来るだろう。(バレーはキツいかな)

 

一方でこちらはどうか。

 

当たり前だが,バーベキューというこの季節のお楽しみが出来ない。やったとしてもホットプレートに落ち着くだろう。

 

ちなみに我が家の場合,妻はそれすらも煙が出るのを嫌がるので,フライパンで焼いた肉を持ってくるというシステムになっている。当然だが,その効率と反比例するように私のテンションは上がらないままである。

 

更に子どもと家の中でかくれんぼとなると,二箇所ぐらいしか隠れる所がない。

 

ここは一つテンションが上がることを…と思い,流行りのオンライン飲み会に興味をもったのだが,

 

そもそも飲み会をする友達がいない

 

ということに気づいて絶望している。

 

例え開催出来たとしても,子どもが寝た後に喋っていたらまず間違いなく狭い室内に響く。

 

酒を飲んで子どもを起こしてしまった場合,コロナに感染することよりも恐ろしい結末が予想されるのである。

 

なので,今回のコロナの騒動で色んな価値観が変わっていると思うのだが,持ち家もまたそんな魅力を取り戻しているのではないかと感じたのである。

 

だからそんなことが気兼ねなく出来る一軒家とはやはり魅力的だなと感じたのである。(まぁそれでも買う気はないが)

 

ちなみにちょうど家に一軒家についてのポスティングがあったので見てみると,

 

新築物件4100万円!

 

月々7万9千円!(ボーナス払い15万!)

 

ローン45年!

 

なんて書いてあり,

 

いや俺ローン返す頃には80だわ!

 

と思ってくしゃくしゃに丸めてすぐに捨てた。

 

金持ちとそうでないもの,その差もまたコロナが浮き彫りにしているのは間違いないようである。