今回はこの本について書いてみようかなと思います。
全然最近の本でも無いんですけど。高校生くらいの時に読んで,「本てこんなに面白いんだ」って感動した一冊なんですよね。
私が読書にハマるきっかけを作ってくれた作品です。
水野敬也さんはその後「夢を叶えるゾウ」なんかが大ヒットしましたが、その前に出されたこちらの本も面白いですよ。
あらすじ
2人の天使が主人公にイタズラをし続けます。
その悪戯というのがもう劣悪で。明らかに災難なんですが、それを主人公は明るく乗り切ってしまうんですね。
例えば、2人の天使はイタズラで主人公をハゲさせてしまいます。
私はまさに今天使からそんな悪戯をされているわけで。
もう,すぐにでも天使達を捕まえてチョークスリーパーかけて,ネット上に天使達の個人情報晒してやりたい気持ちでいっぱいなんですけどね。
でもこの主人公は、そこに
「こうなる前に〇〇〇ー〇〇〇〇ー〇〇〇」
なんてそのハゲた部分に書いて
広告にしてしまう
んですね。企業にスポンサーになってしまって一儲けするわけです。
このお話は、ひたすらにこういうことが繰り返される話なんです。
2人の天使が主人公を不幸にしてやろうって一生懸命悪戯するんですけど、少しも主人公は不幸にならない。
まとめ
この本のメッセージは一つ。
「神は人を幸福にも不幸にもしない。
ただ、出来事を起こすだけ」
このメッセージに高校生ぐらいの時にハッとした覚えがあります。
この時期特にそうじゃないですか。
色んな苦しい人がいると思いますが、どう捉えるかで幸福にも不幸にもなれるんじゃないかなって。
例えば車で事故ったとしても、
もしかしたら新車に買い替えるチャンスになるかもしれない。
内定が取り消されたとしても、
そもそもダメな会社だったかもしれないし、それによって新しい出会いのある企業に勤められるかもしれない。
(あの幻冬舎の箕輪さんだって就職するはずだった会社潰れてますからね。)
だから、なんでも捉え方一つなんだなと思います。
ということで世の中全体が暗くなりがちな時期だからこそ、こんな一冊を紹介してみました。
ちなみに文庫版はこちらなんですが、ラストが違います。
バッドラックは最後までバッドエンドですが、こちらの「雨の日も、晴れ男」はハッピーエンドになっております。
この時期の読書の参考になれば幸いです。小学生でも読める内容ですから、お子様にも是非。
ということで、本日も読んでいただきありがとうございました!