ちょっと前に買ってたこの本のレビューを書いてみようかと思います。
教員やってるとどうしても図で説明したい場面があるんですよね。でも、うまく書けない。そんな歯痒さがあったわけです。
かくいう私、美術が大の苦手でして。
中学の時に絵を先生に否定されてからというものの、もはや恐怖すらあるわけです。
ただ、学級通信書くにしてもブログ書くにしても、絵で表現できたら幅が広がりそうじゃないですか。そんな期待を込めて購入したわけです。
感想なんですが、非常に分かりやすい一冊です。
ペンの持ち方から始まって、基本的なデッサンの仕方を懇切丁寧に教えてくれます。
簡単に◯△□で表せないか考えてみるとか、
人物はまず骨格を書いてから肉付けするとか、
線で手触りを表現するとか。
試しに本にしたがってハチを書いて見ました。
顔は三角っぽく…胴体は丸で…ふさふさしていて…縞模様の特徴をおさえて…
どうでしょう。なんだかそれっぽいですね。少なからず何も考えないで書いたものとは雲泥の差がありそうです。
そしてこの考え方を応用すればなんでも描けてしまいそうです。
1点透視法や2点透視法など中学校の授業で習うようなものもあり、美術をやる人にとってはかなり初歩的な内容なのだと思いますが、そのことが私のようなど素人にはありがたいですね。
というか、そもそも絵で説明できるなら外国語さえ要らないじゃないですか。
英語よりも絵の勉強した方が良いんじゃないかな?と思ったぐらいです。
そして同時に思ったのですが、
大人になってから自由に描く絵は実はすごく楽しい作業
なんだなってことなんです。
なんか本読みながら落書きしてたんですけど、すごく楽しかったんですよ。
学校だと上手い下手とか、良い悪いがつけられたりして勝手に「面白くないもの」になっていましたが、自分が描きたいものを好きに書くって本来ものすごく楽しい作業なんだなって思いましたね。
ということで、この暇な時期、絵を描くという過ごし方もなかなか新しいのではないかと思っております。
これから絵でも書いてみようかなって方には、最初の一冊としておすすめです。
さて、次は何を書いてみようかしら。