この本が今超欲しいんですけど。
でもお金ないんでとりあえず要約動画見てたんですよ。(←買えよ)
もう私は山口周さんの大ファンでしてね。この本も超面白いだろうなと思いながらこの動画見てたんですけど。(←実際要約がすでに面白いのでいずれ買います)
この動画にあるんですけど,GDPっていうのは100年前のアメリカに生まれた,
いかにものをたくさん作れたか
っていう指標なわけですね。
そしてそのGDPは国の豊かさを表す水準として,世界中でものすごく大事な基準になっていて。
日本なんかは「中国に抜かれてしまった!」「日本はこの先どんどんGDPが…」なんていわれて一喜一憂しているわけです。
しかし,この動画の中では
すでに物が溢れている現代社会において,いかにものをたくさん生み出せたかというGDPを指標にするのはもうあまり意味がないのではないか
といっているわけです。
私これにもう膝めちゃくちゃ打ちましたよ。(打ちすぎて今膝がパンパンに腫れてます)
というのも,私自身,GDPが幸せの基準みたいに思っていましたし,日本のGDPが上がるような学校教育ってどんなものなんだろう?って考えていたからなんですね。
それを根本から「いやそもそも,GDPとかもう意味ないから」と言われたあたりにもう大きな衝撃を受けたわけです。
確かに世の中にモノが溢れてますよね。もう餓死とかほぼありえないじゃないですか。
(私10年前にスリランカっていう途上国の超田舎に住んでましたけど,そこでさえも生活に困らないだけのモノは十分にありましたからね。水道も電気もあるし,お金なければ寺に行けばなんかしら食べさせてもらえるし。少なからず生活する分には何も困りませんでした)
そこから思ったんですけど,我々はそもそも拠り所にする基準を間違えてたりするし,時代に合わせて変えていく必要があるなって。
これが教育の世界でも言えると思ったんですよ。
今回言いたいのは特に学生スポーツなんですけど。
学生スポーツって結局チームの価値が「勝ち負け」で決まるんですよ。
「大会での成績」がチームの価値基準なんです。これがもう今の時代おかしくないかなって。
というのも,これだけコロナだ自粛だとか色々言われている中で,強豪校は黙ってバンバン県またいで遠征してますからね。(高校の話です。)
まぁもちろん子ども達はスポーツやるために入学してきてますから気持ちも分かるんですけど,それって基準が「勝ち負け」にしかないからそうなると思うんですよ。
そんなに勝つことに価値ってあるんですかね。
少なからずこれだけコロナを何とかしなくちゃいけない時期に,こっそり遠征して強化して勝つチームに価値とか無いと私は思うんですよね。
プロとかならまだわかるんですけど。
でもそうでもない学生スポーツがそこまでやるのは異常ですし,これも「勝ち負け」だけがチームの価値を決定する基準になっていることが問題の原因だと思うんです。
だから,もっと
・もともともっている選手の個の能力をいかに伸ばせたか。
・チームが学生スポーツの発展にいかに寄与したか。
・生徒の自主性がどれぐらい高いか。
・指導者の指導方針がユニークか,時代にあっているか。
・短い練習時間で,高い生産性のある練習になっているか。
・卒業生がどんな成果を残しているか。またバーンアウトせずに競技を続けているか。
みたいな観点がチームが評価されるべきなんじゃないかなって思うんですよ。
だから私はですね,野球の「春の選抜」みたいに,そういう観点で価値あるチームを選出する大会がどの競技にもあっていいんじゃないかなって思うんですよ。
強い弱いじゃなくて,学生スポーツとして新しい可能性を創造しているかどうかを基準にしてモデル校を選ぶ。
そしてそこに選ばれることが学生や教員たちにとって「勝ち負け」によって選出される大会よりもはるかに名誉になるような大会が生まれたらいいんじゃないかなって。
なんにせよ,勝ち負けっていう基準を変えないと新しい学生スポーツは生まれないだろうなと思っております。
とりあえず動画を見て思ったことを書いておきます。
また実際に本読んで思いついたら書きますね。笑
読んでいただき,ありがとうございました!