どう大仏です。
大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) on Twitter
はやいもので,今年ももう終わろうとしております。ちょっと今回は忘年会に行く前にこれは心掛けておくべきと私が思っていることを書いてみようと思います。
私の失敗
私,忘年会で「その年にあった時事ネタを職場の時事ネタと絡めながら説明する」というのをやったことがありまして。
これが大爆笑だったわけなんですね。
なんでしょう,例えば
「今年はシンゴジラが話題で,破壊される日本の姿と,緊張感溢れるシーンの数々が大きく話題になりました。一方で本校でもたくさんの窓ガラスが割られ,緊張感が走りましたね」
みたいな。
爆笑問題の太田光さんがやってるのをイメージしながら作って。ちょっとブラックなユーモアも入れながらやったわけです。
1校目で大爆笑だったので,その成功に気をよくした私は転勤した二校目でも幹事だったのでこれにトライしたんですが…
まぁ…
大すべり
したんです。丁寧に言うと「おすべりになられた」わけですよ。
まぁピクリとも笑いが起きず…。
私はあまりの滑り感にもう,いても立ってもいられず…どんどん早口になり…,
そのまま終了…。
あまりにウケないそのショックさから後半は宴会場の隅で矢吹丈のように項垂れていた,という経験があるわけです。
ハマちゃん理論
私はこの一件から学ぶことがとても多かったように思うのです。というのも,私が作ったもののクオリティは1回目も2回目も変わりません。
しかし,一方の場では受け,一方では全く受けない。その差とはなんなのでしょうか。
かなり前に読んだこの本に答えが書いてある気がするのでご紹介しましょう。
(この本を読んでいるあたり,私がいかにモテないかご理解いただけるでしょう)
この本の中では「場の空気」とは「その場の一番偉い人の感情で決まる」と書いているわけです。
つまり,会社なら社長。学校なら校長です。
そして,この人たちの機嫌をうまく取れる人が「空気の読める人」であると作者の水野敬也氏は書いているわけですね。
そしてその例として「釣りバカ日誌」のハマちゃんが書かれているわけです。ハマちゃんは平社員なわけですが,釣りを通じて社長のスーさんの機嫌をとることに成功し,社内で空気が読めるやつとしてのポジションを確立しています。
つまり,振り返ってみると,私は忘年会の出し物において偉い人を喜ばせることが出来なかったのが1番の失敗の理由ではないかと思うのです。
私のいる職場の場合,校長よりも実際に発言力のあるお局的な教員が何人かいるのです。
こういう層の人達が,私のブラックユーモアに対して,
「あれちょっと失礼じゃない?」
「そんなこと言っちゃっていいの?」
的な空気を出し始めたことによって場の空気が一気に冷ややかになった。
その辺をよくわからないままやってしまったことが私の敗因です。
つまり,その場で一番偉い人を楽しませられるものなのか,というのが忘年会で何かやる際にはまず考えるべきことであると言えるのです。
転校生理論
そしてもう一つ私が良くなかったと思うのが,これ。
私は2回目の失敗を,「赴任した年」にやってしまったんですね。つまり,みんな私のキャラクターを理解していなかった。
そういう中でふざけたことを言ってもみんなまだ緊張感がありますから,ウケないわけです。
これ全く同じ経験があって。
私途上国に住んでた時に,最初出来るだけ日本人と関わりたくないなと思って生活してたんですよ。(←とがってますねぇ)
そんな私が何故か日本人での飲み会の幹事をやらされることになってしまいまして。
挨拶の場でちょっと私らしい一言をと思って,
「この飲み会の幹事をやるためにこの国に来たと思ってます」
って言ったんですよ。
これも当然ながら,
全くウケなかったんですね。
誰一人として,くすりとも来てないのでびっくりしました。みんな途上国暮らしが長すぎて日本語忘れたのかと思いましたもん。
でもこれも考えてみれば当然ですよね。日頃全然見たこともなくて山奥に引きこもってる奴がいきなり出てきてそんなこと言ってもウケないわけですよ。
つまり,
ウケるかどうかには関係性が大事である
ってことなんですよ。
古坂大魔王さんもなんかで書いてましたけど,転校生が初日からふざけても前の学校とは空気が違うからウケないんですよ。(転校生理論)
なので,自分のキャラクターを周りが理解しはじめるまでは笑いというのはついてこないんじゃないかなと思うわけです。(ブログもしかり)
ということで,今回は私が忘年会に行く上で重要であると考えていることを書いてみました。
これから飲み会が増えますがなんとかすべらずに乗り切りたいものです。
皆様の参考になれば幸いです。
本日も読んでくださりありがとうございました!