どうも大仏です。
大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) on Twitter
先日キングコングの西野亮廣さんの講演会に行ってきましたので、今回はそのレポートを書こうと思います。
会場はこんな感じ。約600人が入る講演会でしたが、チケットは完売の模様。
次々に埋まる席。
私は開始一時間前から並んでたわけなんですが、自由席でも正面はすぐに埋まってしまいました。
SNSへの投稿OKとのことなので、ガンガン書きます。
西野亮廣とは?
そもそも芸人さんとしても有名ですが、絵本作家としても活動してらっしゃいます。本来1万部売れればヒットと言われる絵本業界で、こちらの絵本はなんと40万部のヒット。
そのビジネス手腕が、ビジネス界にも大きな影響を与えているわけですね。
私も上記2冊読んで、オンラインサロンも入ってました。
(最近は,本とかメルマガとか読み過ぎて情報処理が追いつかなくなったため退会したんですけどね)
そんな人の講演会に行って来たわけです。
時間通りに登場。前置き一切なくノンストップで喋っていきます。
しかし、佇まいがカッコいい。三十代後半でこのシュッとした感じ。さすが芸能人ですね。
約2時間の公演でしたが、その中で私が勉強になった点を書いてみます。
レストラン型とBBQ型
これ西野さん本や他の動画でもよくおっしゃってるんですけど、今もうサービスのクオリティでは差がつかないから,「お客さんが参加できる余白があるかどうか」が大事だと言っているわけです。
つまりうまい料理を出すレストレンもいいけど,みんなでワイワイやるBBQもいいよねっていう話です。
今のお客さんはみんな発信したがっているから,発信できるような余白がうまくデザインされていることが大事だと。講演会のSNS投稿OKというのもまさにそういう狙いでしょう。私みたいなもんが喜んで記事にしますからね。
またこの話から私が思い出したがTwitter上の「坊主」さんです。
この人は「〇〇選手権開催します」といってフォロワーにお題を投げかけて,面白い回答を募集してフォロワー伸ばしているんですね。
こういう手法も一種のBBQ型だなと思いました。
別に提供するものの質が高くなくてもいいってことなんでしょうね。周りを巻き込むコミュニケーション力が大事な時代なわけです。
意味をずらす
また西野さんは「意味をずらす」ということを大事にしてヒットを出したみたいなんですね。
「煙突街のプペル」は絵本を原画展の出口において、お土産、またはギフトとすることで売り上げを伸ばしたようです。
そして他にも、
ビックリマンチョコ→シール
AKBのCD→握手券
90年代後半のCD→90年代前半よりサイズが大きくなったことでインテリアの要素が出て爆売れ。
といったように意味をずらした事によって成功した例を挙げていらっしゃいました。
つまり、このブログもブログとして届けない方法を考えないと、これ以上伸びないってことなんですよね。
んじゃどういう形にしたら良いのかっていうのはちょっと今のところ私には思いつかないので、何かいいアイディア思いついたよという方いらっしゃいましたら,ご連絡お待ちしております。(←まさにBBQ型)
ということで、良いもの作ってもどう届けるかまで考えないと意味ないっていう点は本当にそうだなと思わされましたね。
お金持ちより信用持ち
ホリエモンさんとかも散々本に書いていますが,お金持ちより信用持ちが大事な時代だという話をしていました。
というのももうインターネットの登場で,サービスの質にはもう差がつかないですから,「誰が働いているのか」「あの人のお店だったら行こう」っていう信用で差がつくわけです。
だからCMとかは自分が良いと思っていない商品でも「うまい」「いいね」と嘘を言わないといけなくて,それが信用落とすことになるから西野さんは出ないようにしているようです。
驚いたのがこの辺りについて中国のトップインフルエンサーほど大事にしていて,「中国人のインフルエンサーほど日本人よりよっぽど嘘つかない」という現状があるようなのです。
MBさんとかもその辺すごく大事にして,ユニクロから一切お金もらわないし,ダメなものはダメって書きますからね。その辺が信用につながっているんでしょう。
会場にはその信用で生きている人間としてホームレス小谷さんが登場。ホームレスなのに痛風。
それは小谷さんを信用してクラウドファンティングを通じて応援したいという人がいっぱいいるからなんだそうな。
教員と信用
私が思ったのは,教員の場合これってどうなんだろうっていうことなんですよ。
というのも,信用をどこかのタイミングでお金に変えようと思ってもそれがご法度の仕事じゃないですか。
Twitter上ではフォロワー増やして講演会とかをバンバン打ち出してお金を取ったりしている先生達がいるわけなんですが,逆に信用失ってないかなと。
(実態は参加したことないんで不明ですけどね)
まぁ少なからず教員てこの信用がめちゃくちゃ大事な仕事だと思っていますし,このお金持ちより信用持ちというのは事実だろうなと私も思っております。でも,信用をお金に変えることで信用を失う仕事でもあるんですよね。
信用できる教員とは。
じゃあ信用できる教員て何かっていう教員採用試験みたいな話なんですけど。
ちなみに私が思う信用できる教員の一つの条件が,「ずっと勉強している人」です。
だって子どもに「勉強しろ」「勉強って大事」という人が勉強してなかったらそれこそ「嘘」ついてることになるじゃないですか。
信用の社会でその嘘は絶対にダメですし,子どもはその辺すぐに見抜くと思うんですよね。
少なからずこれまで見て来た尊敬できる先生はみんないくつになっても勉強し続けてる人たちでした。
講演会の感想
ということで,行って来たわけなんですが,正直なところほとんど知ってる話でした。
(↑よっ正直もの!信用爆上がり!)
というのも本も読んでますし,オンラインサロンも入っていたので大体流れは分かってるんですよね。
むしろオンラインサロンの方が情報としては公になっていないものが多いと思います。その辺かなり使い分けている印象でしたね。
まぁでも約2時間まったく何も見ずに,淀みなく喋り続けるあの姿はまさにプロだなと。
時折観客を笑わせながら自分の論を展開していく姿にはプロの芸を感じさせられました。なので生で見れたっていうのが1番の収穫かもしれません。
ということで,全国回っているようなので,興味のある方いらっしゃいましたら是非どうぞ。
本日も読んでいただき,ありがとうございました!