さて長々と書いてきた話もこれでラストである。
私はこれまでの結論として、教師は続けながらも
常に転職市場は見ておくべき
だと考えている。その理由について説明したい。
いつ何が起きるかわからない
これまで何度も書いてきたが,教師という仕事はハードであり、対人関係は難しい。
今うまくいっているからと言って常にそうとは限らない。これから先どこかで自分の力ではどうしようもできないような生徒,保護者,同僚に出会うことだってあるのである。
私もこれから先「いつ自分がそういう立場になるかもわからない」という恐怖は常に感じている。(元気だった先生が学級崩壊を機に鬱気味に…なんて話も聞くのである)
なので,そういう意味でもどんな職種があるのかアンテナをはっておくのは大切だと思うのである。
慣れてくると仕事を舐めてかかるから
教員7年目になる私だが,少しずつ仕事を舐めてるんじゃないかと自分でも感じることがあるのである。
体育祭や合唱コンクールなど、以前は「絶対自分のクラスを勝たせたい」と鼻息荒くやっていた。
今でももちろん勝たせてやりたいとは思っているのだが,昔ほどそこに熱くなっているわけではなく,「事故なく終われれば御の字」ぐらいのテンションになってきている。
また以前は死ぬほど教材研究していたが,最近では
「時間ないし、早く帰りたいし、去年のでいくか」
となる時もある。やはり慣れてくると新鮮味が失われてくるところがあり、努力しなくなってしまうことがあると思うのだ。
すぐ辞められる方が良い仕事ができる
以前も書いたが、「自分にはこの仕事しかない」という人は思い切ったことができない。
新しいことを始めようと思ったら必ずリスクが伴うからである。
なのでいい仕事をしようと思ったら,「いつでもやめられる」ぐらいの人の方がチャレンジングなことが出来るのである。
そんなふうに
やめられるけど、やめないやつ
が実は最強なんじゃないかと思っている。
百万分の一の存在になる
教育実践家の藤原和博氏は,大体10年ひとつのことをやると百人に一人の存在になれて,それを二つもつと10000分の一、さらにもう一つ掛け合わせると100万分の一の存在になれると言っているのである。
つまり私だったらバレーという競技に20年ほど携わり,さらに教師という仕事がもう少しで10年になる。
なのでここにもうひとつ何か遠いものを組み合わせることで唯一無二の存在になれるのではないかと思っているのである。
教師の転職が話題だが,教育の営みというのはどの会社でも絶対に行われているものであり,そこで教師の強みを生かすことができれば,私は100万分の1の存在になることもできるのではないかと思っているのである。
ということで私はこのように考えているわけである。
とりあえずは教師を頑張るが他の職種で面白そうでかつ自分の力を生かせそうな分野があればやってみたい気持ちがすごくある。
あと数年で教職も10年…
私を生かせそうな企業さんいらっしゃいましたら,お話をお待ちしております。笑