教職者K

教育について考えるブログ。

教師はやめておくべき職業なのか?⑨

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転職を検討してみた私なのだが,

 

結局のところこれまで述べてきたような理由で、

 

「転職市場を見ながらも教師を続けるのがベスト」

 

という結論に至っているわけである。

 

その最後の理由について今回は書いてみたいーーーーーーーーーーーーーーーーー。

 

何故これほどブラックな職場にあえて残るのか、その最後の理由。

 

それが

 

 

(自分には)他の仕事に物語がないから

 

 

である。

 

ちょっと説明しよう。

 

 

私は基本的に朝7時前に学校にいるようにしている。

 

はっきり言って完全に働き方改革無視であり、あまりよろしくないことだと思う。

 

 

誰も頼んでないこんなことを、勝手にこの7年やっているわけである。

 

 

(ごめん、見栄を張った。正直にいうと、過去二回ほど寝坊したことはある。)

 

何故こんなことをやっているのかといえば、それは私が先生に朝勉強を手伝ってもらったという思い出があるからであり、

 

その経験が自分が教師を志した理由にもなっているからだ。

 

部活にしてもそうである。

 

子どもが産まれてからというものの,前ほどできなくはなったが、それでも部活がなかったら今の自分はないのであり、そのことには感謝してもしきれない。

 

ちなみに小学生までの私はクラス一のガリ勉であり、

 

クラスで一番初めに眼鏡とコンタクトレンズを導入したという、ちびまる子ちゃんで言うところのマルオ君みたいなやつだったのである。

 

(ちなみに初めてついたあだ名が「めがねっけ」である。←ひどい)

 

もちろんそんな私なので、

 

「部活なんてやりたくもないでしょう!」

「中学校に入ったらズバリ一番ゆるそうな囲碁将棋部に入るでしょう!」

 

と文化系街道まっしぐらに進もうと考えていたわけなのだが何を間違ったかバレー部を選んでしまったことにより、人生が大きく変わった。

 

自信がなかった私が部活を通じて自信をもらえたのだ。(顧問の先生がめちゃくちゃすごい人だったのである。)

 

 

 

ちびまる子ちゃんで言うと,花輪君にはなれなかったが、丸尾君からハマジみたいには変わったのではないかと思っている。(←それでいいのか)

 

なので、部活は本当に労働として見たときには問題はめちゃくちゃ多いのだが、引き受けている以上、

 

自分にできる範囲で何かしてあげたい

 

という思いが私にはあるのである。

 

これは私が教師という仕事に対して物語を持っているからであり、

 

このような物語の末についた仕事であるからこそ私を応援してくれる人がいるし、いざと言う時も踏ん張りがきいている。

 

 

今のところ私にはこれ以上の物語がなく、モチベーションを持てる仕事が他に見つからないのである。

 

これが例えば教師を続ける中でそれ以上の物語が出てきたら、その時は遠慮無く転職したいと思う。

 

ちなみに震災を機に我が子を亡くし、教師をやめて,語り部や講演活動をされている方もいるのである。

 

https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/dango24

 

(この先生は物凄い指導力があったことで有名。良記事なので読んでみてください。)

 

私には他の仕事にこれほどの物語はないので、今は自分にとって一番物語のあるところにいようかなと思っている次第である。

 

みなさんは今の自分の仕事,そしてこれから目指す仕事にどんな物語があるだろうか。

 

私にはそこが実はとても大事な気がしてならないのである。

 

本日も読んでくださりありがとうございました!