須磨東小学校での教員同士のいじめが話題である。
「いじめを絶対に許さない」
ということを子ども達に伝える立場にある人間がいじめをしていたという事実。
改めて映像見て胸糞悪いなと。
— 大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) 2019年10月7日
教壇に立つ資格なし。厳正な処分を。
この状況を笑ってしまう人間が子ども達と触れ合っちゃいけない。絶対に。 https://t.co/QMNAyPkRLT
私もこう書いたが、教師の信用を損なっているという点でもこの人達の罪はとても大きいと思う。
そしてこのようなことを書くと、
「教員同士の人間関係ってやばそう」
という印象をもたれる方もいるのではないだろうか。
以前も書いたが、転職や休職を考える多くの方が長時間労働よりも、このような人間関係を気にしてのことだと思う。
なので、今回は教師の人間関係について私が思う事を書いてみたいと思うーーーーー。
確かに教員というのは、自分の意の通りに人が動く事をよしとする人が多い(というかそれが仕事でもある)ので、クセが強かったり、思い通りにならない人間に対してキツく当たったりする人もいることにはいる。
しかし、
人間関係の悩みからはどこに行っても逃れられないのではないか
と私は思うのである。
アドラーは
「すべての悩みは人間関係の悩み」
と言っているが、本当にそうで人間関係に悩まない仕事などないのである。
あるとしたら、
仙人のような暮らしをする
もしくは
人間関係を気にしない人に自分がなるしかない
(嫌われる勇気を持つしかない)
のである。
教員間のパワハラが話題だが、大卒後フリーターとして飲食とアパレルという極めて離職率の高い現場にしばらくいた私からすると、
教師の倫理観はむしろとても高い
と感じている。
初めて講師として勤めた学校ではたくさんの先生が慣れない私のことを気にしてくださり、
「こうやるんだよ」
「ここもう少しこうしてみようか」
「あの発問とても良かった!」
と優しく教えてくださったのである。
まだ何も分かっていなかった私はそのことに感動してしまい、
「教師ってマジ人格者多いんすね!」
とかなり興奮気味に勤めた当初言った覚えがある。
それくらいフリーターとして色んな猛者と出会ってきた私には先生方の優しい対応が衝撃的だったのである。
その時同僚からは
「いやいやいや。そんなはずないから」
「君は何も分かってない」
なんて言われたもので。
長く勤めていると確かにそういう面も見えてきたのだが、それでも外部から来た私にとって教師達の倫理観の高さや仕事への情熱には驚かされるものがあった。
むしろ先生達は長く学校にいるとそういう当たり前の水準の高さに気付けなくなってしまうのかもそれない。
須磨東が話題だが、ニュースにならない優しい先生の方が圧倒的に多いわけである。
ということで、
どこに行こうが人間関係には悩むものであり、
どうせ悩むなら自分の好きな仕事をしていたい
というのが私のかんがえなのだが、どうだろうか。
皆さんの選択の一助となれば幸いです。
本日も読んでくださりありがとうございました!