https://news.yahoo.co.jp/articles/01f53fea1652670a800d78b018fb9fb2f68f369e
ジャンポケの齋藤さんの記事すごいですね…。
いじめというかもはや犯罪です。
悲しいことに学校内ではごくたまにこういうことが起こってしまうんですけど。
その起こってしまう要因の一つとして
教員がいじめ対応や生徒指導の専門的知見をもっていない
っていうのが挙げられると思います。
生徒指導っていうのが「先輩たちもこうやっていた」っていう姿を見てなんとなく伝わえられているものがほとんどで,あんまりノウハウとして体系だっていない。
もちろん管理職もその状態のまま管理職になるわけで。
ここにいじめが重大な問題に発展してしまう一つの要因があると言えます。
これまでもちょこちょこ書いてきましたが,
じゃあどういう手順にすればいいのか
っていうのを,生徒指導のプロであるボスが言うことを元に順を追って書いてみたいと思います。
ちなみに私は今週かなりやばめな案件を抱えていたのですが,このボスからの指示のおかげで事なきを得ることが出来ました。
ボスが示してくれたルートが無かったら私自身も相当やばいことになっていたかもしれない案件でした。
なので,私は身をもってこの生徒指導の手順の確かさを確信しております。
皆さんにもご紹介して,参考にしていただけたらと思います。
①いじめの認知
まずいじめの認知ですね。ポイントは2つ。
・重要かどうかは自分で判断しない。
・些末なことも全て管理職まであげておく。
これ結構大事で,案外みんな「それぐらいの事で何言ってんだよ…」って事で子ども達は相談してくるわけなんですね。
「バカって言われました」
そんなんもあるわけです。
そう聞くとこっちも,めちゃくちゃ忙しいわけですから「それぐらい気にすんな!」って言いたくなってしまうわけですがこれが良くない。
その子がもしそれで家に帰ってから死を選んだらアウト
だからです。
いじめかどうかっていうのは,やってる側の気持ちは関係なく,相手側の困り感で決まりますからね。
だから教員が子ども達がSOSを出して来てるのに助けを出さないのは大問題です。
「それはいじめじゃない」っていう考えもあるわけですが,いじめてる側もそういう風に思ってるからいじめって起こるんですよ。誰もいじめてると思ってないからエスカレートしていって取り返しつかなくなるのがいじめの怖いところなんですね。
教員がいじめに加担していたっていうケースもあるわけなんですが,別に悪意とかじゃなくてみんな(クラス)が盛り上がると思ってやってる(善意)とかっていうケースなんですよ。
だから個人でいじめかどうか,重要か些末かを判断するってめっちゃ危険
なんですよね。
それに昔に比べると子ども達はずっと人間関係に打たれ弱くなりましたし,そもそも関係性の構築が上手くありません。
だからこそ,管理職までしっかりと情報はあげて,みんなで判断することが必要なのだと思います。
(続きまーす)