ジェームズ・ヘックマンて人の研究によると,人の成功(収入が多いことと定義)とIQっていうのはほとんど影響しないみたいなんですよね。
それよりも人柄(コツコツ努力できるか,真面目に取り組むか)みたいなことの方がよっぽど,将来的な収入や成功を左右するみたいなんです。
まぁ要は才能よりも人柄,努力が出来るかどうかの方が大事みたいなんですね。
(確かに頭いいだけの人ってどっかで別の問題で失敗してるイメージありますよね)
なので,私は自分が見ている子ども達にもコツコツと真面目に頑張れる人になってほしいなって思ってるんですけど。でもやっぱり勉強とかサボりたくなっちゃうのが人間じゃないですか。
そこで今子ども達に紹介して取り組んでいるのが「塗り絵学習法」です。
(詳しくはこちら参照)
https://studyhacker.net/coloring-study
要は努力を見える化,数値化していく勉強法です。
なんで人がゲームにハマるかっていうと,その一つの要因がレベルが目に見えるからなんですよね。そうやって可視化されると分かりやすくて頑張れるじゃないですか。
人がSNSにはまってしまうのも,フォロワーとか,投稿回数が表示されるからだと思うんです。
この学習法では15分を一マスとして,勉強したら方眼紙に日付を書いて一マス塗っていきます。ただそれだけの学習法。(教科ごとに色を分けておきます。)
つまり,たくさん勉強した子はたくさん色が塗れて早く方眼紙が埋まるわけです。そうやって自分がどれだけ学習したかについて「努力の可視化」が出来るようにしているわけですね。
なので,最近はこちらでマス目を作ったプリントを用意して,自主学習のノートに貼ってもらっています。
子ども達は家で学習した分だけ色を塗って提出。生徒の中には自分の中で「レベル」を書き込んで,自分が何レベルになったかを設定して楽しんでいる子もいます。
まだ始めたばかりなので今後どうなっていくかは分からないんですが,張り切ってやっている子が多い印象です。少なからずこちらとしては子ども達の努力を認めてあげたりするいい機会になるんじゃないかと。
(ちなみによく学習している子についてはみんなが見えるように用紙を掲示をしようかとも思ったんですが,それだと,「こんなに勉強してるのにこれしか点数取れないのか!」みたいなこと言い出すやつがいるかもしれないと思って躊躇しています)
可視化することによってモチベーションが上がるので,これは子供だけじゃなく大人でも何かを勉強したり,読書時間でカウントしていくのにも使えるかもしれません。
なので最近やっていることの紹介でした。
また何か発見あったら書きますね。
皆様の参考になれば幸いです。
本日も読んでいただき,ありがとうございました!