@卒業式
— 内田良/部活動・教職を持続可能に! (@RyoUchida_RIRIS) March 30, 2019
・ある担任がクラスの記念DVDを作成・プレゼントする
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・子どもも保護者も感激。教師も嬉しい(涙)
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・他のクラスの担任「私もやってみよう!」
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・プレゼントしない担任は「子どものこと思っていない」かに見える【ここ重要】
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・DVD作成が当たり前になる
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「忙しい」
ちょっとここ最近の流れからはずれるんですが。こんなツイートが上がっていまして。
ちょっとね、
今年の卒業式でクラスのDVD作っちゃった身としては黙っていられないなって。笑
私の私見を書かせていただきます。
この内田良先生が書いていらっしゃることは本当にその通りです。
私が今年持っていた学年は3クラスだったのですが、
私がDVDつくると言い出す。
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もう1人の先生もつくると言い出す。
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残りのもう1人の先生はパソコンが得意ではないので作れない。
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クラスで差ができてしまう。
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急遽副担の先生にそのクラスの分を作ってもらうことをお願いすることになる。
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副担の先生が夜中の2時までかかって仕上げる。
という流れになってしまいました。
なのでこの内田先生のツイート見て改めて思いましたよね。
「あれ?もしかして俺が悪かった??」
「俺が言い出さなきゃ済んだ話?」
と。
話はこれだけではなくて、教員の今の忙しさというのは基本的にはこの
①何か新しいこと、技術革新的なことを1人の先生が始める。
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②それをやらない他の先生が悪く見えてしまう。
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③本当はやりたくないけどやる。嫌々だから面白くないし、忙しく感じる。
という流れで生まれていると思うのです。
他にもちょっと具体的な例を挙げましょう。
ある先生はゴールデンウィークや長期休業があるたびに生徒を部活で県外遠征に連れて行きました。
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そのかいもあって子供達はメキメキと実力を伸ばし、県のトップクラスになります。
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しかし、その後を引きついた先生は競技の素人で県外につてもないのでどこにも連れていけなくなってしまいました。
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「前の先生はいっぱい練習試合組んでくれたのになんで新しい先生はやってくれないのか」と保護者からのクレームが入る。
という流れですね。
行事にせよ部活動にせよ、一度始まった流れというのは子供達も期待しますから、これを止めるのは難しいわけです。
私は正直、部活にしても授業にしても先に仕掛ける方でこれまで来たので、「やってくれない」系のクレームを受けたことはありません。
県外もバンバン連れて行ったし、新しいこともどんどんやってきました。
でも、
「そのせいで他の教員がやりづらくなった」
と言われるととても辛いものがありますね。自分は善意でこれまでやってきたつもりですから。
それに、なにか新しいことをやるたびに「そんなことされたら来年引き継ぐ人間が困る」なんて言われたら教育の世界はこれ以上発展しないでしょう。
なので私が思うに、そもそも他のクラスと比べるような現行のシステムが間違っているのではないかと思うのです。
例えば固定担任制ではなく、変動担任制にする。最後の学活もクラスではなく学年でやることになったら他のクラスと自分のクラスを比べて卑下することもなくなってくるはずです。
そういうシステム面の大幅な変換が無い限り、今の教員の忙しさは変わりません。教員の意識の問題だけでは絶対に解決できない問題では無いかと思うのです。
新しいことや革新的なことをやりたい教員も、じっくり取り組むタイプの教員も、全ての人がポジティブに取り組めるような新しい仕組みを考えていきたいですね。