教職者K

教育について考えるブログ。

【レビュー】我が友、スミス

 

最近読んだこちらの本の紹介です。

芥川賞の候補にノミネートされた作品ですね。

 

私の読んでるブログの一つに「パレオな男」ってのがあるんですけど、そこで紹介されていたので読んでみました。

 

パレオな男

 

というのもこちらは、テーマが「筋トレ」なんですよね。

 

スミスっていうのもスマスマシンのことな訳です。

 

(レールがついてるタイプのパワーラックみたいなやつです。手首捻るとレールにハマるので安全に重量にチャレンジする事ができる大型のトレーニング機器です)

 

私も筋トレを趣味の一つとしているので、面白そうだと思って読んでみた次第です。

 

この作品はジムにハマり、フィジーカーとして大会に初挑戦する女性を描いています。

 

女性は「なぜ鍛えるのか」が男性以上に疑問視され、さらに大会に勝つには単にムキムキであるだけでなく、より「女性らしさ」を求められます。

 

この作品はそんなトレーニングを通してジェンダーについても考えられる一冊になっているわけですね。

 

鍛えるという事、それでいて求められる女性らしさとは何か。

 

これは相反する物のように感じる訳ですが、その中で苦しみながら自らの体を愚直に鍛える女性の姿というのは、なかなか理解し難くもあり、分かるようでもあり、その辺に文学を感じる作品です。

 

私自身スミスマシン好きでしてね。補助いらないので私みたいな友達いない人間にとっては非常にありがたい存在で、主人公に共感してしまいましたね。

 

そして、「トレーニングで無になる」みたいな記述がありましてね。確かに筋トレしてるともの考えられないくらいしんどいですから、私自身そういうのを求めているのかもしれません。

 

 

そんなトレーニングしてる人なら誰もが共感できる内容が詰め込まれた一冊になっています。

 

「筋肉は年功序列」みたいな名言もありましてね。やっぱり続けてる人ほど年輪みたいに良い体になっていくんですよ。

 

私も最近引っ越してしまったことでなかなかジムに行けていないんですけど。また近々トレーニング再開したいなと本を読んでから沸々と思っております。

 

なので、フィジークの世界を擬似的に体感したり、トレーニングのモチベーションもらう上でも有意義な一冊になっております。

 

興味のある方是非どうぞ。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!

歴史の並べ替え問題の解き方。

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受験のシーズンなんですけど。

 

子供達見てるとですね、歴史において子供達がことごとく外すタイプの問題がありましてね。

 

それが「並べ替え問題」なんですね。あの古い順に並べ替えなさいってやつです。これみんなことごとく外しちゃうんですよ。

 

なんでそんなに取れないのか私なりに考えてみたんですけど、

 

やった事ないし、考えたことも無いから

 

ってところに1秒で行きつきましたね。

 

ほら、授業で「これを順番に並べろ」なんて見たことないじゃ無いですか。みんな「聖徳太子はどんな国にしたかったのか?」とかですよね。

 

 

それがいきなりテストになると「順番に並べろ」とくる訳です。卑怯ですよね。

 

これタイムショックていう「今何問目?」みたいな感じな訳ですよ。最初から構えてないと絶対に解けない。

 

だから、これを解くには、その解き方を教える必要があるわけで。こちらがそれを提示できない以上、子供達が解けるはずないんですよね。

 

私なりにこう教えたらいいんじゃないかっていうのがありますので、佐賀県の去年の入試問題を例に説明したいと思います。

 

ア 紫式部源氏物語を書いた。

イ 菅原道真遣唐使の停止を申し出た。

ウ 最澄天台宗を開くなど、新しい宗教が生まれた。

 

こういう問題が出されてたんですけど。

 

こういう時よくあるのが、年号を暗記するっていうやり方ですね。

 

しかし、このやり方には限界があるんですね。例えば遣唐使の停止は「白紙(894)に戻す遣唐使」で覚えた人も多いでしょう。

 

しかし、源氏物語についてはどの時点を書いた基準とするのか、どう考えても曖昧になります。

 

このように年号を暗記しまくって並び替えるっていうやり方は限界があるんですよね。

 

ではどうするのかというと、私が子供たちに伝えているのは、

 

 

「一番違和感のないストーリーを作りなさい」

 

ということです。

 

つまり、上の問題なら、

 

遣唐使によって日本に新しい文化がいっぱい入って来ていた。(ウの天台宗もそうだろ、きっと)

そのうちに唐の国力が低下して来てもう行かなくて良くね?ってなって来た。(それがイか。)

遣唐使が停止したことで日本っぽい独特の文化が生まれた。(アだわ)

 

ということで、年号を覚えていなくてもウ→イ→アと解く事が出来ます。

 

このようにですね、問題の作成者も年号を暗記しているかどうかじゃなくて、歴史の大きな流れが頭に入っているかどうかを見たいんですね。

 

だからそのためには、ストーリーになるように並べ替えてあげれば良いし、前提となる歴史のストーリーがそもそも頭に入っている必要があります。

 

ちなみにこれは教科書が悪いところもあるんですけど、歴史の教科書はどうしても一つの時代に文化、海外の歴史など、いろんな要素が唐突に入ってくるので読んでいて流れがぶつ切れになりがちなんですよね。

 

なので歴史の漫画を読んだり、教科書の記述をイメージしながら物語として読むというのが非常に重要なのではないかと思っています。

 

ほらストーリーとして入ってさえ居れば、

 

・ゴンが念能力を覚えた。

・ハンター試験を受けた。

・ウボォーギンが死んだ。

ゲンスルーを倒した。

暗黒大陸を目指した。

 

とかも楽勝で並べ替えられますよね。(ハンターハンター読んでない方すいません)

 

ということで私なりにそんな事が大事かなと思ったので書いておきます。

 

誰かの参考になれば幸いです。読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

「ジェイソン流お金の増やし方」を読んでみた。

 

最近この本を読んだのでレビューを書いてみようかと思うんですけど。

 

基本的にこういうお金に関する本は私も結構読みましたけど、書いてあることは大体全部一緒ですね。

 

①支出を減らす

②ニーサやイデコで長期投資する 

③待つ

 

以上です。やってない人は損してるので今すぐ始めてください。

 

基本これなんですよね、リスクを出来るだけ低くして資産を増やすにはこれしかない。

 

ただジェイソンさんの特徴としては、これまで投資信託はS&P500が鉄板とされて来た訳なんですけど、VT I というアメリカの3800以上の企業に分散投資してるやつをお薦めしてる点です。

 

S&Pと違って中小企業も含まれるため、成長が期待できるからなんですね。なので、VT Iの一つである「楽天・全米株式インデックスファンド」を激推ししておりました。

 

あとジェイソンさん自身がマイホーム派でマイホームのためのローンは悪くないとしています。

 

その辺が「もはや賃貸一択」となっている最近の風潮とちょっと違うところですかね。

 

あとマネーツリーっていうアプリが紹介されていて、私も使い始めてるんですけど、家計管理の上でかなり便利なのでおススメです。

 

本を読んでいて私が一番共感したのは、

 

「家族の理解こそお金を増やす第一歩」

 

っていうところなんですよ。ここにものすごく共感しました。

 

というのも私は出来るだけコンビニで買い物したくないし、外食もしたくないんですね。

 

カロリーも高いし、お金もかかるし。

 

ただそれを妻にも求めるのはなかなか難しい訳です。

 

「外食やめよう」と伝えるということは、「え?私に作れってこと?」という別の怒りを買う可能性もある訳ですね。

 

それにパートナーの資産形成への理解がなければ、ニーサなどの非課税枠も使い切れないままになってしまい、もったいないことになります。

 

だからどうパートナーの理解を得ていくかっていうのが非常に重要になる訳ですね。

 

私が思うに重要なのは、「目標の共有」ではないかと。

 

何故お金を貯めるのかっていう目標が共有されていることです。

 

それが例えば夫婦なら

 

「君と生活する家を買う頭金にしたい」

 

「家族を連れて旅行に行きたい」

 

とか言って目標が共有出来ていたら、じゃあちょっと我慢しようかってなるじゃないですか。

 

我が家の場合妻の最大の関心ごとはなんといっても子どものことですから、「私立中学校に入れることも視野に入れて今から貯めておきたい」とか言えば、良いのかなって思っております。

 

ということで、本自体は既に知ってたこともかなり多いですが、非常に読みやすいですし、これからお金のこと始めようと思っている人にはお薦めできる一冊になっています。

 

興味のある方是非どうぞ。

 

読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

教員の実力は〇〇に出る。

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学校では卒業式が近づいて来ていてですね。

 

卒業生達を送り出すための準備がいたるところで進んでるんですけど。

 

この時に卒業生のために多くの学校で教員が出し物やったりするんですよね。

 

そしてこれ、意外と教員の実力が問われるところなんじゃないかと思ってるんですね。

 

何故ならこれは余裕がないとできないからです。

 

日頃から授業やら部活やら生徒指導やらでとにかく教員は忙しい。さらにそこに出し物の準備となると、かなりの負担感がある。

 

だから、余裕がある人でないと力をかける事ができません。

 

例えばうちの職場にものすごく有能な若手がいるんですけど。

 

彼は仕事中にすごく楽しそうに送る会で流す動画をずっと準備してるんですよね。(言ったら授業の用意してるの見たことないくらい笑)

 

そしてこれがやっぱり手が込んでいて面白い。

 

ただ、それが出来るのも、日頃の授業を計画的に準備したり、生徒指導が出来ているから余裕があるから出来る訳ですよ。

 

このように、日頃の業務に余力を残せるくらいの人でないとこだわりのあるものは作れない訳ですね。

 

さらにこれは教員同士のチームワークが問われる問題なわけです。

 

先述したように、ただでさえ現場は忙しいですから、

 

「余裕がないから、他の人にお願いしたい」

 

「そもそもやらないといけないのか」

 

と言い出す人は必ずいるんですね。教員と言っても能力はそれぞれですから。

 

だからそういう意見を踏まえた上でどういう出し物をするのか。

 

嫌がる人も巻き込めるような交渉の上手い人が学年の中にいるのか。

 

これはチームとしての生産性、コミュニケーション能力が問われる場とも言えるわけなんですね。

 

そして、意外とそれが露骨に現れる場って他にないんですよ。学校の教育活動は殆どが子どもを介して行われますし、先生たち同士の関係だけで成り立つものっていうのは日頃公開されませんからね。

 

だからこの卒業に向けてやる出し物っていうのは教員の色んなスキルが問われるすごく難しい場な訳ですよ。

 

なので、今後はそういう目で見てみるのも面白いと思いますよ。それぞれのその学年におけるポジションがよく分かったりもしますからね笑

 

ということで、卒業も近づいて来てますから、私も私に出来ることを頑張りたいと思います。

 

さてさて今年は何をやりましょうか。

 

皆様の参考になれば幸いです。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

私の目指す教師像。

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これ私の理想の教師像なんだよなって思ったことがあったので、忘れないようにするためにも書いておきたいと思います。

 

私の理想の教師像の一つなんですけど、

 

それが、

 

グル化(教祖化)しない

 

っていう事なんですよね。

 

というのも、影響力のある人って教祖化しちゃうじゃないですか。

 

それこそ、ホリエモンさんとか、西野さんとか、MBさんとかっていう、インフルエンサー達はオンラインサロンとかで絶大な支持を得ていて、

 

「この人にずっとついていこう!」

 

ぐらいにハマってる人もいるわけですね。

 

こういうのが教育の世界でもあるんですよ。

 

例えば私が知ってるバレーで超有名な先生は、ある時体罰で問題になってしまって他の学校に移ることになった訳です。

 

そうしたらその先生に教わるために入学してきた生徒達はこぞって転校し始めたんですね。

 

私はこの人は本当の意味で教育者と言えるのだろうか、と疑問に感じたのです。

 

だって体罰していた人間を追いかけるって、もはやDVカップルみたいであり、新興宗教みたいじゃないですか。

 

教育の目的っていうのは、あくまで「人格の完成」であり、子供達の自立のはずなんですよね。

 

 

だから、

 

「この人がいないと私はダメになってしまう」

 

と子供たちが感じているので有れば、それはバレーは上手になったかもしれないですが、教育としては失敗してると私は思います。

 

 

だから無批判に教えが受け入れられるような状態にしてしまう、子供達にとっての教祖化してしまうっていうのは、私の目指すところでは無いんですよね。

 

 

って書いてきましたけど、そもそも私に教祖になる実力があんのかって話なんですけどね。

 

でもまぁわりかしバレーも長く続けて来ましたし、慕ってくれてる子たちはいるのかなと。

 

ただそこであんまり前に出過ぎない事が教祖化しないためにも大事な事なんじゃないかなって思うんですよ。

 

大村はま先生が

 

「重い荷物を子供達が引っ張っている時に後ろから気づかれないようにちょっとだけ手を貸してやる。そうしたら自分でできた事が本人にとっての更なる自信になる」

 

 

みたいなこと本に書いてて。(すいません、うろ覚えです笑)

 

 

これが理想の教育のあり方だなって私も思うんですよ。

 

反対に前に出て存在感ばりばり出しながらグイグイ引っ張っちゃうのが教祖ってとこですかね。

 

その辺のバランス気をつけながら今後もやっていきたいと思ってます。

 

読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

引っ越し奮闘記②

すいません全然更新してなくて。

 

というのも引っ越しがあまりにも過酷だったんですよね…。もう今だに段ボールだらけですから、ちょっと生活が落ち着かないんですよ。

 

とりあえず現状を書いておきますね。

 

まず新住居の劣化問題なんですけど。

 

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この床板の剥がれについてはこのブログを読んだ実の父親からも

 

「ちゃんと金払ってんだから、いうべきことはきちんと言え。妻子のためにもこういう時は強気に出るべき」

 

っていう超絶余計なお世話なLINEが来ましてね。

 

まぁでも至極真っ当な指摘なので私も頭の中で不動産屋への電話のシュミレーションして見たわけですよ。ここは強気に言ったろと思いましてね。

 

「おいおい、この床板の剥がれはなんだ?

 

あ?

 

 

そりたつ壁か?

 

もしかして、お前はおれがサスケバカだって言いてぇのかよ?

 

家でサスケ練習してる人たちみたいに、この床で練習しろって言いてぇのか?あ?」

 

よしよし、いい感じ。

 

次は壁紙の剥がれについて。

 

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「おいおい、更に何だよこの壁紙のつぎはぎは。

 

ブラックジャックかっつーの。

 

俺は手塚治虫でいうと火の鳥派なの。分かる?

 

あの苦しみ、苦しみ、闘い、残酷な運命こそ人間の本質を表してると思ってるわけ。

 

だからこんなブラックジャック寄りの天井じゃ困るわけよ。

 

早急に変えて貰えなきゃ出る所出ても良いんだからよぉ、こっちは。あ?」

 

もう完璧ですよ。これで行けばもう相手も完全にぶるっちゃいますからね。多分、全部取り替えてくれて、かつ家賃も五万くらい安くしてくれるはずです。

 

だからこんな風に頭でシュミレーションしておいてから不動産屋に電話したんですよね。

 

こんな感じで。

 

「あのぁ。つい最近入居したものなんですが…。

 

はい、はいそうです。

 

大変申し上げにくいのですが、ちょっと入る前から床板が剥がれてまして…

 

はい、はい、そうなんです。

 

まだ入る前ですから、なんとかならないものかと思いまして…

 

はい、出来れば一度見に来て頂いて、ご検討頂けますとこちらとしても大変助かりまして…

 

あ、ありがとうございます!!

 

はい、ではどうぞ、よろしくお願いいたします…」

 

そう言って電話を切りましたよね。

 

まぁ、我ながら平和主義というか。根っからの小心者なんですね、私ったら。

 

でも、お陰様で変わってましたわ。

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ということで、新居の受け入れ体制が出来た訳なんですけど、今度は荷物の片付けが進まないこと。

 

荷物割合でいうと、

 

私:子ども:妻=1:4:5くらいのもんで。

 

勝手に手をつけると怒られるので進まないわけです。

 

前日の夜中2時までかかってなんとか荷造りを済ませました。

 

しかし、この荷物が引っ越し業者のトラックに乗り切らない。

 

プロをも見誤らせる我が家の荷物の量な訳ですね。結局急遽トラックを2台にしてもらって、3LDKのうち部屋2つが段ボールで埋まった状態になりました。

 

引っ越して一週間経ちますけど、平日私が居ないこともあって、部屋には段ボールが今だに山積み。

 

駅近にした事で電車がうるさくて寝られなかったり。

 

子どもは新しい風呂を怖がって入りたがらなかったりで。

 

我々夫婦も連日の寝不足もあって毎日大げんかしてるというね。

 

というハードな最近です。控えめに言って超しんどいんですけど。

 

でもまぁ古い分、手をかけることを楽しんだら良いと思うんですよ。DIYとかも楽しそうだなって。

 

なんかそんな妄想してたら楽しくなっちゃって、とりあえずAmazonでラブリコを買ってみました。

(まぁ部屋も片付いて無いので、当分出番無さそうですけどね。)

 

まぁ今後少し落ち着いたら、部屋を改造していく様子も書けたらと思っております。

 

読んでいただき、ありがとうございました!

【お勧め】ファントム

最近読んだ本でおすすめのものをご紹介します。

こちら羽田圭介さんの作品です。羽田さんはスクラップアンドビルド芥川賞を受賞されており、テレビでもたまに見かける面白い方ですよね。

 

以前羽田さんの「成功者K」を読んだんですけど、すごく面白かったので、今回こちらの本も読んでみたわけです。

 

芥川賞を取って生活が変わる主人公のお話です。実体験も混ざってるんでしょうな。こちらも面白いので、お勧めです)

 

さて、ファントムのあらすじなんですけど、株売買で儲けを得ることに取り憑かれた容姿淡麗な女性がいます。

 

そして、その女性には、同じ職場で働く彼氏がいるんですけど。その彼氏はインフルエンサーが主催するオンラインサロンにどっぷりハマっているわけです。

 

オンラインサロンが主催する村作りに行ったまま帰って来なくなってしまった彼を、彼女が傭兵を雇って取り返しに行くっていうお話ですね。

 

こう書いてると、かなりぶっ飛んだ設定なんですけど。笑

 

でも私はなんだか、すごく自分を重ねてしまったんですよね。

 

この女性は色んなことをお金で考えて、「このお金を我慢すれば、数年後は複利でいくらになって…」っていう計算を常にするんですけど。

 

私もそういうとこあるんですよね。笑

 

最近は投資に回せばほぼ確実に増える事が分かってきて。そう考えると、もうお金使えないというか。かなりシビアな生活してるんですよね。

 

他にもオンラインサロンについては、明らかに

ほりえもんとか、ひろゆきとか、西野とかのこと言ってるんでしょうけど、私も興味もってメルマガとか取ってましたからね。何となく気持ちは分かるというか。確かに刺激的で面白いんですよ。

 

まぁ現実でうまくいっていない人ほどそういうコミュニティで役職とかを与えられたりするのが嬉しくてハマってしまうんでしょう。

 

私は「あれ?よく考えたらこのオンラインサロンから成功者が出たって話全く聞かないな」って事に気づいて、オンラインサロンまでは入らなかったし、メルマガも全て解約したんですけど。

 

なんというか、簡単に人の意見に流されてしまって、自分自身の幸せを見つけられない人の滑稽さを書いた作品だと言えるかもしれません。

 

そして自分自身もそんな滑稽な人達の一部なのだと。

 

そんなことをシニカルに教えてくれる作品です。興味のある方いましたら是非どうぞ。

 

読んでいただき、ありがとうございました!

引っ越し奮闘記①

さて娘の進学の関係で引っ越すことにしましてね。

 

いよいよ引っ越しとなりましたので,ちょっとそのことを書いてみたいと思います。

 

まず私は今郊外の家賃6万9千円のアパートに住んでるわけですね。

 

これがなかなか立地も良いですし,設備も割と新しいし,ネットもついてるしで大満足な家なわけですよ。

 

それが今回はより都心に引っ越さないといけなくなってしまった。

 

そこで今と同じようなスペックの家を探すと,普通に

 

家賃15万

 

とかになりましてね。とてもじゃないですけど,私には払えないわけです。

 

なので,今の家賃と同じくらいのところ…で探してみるとどうしてもオンボロ築年数のいったところになってしまうわけです。

 

いくつか見たんですけど,どこも変わらないですね。結局色々見た中でもとにかく子どもの通学のしやすさを優先して築45年のマンションに決めたわけです。

 

もう契約が始まってるので昨日鍵を受け取って行ってみたんですけど,まず匂いが温泉旅館の匂いがしましたね。

 

更に内見の時には気づかなかったことが色々と出てくる。

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まずこちらの浮き上がる床板

 

ゴミをそのままここに入れて見ないようにすることも出来ますし,子どもがボールを転がして遊ぶことも出来そうです。これは便利!

 

あとこのアコーディオンカーテンが時代を感じさせるでしょ。うーん,しぶい!f:id:suno200002000:20220110071147j:image

さらにこちらの無理やり付け替えた事によってつぎはぎのようになったままの天井。ブラックジャックを連想させてくれます。手塚治虫好きにはたまりません!

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あと今どき見たことないような換気扇。毎日使うたびに昭和を感じることが出来ますから,私みたいな昭和世代にはたまらないですね。

 

あと風呂も追い炊きが無かったり,自動でお湯はってくれなかったりとやっぱり最近の家と比べるとなかなか手のかかるところはあるんですけどね。

 

(あの風呂が沸けた時のチャララ~チャララ~チャララ~ラ~チャララ~チャラチャラ~チャ~が聞けないのが寂しい)

 

あと今まで私はウォークインクローゼットでオンライン飲みしてたんですけど,今後は本格的に場所が無くなりそうだなと思っております。

 

ということで,契約はすでに始まってるんですが,実はまだ住んでなくて,今の家が月締めという事なので,住めるだけ住んで新しい家に行こうかと思っております。

 

まぁなんでしょう。私はある意味麻痺しちゃってるというか。

 

それこそ昔は

 

・1R

・キッチンなし(自作した)

・シャワーあり(冷水のみ) 

・三食お布施付き 

・水洗トイレなし(紙もなし) 

・家で動物見放題(うさぎ・亀・孔雀・猿・犬・ゾウ等)

・家賃6500円

 

みたいなとこに2年以上住んでましたからね。私はもう日本ならどこでも住める自信があるんですけど。でも私だけじゃなくて今は家族が居ますからね。

 

でもあの超絶潔癖の奥さんが「子どものために今は頑張る時」って言ってますから,母親は強し,ですよ。

 

まぁ古めかしい分,手のかけようがあるというか,色々といじったりするのが楽しいんじゃないかなって思ってます。

 

まぁその辺のこともおいおい書けたらと思っています。

 

本日も読んでいただき,ありがとうございました!

女子バレーに対する苦言。

さて,春高バレーが終わった訳である。

 

私もバレーボールという競技に長年関わって来た男なので,今回の大会で私が感じたことを書きたい。

 

私が一番思ったこと。

 

それは

 

古川学園(宮城)はなぜ勝てないのか」

 

ということである。

 

前大会では,バルデス・メリーサという超高校級の留学生エースがおり,更に県外からも良い選手を集めまくった古学だが,決勝で就実(岡山)に敗戦している。

 

そしてメリーサが抜けた今回はタピア・アロンドラという195センチもある留学生を入れてきたわけである。

 

バレーという競技は身長が高い方が有利な競技である。よって真ん中に195センチという超身選手がいて常にブロックに飛んでくる状況は最初からかなり有利であり,この選手は決勝でも就実のブロックの上からスパイクを打っている。

 

にもかかわらず,今回も敗戦を喫したわけである。

 

私はこのようなことから,「何が古学に足りないのか」という非常にお節介なことに考えたのだが,一言でいうならば

 

美意識ではないか

 

という結論に至ったのである。

 

あの決勝がかかった下北沢成徳との一戦で,明らかなワンタッチをごまかして点数をもらうあたり。

 

そもそも留学生や県外生に頼るチーム作り。そういう所にいまいち美意識を感じないのである。

 

「留学生一人じゃだめだから,来年は二人ぐらい入れてみますか」

 

とか言い出すんじゃなかろうか。極端な話,古学のチーム作りというのはそういう風に見えるのである。

 

しかし,優勝した就実はどうか。

 

私は就実の練習を丸二日ほど見学させていただいたことがあるのだが、あれだけ能力の高い子達がひたすらに初心者がやるような基礎練習を繰り返していることに驚かされたのである。

 

見ている分には地味すぎて面白くなかったが,そこには「基本に忠実に」という基礎へのこだわりと美意識を感じずにはいられなかった。

 

また決勝のかかった金蘭会(大阪)との試合は相手エースを抑え込む明らかな作戦勝ちであった。西畑監督の采配もまた美学がある。

 

ヤフーのコメントを見ていると

 

「岡山の誇り」

「岡山に強かった就実が帰ってきた!」

 

という言葉がよく見られた。

 

一方で県外出身者ばかりの古学が優勝した場合,「宮城の誇り」になりえただろうか。

 

陸上の名門校である広島の世羅高校も地域の誇りであり,道の駅にも世羅高校グッズがたくさん置かれて,売れ筋商品になっているという。

 

地域からの寄付金なども相当な額になるという。応援された選手は当然力を伸ばす。

 

そのチームの美意識の差が応援の差につながり,ひいては決定的な結果の差につながっているのではないかと思えて仕方がなかった。

 

いや,美意識という点でいうならば,今回の大会で私は女子バレー全体に問題があるように感じたのである。

 

なんといってもどこのチームもユニフォームがいまいち古くさいのである。

 

伝統だから変えにくいのも分かるのだが,それを置いておいても勝ち上がるチームはどこもショートカットの刈り上げ,という昔ながらのスタイルである。

 

はたして女子バレーはこのスタイル「ダサいユニフォーム+ショートカット」のままで本当にいいのだろうか。このスタイルのチームが勝ちあがる構造のままで日本バレー界に未来はあるのだろうか。

 

例えばここ最近で言うと,男子バレーのイメージは大きく変わった。

 

これまでの高校男子バレーのイメージと言えば坊主頭に鉢巻き,そしてベンチコートだったのである。(これは岡谷工業(長野)がつくったイメージである)

 

しかしこれを変えたのが,星城高校(愛知)である。

 

従来のイメージを変えるために坊主禁止。

 

更にはユニフォームの記載をあえて「SEIJ☆H」として星マークを採用し,それまで他のチームがやっていなかったスタジャンをチームジャージとして採用する。

 

旧来の男子バレーのイメージを変えようとしたのである。

 

そしてその中で活躍したのが石川祐希らであり,他の選手も多くがプロの世界でも活躍し,「奇跡の世代」と言われたのである。

 

だからここ最近の男子バレーのさわやかなイメージを作っているのは,星城高校と言っても過言ではないかと私は思っているし,イメージが変わってきたことでバレーをやってみたいという子が増え,裾野が広がったと感じている。

 

一方で女子バレーの方はどうか。

 

あのスタイルを受け入れられるのは実は一部のゴリゴリにバレーをやってきた女の子だけではないか。

 

だから,そんな改革を試みているチームがもっと出てこない限り,日本バレーに明るい未来はないと思うのである。

 

私自身もそんな美意識を意識したチーム作りをしていかなければならないと感じた春高バレーである。

 

読んでいただき,ありがとうございました!

 

今回の参考文献はこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもの学力を伸ばせない親の言い分ワースト1。

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学校評価の時期になってきていて、学校に色んな意見が集まって来ているんですけど。

 

その中で,これは子ども伸びないだろうなって思った保護者からの言葉があったので書いておきますね。

 

それが,

 

「宿題をもっと子どもに出してください」

 

「宿題が少ないから子どもが勉強しなくて困っている。宿題をもっと出して欲しい」

 

っていうやつです。

 

そしてそう書く家庭に限って決まって子どもが低学力だったりするんですよ。まぁそうなるかなって私は思いました。

 

というのも,このような意見の背景にあるものっていうのは,

 

「学力は学校がつけてくれるもの」

 

っていう親の認識なんじゃないかって思ったんですよね。

 

学校行って宿題やってれば子どもは学力はつくだろうっていう。ある意味で家庭において親は子どもが宿題やってることで安心して放置しているわけですよ。

 

残念ながらそれでは子供は伸びません。

 

しかしながら,学力高い子の親っていうのはそうは考えてなくて,宿題が無いなら自分たちで用意すればいいし,むしろ宿題が無い分,自分たちでやりたい勉強ができるわとポジティブに考えて一緒に取り組んだりしているわけです。

 

それに学力が高い子達の中に「宿題で伸びた」っていう子がどれくらいいるのか疑問ですしね。

 

私も色んな学校見てますけど、学校の教育力ってほぼ差がないですよ。

 

教員は大体能力が均等になるように分配されてますし、どこの学校も入学式があって体育祭があって合唱コンクールがあって…ほぼ同じような事をやってるのは、それが教育的効果が高いからであり、これらがどこでも行われている日本の場合、ある程度の質はどこの学校でも保障されています。

 

でも家庭の教育力についてはどんどん差がついて来てる気がしますね。

 

まぁその親御さんもまたそういう環境で育って来てるから同じこと繰り返してしまうというか。それは攻められないことかもしれません。

 

今はコロナもあって、更に子どもの体験活動が減って、親が手をかけてあげられない家庭が出て来てますから、子ども達の損失には計り知れないものがあると言えます。

 

(一説によるとコロナによる子ども達の生涯的な損失は1000万くらいになるという試算も出てるとか。10万円の給付とかはそれに比べるともう、少なすぎますよね)

 

 

ということで、家庭の教育力ってのはそんな言葉でも判断できるんじゃないかと思ったので書いておきます。

 

読んでいただき、ありがとうございました!