学校評価の時期になってきていて、学校に色んな意見が集まって来ているんですけど。
その中で,これは子ども伸びないだろうなって思った保護者からの言葉があったので書いておきますね。
それが,
「宿題をもっと子どもに出してください」
「宿題が少ないから子どもが勉強しなくて困っている。宿題をもっと出して欲しい」
っていうやつです。
そしてそう書く家庭に限って決まって子どもが低学力だったりするんですよ。まぁそうなるかなって私は思いました。
というのも,このような意見の背景にあるものっていうのは,
「学力は学校がつけてくれるもの」
っていう親の認識なんじゃないかって思ったんですよね。
学校行って宿題やってれば子どもは学力はつくだろうっていう。ある意味で家庭において親は子どもが宿題やってることで安心して放置しているわけですよ。
残念ながらそれでは子供は伸びません。
しかしながら,学力高い子の親っていうのはそうは考えてなくて,宿題が無いなら自分たちで用意すればいいし,むしろ宿題が無い分,自分たちでやりたい勉強ができるわとポジティブに考えて一緒に取り組んだりしているわけです。
それに学力が高い子達の中に「宿題で伸びた」っていう子がどれくらいいるのか疑問ですしね。
私も色んな学校見てますけど、学校の教育力ってほぼ差がないですよ。
教員は大体能力が均等になるように分配されてますし、どこの学校も入学式があって体育祭があって合唱コンクールがあって…ほぼ同じような事をやってるのは、それが教育的効果が高いからであり、これらがどこでも行われている日本の場合、ある程度の質はどこの学校でも保障されています。
でも家庭の教育力についてはどんどん差がついて来てる気がしますね。
まぁその親御さんもまたそういう環境で育って来てるから同じこと繰り返してしまうというか。それは攻められないことかもしれません。
今はコロナもあって、更に子どもの体験活動が減って、親が手をかけてあげられない家庭が出て来てますから、子ども達の損失には計り知れないものがあると言えます。
(一説によるとコロナによる子ども達の生涯的な損失は1000万くらいになるという試算も出てるとか。10万円の給付とかはそれに比べるともう、少なすぎますよね)
ということで、家庭の教育力ってのはそんな言葉でも判断できるんじゃないかと思ったので書いておきます。
読んでいただき、ありがとうございました!