教職者K

教育について考えるブログ。

自分の価値を見失いそうな時に思い出したい話。

1ドルと151円也

 


最近ネットなんとなく見てたら、20ドル札を生徒の前でぐしゃぐしゃにする先生の話が出て来まして。

 

その先生はお金を握りつぶして、

 

「これが欲しい人?」

 

と生徒に問いかけるんですけど、当然みんな手を上げます。

 

そしてそのお金を次に地面に置いて,踏みつけて。

 

そこでさらに,

 

「これが欲しい人?」

 

と問いかけるんですけど。やっぱり生徒はみんな「それでも欲しい!」って手をあげるんですよね。

 

ここからこの先生が何を言いたいのかというと,

 

「どんなにひどい目に会ったとしても、あなた自身の価値は変わらない」

 

って言う事みたいで。

 

なんだかグッと来ちゃったんですよね。

 

というのもここ一年くらい,私自身が自分の価値が分からなくなる瞬間が多かったからです。

 

例えば経験のないスポーツを見なければならない今の立場で,私の指導上の価値ってほぼないんですよ。

 

更に子ども達はめちゃくちゃ勉強できますし、ほっといても勉強する子たちですから自分の指導上の価値って何かなって思うことが多くて。

 

さらに職場の中でも上からきつく言われることも多いですから,もうどんどん嫌になって自分の価値が分からなくなるわけで。

 

ここ一年くらいは、ずっとそういう葛藤と戦ってきたところがあるんですね。

 

だから、この例えにちょっと納得したというか,気持ち的に救われたところがあるんです。

 

ちなみに今自分の子どもと奥さんは出産に向けて里帰りしているんですけど。そのために子どもとはここから3ヶ月ほど別居状態になるのです。

 

こまめにテレビ電話してるんですけど,うちの子は私との電話が終わってからスマホ見て泣いてるみたいなんですね。

 

奥さんによると寝るときも「パパぁ…」って言いながら思い出して泣いてるって言う話で。

 

こんな自分でも求めてくれる人がいるっていうのはやっぱりありがたいなって思うし,求められてることが自分自身のエネルギーになってるなってことに気づいたんですよね。

 

今までと同じようにやりたいことばかりをやっていられる年齢ではもうないのかもしれません。

 

でも,家族のためにも踏ん張らないといけない時だなと思っております。

 

さて,今年度も残すところあと3ヶ月。

 

何とか乗り切って見せたいと思います。

 

読んでいただき,ありがとうございました!