今年のチームなんですけど。
全員初心者にも関わらず,なかなか運動能力も高くてやる気もあって。
コロナ禍にあってもこれまで効率的に練習することを意識してやってきたこともあって,もう十分県大会で戦えるだけの力があるんですよ。
でもこの前の新人戦負けたんですね。
決勝のフルセットで最後23-25で負けたわけです。
チームはこの傾向がずっと続いていて,競るようなゲームにことごとく勝てないわけです。力の差があれば勝てるけど,力が拮抗している場合はことごとく落とす。
こちらも「またいつもの負けパターンかも…」と思いながら見ていて,その通りに逆転されて負けてしまうわけです。
この原因をずっと考えてたんですけど,最近読んだナンバーにその答えがある気がしましてね。
ラグビーのエディージョーンズ監督とバスケットのトムホーバス監督という名将二人が対談しているので読んだんですけど。この中の一文に「これだ!」って思ったんですよ。
以下引用です。
TH 私は2016年のリオデジャネイロ五輪ではコーチを務めていました。あのチームも実力はあったのに,準々決勝で敗れてしまった。もっと上に行けたのに,なぜそこで敗退したのか原因を探っていくと,格上のチームを倒すだけの自信を欠いていることが見えてきました。
EJ 選手達に自信を植え付けるために,ハードワークを課したのではないですか?
TH その通りです。自分たちが到達できると想像していない領域まで彼女たちを追い込むと,それをクリアしてくれました。当然それは自信につながっていきますし,オリンピックを迎える時点で,世界中のどこの国よりもハードな練習をしたことが選手たちの自信を生んだのです。
これ読んでですね。「あっこれだわ」って思ったんですよ。
効率的に淡々と技術を上げていくだけでは得られないもの。
それが「自信」なんじゃないか。
これが今私が見ている子達にも足りないんじゃないかなって思ったんですよ。
正直上手くはなってますけど,コロナもあったのでこれまでそんなに練習してないですからね。だから結局自信がないんだろうなって。
同時にこの言葉から数年前に見ていた子達を思い出したんですよ。
当時の私はもう死ぬほど練習してて。一年間土日もほぼ休みなく練習してたんですね。
けして運動能力が高い子達が居たわけではないし,相手チームとも力の差は無かったんですけど。
それでもある子は,「負ける気がしない」って親御さんに言ってたみたいなんですよ。
結果的にそう言ってた子が最後ポイント決めてぎりぎりで優勝したんですね。
だから,私は最近のコロナとか部活の縮小とか,そういう流れもあってスマートにスマートにやろうとしすぎてたんじゃないかなと。
本当に勝ちにこだわるとなると,やっぱり時間も労力もかかるものなんですよね。
なんだか時短ばかりが求められるものですが,本当に良いもの作ろうとおもったらやっぱり時間はかかるんだと思うんですよ。
まぁそれを中学生に求めんのかっていう話ではあるんですけど。
とりあえず,大事だなと思ったので備忘録代わりに書いておきます。
読んでいただき,ありがとうございました!