教職者K

教育について考えるブログ。

ICTの活用おすすめ3選。

ここ最近,ちょっとICTをどう使うかっていうことを色々と考えなくてはいけなくてですね。

 

色々と見ていて,面白いなって思ったものを載せておくので,誰かの参考になったら幸いです。

quizizz.com

まずこちら,QUIZIZZ.

 

これは教員が問題を作成しておいて,クイズ形式で生徒達に次々提示してくれるサイトですね。

 

全部英語ってところがちょっと使いづらいんですけど,慣れればそれほど難しくないはずです。

 

ランキング形式で誰が正答率が高いか表示されるので生徒達は夢中になって取り組みますね。それに,結果をエクセルに落とせるので評価にも活用できるかと思います。

 

ゲーム的ですけど,導入としては面白いんじゃないかなって。

 

というのも,導入でミニテストとかやる先生多いですけど,それやっちゃうといきなりやる気失う子もいるんですよ。「なんだよ,今日も参加出来ないじゃん…」って思いがちというか。

 

どんな子も授業始まるまでは「やってやるぞ」って思ってると思うんですよ。でもその意欲をそいでしまう導入はあんまりよろしくないんじゃないかなって思うんですよね。

 

このクイズは効果音も派手ですし,なんだか面白くやれますから,あんまり気負わずにやって生徒たちの苦手がどこにあるのか把握する分にはいいかもしれません。

 

www.apple.com

そしてこちらが私の仲良しH先輩から教えてもらったクリップス

 

これ標準でiPhoneに入ってるけど知らなかったんですよ。

 

動画編集が超簡単でボタン押してる間だけ撮影ができるっていうものですね。だから子供にも簡単に扱えます。

 

これを私は特別支援学級に使いました。

 

特別支援学級だと,

 

○自分の想いが言葉にできない

○想いを言葉にしても,字として表現できない

 

っていう難しさがあるんですけど。

 

じゃあいっそ話し言葉で表現して動画にしちゃったらいいんじゃないか

 

と思ったわけです。

 

大体学校では何かやった時は文字によるまとめが一般的で,修学旅行にいったまとめを新聞にしたり,模造紙にまとめたりするんですけど。

 

私は特別支援の子達による校外学習を,まず写真を見て何を学んだか思い出させてからこのクリップスで動画としてまとめさせて提出させたんですね。

 

まずやってみて分かったんですけど,書けなくても上手にナレーションを入れたり,効果を工夫したりすることは出来るわけです。

 

更にそうやって完成した動画を全校集会にもっていって,全校の場で披露させたんです。

 

これが特支の子達にとっては大きな自信になったようで。まず全校が自分の声を聴く瞬間がほとんどないですから。帰る時まで「俺の声が全校に届いちまった…」とすごく嬉しそうに興奮している姿がありました。

 

更にある子は抜群のセンスを発揮してものすごくお洒落な動画を作ったんですね。

 

これが色んな先生,生徒から褒められて,もっと作ってみたいといやる気につながっていったわけです。

 

そして動画を通して通常学級の子との交流の深まったことから,「もっと協力学級(通常級)で授業を受けてみたい」という意欲も生まれてきています。

 

これからはこういう振り返りやまとめもありだなって思いましたね。

 

そしてラストはこちらのパドレット。

https://ja.padlet.com/dashboard

 

これもH先輩から教えてもらったんですけど。

 

これ「良いね」したり,相手のコメントにコメントできたり,というほぼ授業中のSNSとして使用できるわけですね。

 

例えば「文字を書く」という作業でついて行けない生徒も「文字を打つ」なら参加できますから,これによっていつもより参加率が上がります。

 

更にそれでもついて行けない子でも「いいね」を押すだけならできますし,「なぜそれにいいねをつけたのか」話をすることは出来ます。更に印刷も出来るようなので,保存しておいて評価にも生かせそうですね。

 

今度道徳の研究授業を同僚にやってもらうんですけど,『排除アート』をテーマにしてこのパドレットを使ってやってもらおうかなって思ってますね。

 

(↓排除アートとは)

withnews.jp

 

色々と実践を見ていて,思ったICTの良さは今のところ以下の4つなのかなって。

 

①視認性の高さ(紙媒体より見やすく,動きのある資料をだせる)

②発言の平等性(普段の授業だと表現できない子が,タブレットでは表現できる可能性がある)

③主体性(タブレットがあることでやる気になる生徒が一定数いる)

働き方改革(上手く使えば教員も楽になる)

 

なので,普段の授業で生きない層の子達がイキイキしだす可能性は確実にあるなと思ってちょっと色々と調べてます。

 

(特に発達障害支援としてのICTの使い方でアイディアありましたら是非ご教授ください。マジで求めてます)

 

まぁICTの世界はトレンドの移り変わりが早すぎるところがあって。ここに書いていることも明日には新しいサービスが生まれて古くなるんだろうなとは思うんですけど。

 

そのITの世界の日進月歩に負けないように教育の世界も頑張らないといけないなと思っております。

 

誰かの参考になれば幸いです。

 

読んでいただき,ありがとうございました。