教職者K

教育について考えるブログ。

金銭的報酬と精神的報酬。

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最近自分自身の弱いところだと思ってるんですけど。

 

私、

 

人に頼むの苦手

 

なんですね。

 

なんというか、仕事を色々お願いしたりしないといけないんですけど、みんな忙しいですから。しかも人から言われた事ってやりたくないじゃないですか。

 

だから出来るだけ自分でやる方法を考えて、自分でやっちゃう訳ですよ。(そっちの方がはやいですし)

 

でも、研究主任になって、その方法だと限界があるってことに気づき始めてるわけですね。

 

例えば私の持つ教科とか、私がもつ部活のレベルを上げることは出来るわけなんですが、その効果はクラスや部の子達に限定されてしまいます。

 

学校全体の学力を上げるためには、他の先生にも動いてもらう必要があるわけですね。

 

じゃあただでさえ忙しい中で他の先生達にどう動いてもらうのかって話なんですけど。

 

そこら辺のテクニックがまだ甘いなって自分自身で思うんですよ。

 

でも、うちの管理職を見ているとその辺のことが結構勉強になるので書いてみます。

 

まずうちの副ボスなんですけど、人情味のある人なんですね。

 

その副ボスがどうアプローチしてるかっていうと、結構昔ながらの飲みニケーションなんですよね。(今はコロナのため出来ませんが)

 

そして飲んだ上でちゃんと部下の分も払う。

 

そしてそうやって関係性を築いた上で、

 

「悪いんだけどさ、これやってくれない?」

 

と頼みに来る訳です。

 

金銭もそうなんですが、一緒に飲んでる仲の人間の要求は断り辛いですよね。

 

(保険もそうですけど、知らない営業マンより親戚のおばちゃんのが断りづらいですよね。関係性が近いほど断れない)

 

まぁ一般企業だとこの辺が昇給とかがモチベーションになったりすると思うんですけど、この辺の交渉術って大事やなって最近思います。

 

一方でボスもその辺凄く上手で、精神的報酬と金銭的報酬の両方でアプローチしてくるんですよね。

 

なんというか、

 

「これ他にやってる学校無いんだけど、やってみない?」

 

「これやったら面白そうだと思わない?」

 

っていうワクワク感で迫ってくる訳です。

 

更には個別で私みたいなもんを呼んで、

 

「君にはこういう方向で期待してる。最終的にはこうなってもらいたいと思ってる。そのための実績づくりとしてこれが必要。ちょっと手間だがやってもらいたい。どうかな?」

 

っていう交渉をしてくる訳ですね。

 

面倒だけど、期待されてるっていうのは悪い気しないじゃないですか。

 

だからこういうの見習って最近私も選手に対して

 

「俺は一年後君は選抜チームに入れると思ってるよ。だから、練習頑張ろうな」

 

ってこそっと言ったりしてます。やっぱりそれだけで選手のモチベーションは変わりますよね。

 

なので、こういう金銭的だったり、精神的な報酬をうまく使いながら人にアプローチしていく術は絶対必要だなと思っております。

 

誰かの参考になれば幸いです。

 

読んでいただき、ありがとうございました!