もともとインド映画が好きなんです。
見ているとすごく人の生きるエネルギーを感じられるというか。
日本人にはない明るい表情や、情熱的なダンスなんかを見るとすごくエネルギーがもらえます。
それにストーリーもわかりやすいものが多い。
数学が強い国が作る映画だからでしょうか、すごく見ていてしっくりくるものが多いです。
今回はそんなインド映画からすすめを紹介したいと思います。
こちらの「ピザ!」と言う作品。
主人公の2人はインドのスラム街に住む貧しい兄弟です。
2人は電車から落ちる石炭を拾って生計を立て、公園に住むカラスの卵を取って飲むような生活しています。
そんなスラムの近くにある日ピザ屋ができます。
スターが来店しテレビカメラに囲まれてピザを食べる姿を見て、「どうしてもピザが食べたい」という思いを持った2人は、高級品であるピザを食べるために試行錯誤を繰り返します。
スラムに住む兄弟にとってピザは普段の生活からはとても手が届かない高級品です。
おばあちゃんにピザを作ってくれるよう頼んでみたり…
なんとかしてお金を工面できないか考えてみたり…
果たして2人はピザを食べることが出来るのか…
そんなお話になっています。
私がこの作品を見て1番感じた事は月並みですが「夢を持つことの大切さ」です。
2人は「ピザを食べてみたい」と言う目標を持ち、そこに向けて行動を起こすことによって大人の世界の現実や、自分たちの生まれた境遇、そういったいろんなものを学んでいきます。
子供というのは自分の身に合わないような大きな目標を持つことがあります。
この作品においてはそれがピザになるわけなんですが、この映画を見て私は、かなわない目標でも夢や目標を持つことそのものが素晴らしいことであり、それを目指す過程で学ぶことや得るものがあるのだと感じました。
だから叶うか叶わないかっていうのはどうでも良くてそういう求めたいものがあるってことが価値あることなんですよね。
インド映画定番の派手なダンスシーンとかはありませんが、最後のラストなんかもすごくクスっとくるエンディングで、なかなか好きな終わり方でした。
1枚のピザを通して見るインドの格差社会。
それがわかるお勧めの映画作品になっています。
次の映画鑑賞にいかがでしょうか。
皆様の参考になれば幸いです。
本日も読んでいただきありがとうございました!