前にちょっと触れましたが,先日こちらの本を読みまして。
不登校の生徒やお子さんに頭を抱えている方も多いでしょう。
お忙しい方もいると思うので,この本のポイントを説明しながら私見を述べていきたいと思います。
そもそも不登校はいけないのか?
そもそもなんですけど,もう学校いかなくても生きていける世の中じゃないですか。
あんまりこういうこと言っちゃいけないかも知れませんが,義務教育は一切こなくても卒業できます。
それに好きなことで生きていける時代ですから,わざわざ学校に行く必要なんてあるのか?って話なんですよね。
ちなみに私は
「行けない子は行けるようにすべき」
だと考えています。
ちょっと説明するとですね,そもそも「いかない子」と「行けない子」は違うと思うんですね。
今の時代は学校に行くことにメリット感じていなくて、学校行かないで自分の世界をどんどん切り開いていっている層がいるんですけど(ゆたぼんとかね),こういう人たちは学校こなくても社会でうまくやっていけるでしょう。
問題は、行けない子達。
学校っていう場所は子ども達が家族の次に出会う小さな社会なわけで。
この小さな社会でつまづいちゃう子っていうのはやっぱり社会に出てもつまづいちゃうことが多いように思います。
なんだかんだ言って学校は先生達が面倒見てくれますから。
それが対人スキルも学力も育ってないまま社会に出されたらもう一人で全てやっていかなくちゃいけないわけで。
たいがい相手にしてもらえなくなって挫折しちゃいますよね。
だからある意味で学生のうちに不登校があるというのはまだ可能性があるということ。
まだ柔軟な学生のうちになんとかする必要はあると思うわけです。
不登校の子は心の栄養不足
この本には不登校の原因として「心の栄養不足」と書いてあるわけです。
学校っていうのはものすごいエネルギー使う場ですから。常に人の目がありますし、テストやスポーツなど人と比べられることの連続なんですよね。
そうやって心のコップに入った自信の水をどんどんすり減らしてしまって,学校に来れない子が出てくるわけです。
個人的にはコップというか車かなと。
不登校の子はガソリン使いきってしまって動けないみたいな状態だと思うんですね。
愛情で心のコップを満たす
じゃあどうするのかって言ったらやっぱりその乾いてしまったコップを満たしてあげる必要があるわけで。
一番は親がその役割を担って,愛情を注いであげるのが一番だとこの本では言っているわけです。
1日3分のコンプリメント
具体的にはこれです。
1日3分間とにかくその子の良いところを見つけて褒めてやる。(コンプリメント)
友達が来てくれたら
「あんたには人を惹きつける力があるね!」
なんて言ってやる。
何か手伝ってくれたら
「優しいね,嬉しいよ」
と伝える。
というかもう私としては
「あなたがいてくれるだけで私はこんなにも親として幸せなんだ」
っていうことをどれだけ伝えられるかが大事なんじゃないかと思うわけです。
そうやって無条件に損得なしに愛してくれるのって世の中で親だけだと思うんですよね。
そうやって自信の水を注いでやります。
記録をつけていく
これも書いて合ったのですが、そのコンプリメントを記録する。さらにはそのコンプリメントをもとに今後の方針を検討する。より効果的なコンプリメントを考えていきます。
電子機器は覚悟をもって断ち切る
そして最後にゲーム、スマホは断ち切るべきであると。
本人の唯一の楽しみであることも多いので与えている家庭も多いと思いますが、結局、
「不安だから依存している」
というわけなので、けして望ましい状態ではないと。
だからしっかりコンプリメントをして、思い切って断ち切る必要があるみたいなことがあると書いてありました。
感想
最後に私の感想なんですけど。
結局親と本人が頑張らないとダメ
ってことを一番強く思いました。
アドバイスは出来るし支援はするけど、不登校の場合特に家にいる時間が圧倒的に長いわけですから、やっぱり親がどう動くか、そして保護者に対してどう支援していくかが大事なのかなと思った次第です。(ついつい本人にばかりアプローチしちゃいますからね)
ということで本日は不登校の解消の仕方について考えてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
本日も読んでいただかありがとうございました!