さて昨日のつづきである。
どうしたら何かの一番になれるのか考えたのだが,ちょっとそのヒントみたいなのを見つけた気がするので書いてみたいと思うーーーーーーーーー。
先日娘の初めての誕生日だったのである。
インスタグラマーの妻がこの機会を逃すはずもなく,最近は百円ショップに行って何か大量に購入してきたかと思えば,毎晩何か工作を続けていたのだった。
その表情は一浪している受験生くらい切羽詰まっており,
私がテレビを見ようものなら,
「集中できないから音大きくしないで」
と言われるし,
爪を切ろうものなら,
「その音やめて」
と言われる始末なのである。
私は会話の中に「落ちる」という言葉を入れないように生活する家族のように,静かに気をつけながら生活していたのである。
そして迎えた当日,妻がとった写真がこれである。
よくやるな、しかし。
我が妻ながらその熱量に感心してしまう。撮影場所はうちのアパート。さらにこれほぼ手作りである。
どこから来るんだこの情熱。
そしてどうして私にはこの情熱を向けてくれないのだろうか。私の胸中はネフェルピトー を見たときのゴンのようになってしまう。(以下ハンターハンター参照)
さらに妻はケーキまで自作して用意していた。
乳児でも食べられる特製のヨーグルトケーキである。
これを手づかみで好きに食べさせる。(知らなかったんですけど,スマッシュケーキっていうアメリカの一歳のお祝いみたいですね)
当然乳児が上手く食べられるはずもない。
手づかみでわしわし。すでに下の皿の方に興味津々。
おっお客様!
お、お客様!
お、お、、お客様ー!
……。
しかしこの惨状にあっても妻は満足そうにケーキをつまんで娘に食べさせているのであった。
これ同じことをやったら私はまず間違いなく家から追い出されるだろう。
ゴンがノブナガにキレるシーンのように私も,
「その優しさをどうして俺に分けてくれないんだー!」
と叫びたい気持ちになった。(以下ハンターハンター参照)
とまぁ色々あった娘の初誕生日なのだが,そんな妻の姿を見ていて思ったことがある。
それは,多くの人にとって一番になれる可能性が高いもの。
それは,
家族のことを想う気持ちじゃないだろうか。
というのも、なんといってもこれは圧倒的なブルーオーシャン。ライバルが少ないのである。
家族を大事にするというのは,多くの人に与えられた一番になれるチャンスだと私はふと思ったのである。
少なからずうちの妻ほどうちの娘を大切にしている人は世の中に存在していないはずだ。
そして同時に思ったのは,私は娘を思う気持ちでも一番になれなかったなぁという思いである。
罪滅ぼしではないが,一昨日は娘に続き妻の誕生日だった。
仕事で遅くなってしまったのだが,帰り道には妻の好物であるケンタッキーを買う。
帰宅すると,ケンタッキーと一緒に書いておいた手紙を妻に渡したのだった。
追伸
今日も読んでくださり,ありがとうございました。自分以外の人の誕生日がこんなにも嬉しいだなんて思いもよりませんでした。家庭持つって悪いことじゃないなって思いますよ。(って言って自分を納得させておきます笑)