教職者K

教育について考えるブログ。

せっかち。

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せっかちである。それも結構重度の。病的とも言っていい。

 

というか、意図的に思いついたら即行動に移すようにしている。

 

急がば回れ」「急いては事を仕損じる」というが、本当にそうだろうか。

 

なぜコロンブスが有名になったのか。最初にアメリカ大陸を見つけたからである。これが2番手3番手になると、どうだろう。2番手であろうと航海の難易度はそれほど変わらないにもかかわらず覚えてももらえない。

 

だからやっぱり一番になることの影響は大きいと考えている。

 

しかし、あまりにもせっかちすぎていろんな弊害がある。一番相性が悪いのは車である。

 

せっかちであるがゆえにこれまでちょこちょことぶつけてきた。

 

そんな私はまたしてもやってしまったのである。

 

4月ということで職場に車検証を提出しなければならなくなった。車を見たのだが、車検証がないのである。

 

ダッシュボードにあったのは古い車検証が一枚だけ。「23年」と書いてあり、住所も古いままである。

 

慌てた。去年車検を通してから確認すらしていなかったのである。これまで車検証がないままで車に乗っていたのか。急に車に乗るのが怖くなり、慌ていろんなところを探した。

 

しかし、どこを探してもない。車検証に怒りすら感じた。どうしてあんなにも大切なものが紙切れなのだろう。

 

もっとこう、ヨックモックとか、ルマンドみたいな壊れやすいお菓子みたいなものだったら良かったのに。みんな大切に大切にしまっておくはずだ。

 

いや、だめか。みんなボロボロにして運輸局に人が溢れかえる。

 

あの中学校の技術室にあったみたいな「万力」みたいな車検証はどうだろう。大きいし、重いし、絶対になくさない。

 

だめだ、コピーができない。そうか、紙でいいのか。悪いのは管理ができていない私である。

 

いくら探しても見つからず車検を通したgsにTEL。

 

「必ず車検の際にチェックしてお渡ししています。なのでうちが渡し忘れているということはあり得ません」

 

ですよね…。多分引越し等で使った覚えがあるからその時にどこかに紛れ込んでしまったのかもしれない。

 

もう私はいてもたってもいられなくなり、年休をとって運輸局まで行くことにした。紛失したことが判明してからここまで約40分での決断である。時間は絶対に無駄にしたくないのである。

 

そして30分かけて運輸局まで行き、三百円の収入証紙を購入して無事に再発行を終え、私の目の前に新しい車検証が提示された。

 

「????????????」

 

提示された車検証を見た私の頭にたくさんのハテナが浮かんだ。なぜか。

 

最初に見つけていた古い車検証と同じだったからである。

 

新しい車検証にも「23年」と書いてあり、じゅうしょには2つ前に住んでいた古いアパートが書いてあった。

 

 

皆さんお分かりだろうか。

 

 

つまり、最初に見て古いと思っていた車検証が、実は普通に有効な車検証だったのである。

 

上の方には「23年取得」と書いてあるがよく見てみると、下の方に、「平成32年まで有効」と書いてあるではないか。

 

自分のアホさを呪いたくなった。

 

つまり私がこの日やったことというのは、

 

「車検証を勝手に古いと判断し、年休を使って新しい車検証を取るために2時間と300円とガソリン代を無駄にした」

 

ということに集約される。

 

早すぎる判断で逆に多大な損失が出た次第である。

 

ちなみに恥ずかしすぎて職場には単なる勘違いだったことは口が裂けても言えなかった。

 

まったく焦りは禁物である。みなさん、どうぞ安全運転を。