教職者K

教育について考えるブログ。

自動採点システムを使ってみたよ。

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テストの採点てなかなか手間なんですよ。

 

丸つけをちまちまやって点数計算して、転記して打ち込む。まぁ最低でも一クラス一時間はかかる作業なんですね。

 

私の場合最低でも6時間くらいはこれで時間取られますし、更にミスが出来ない作業なのでかなり神経をすり減らすわけです。

 

そこで最近このシステムが職場に入りまして。

 

DNP学びのプラットフォーム リアテンダント® | ソリューション/製品・サービス | DNP 大日本印刷

 

答案をPDFで取り込んで一気に採点できるシステムです。

 

事前に回答用紙を読み込ませて点数配分を設定しておく。

 

テストが終わったら生徒が書いた答案をPDFで読み込んで生徒と紐づける。

 

すると生徒の回答が問題ごとに一覧で一問ごと出てくる訳です。

 

同じ問題の答えにどう答えてるのか、生徒全員分が一気に並びます。

 

正答率が高い問題ならクリック一つで全員に丸がついて終了です。

 

実際はそうはいかないので、ざっと全体を見て、間違ってる子には再度クリックしていくだけでバツが付きます。

 

これを1問ずつ全部繰り返していくと、全問終わった時にはもう点数が出てるっていうシステムですね。

 

同僚の中には

 

「これがない学校にはもう転勤したくない」

 

って言ってる人もいるぐらい。それぐらい時短になっているようです。

 

私も今回初めて使ってみたんですけど。

 

結論から言うと、

 

途中で諦めました。

 

これ私が悪いんでしょうけど、いちいち分からないことが出てくるのがイライラしちゃうんですよ。自分のペースで進められない事が超ストレス、待てないというか。

 

まず取り込んだデータがどこにも出てこなくて、すぐに電話してオペレーターに聞きました。

 

これが解決したら次は取り込んだ回答用紙が反転したりしてて、これも電話したら最初からやり直し、という事がわかった訳です。

 

もうこの時点で既に2時間くらいロスしてる訳ですね。もうどんどんテンションが下がる。

 

何より私のテストは作文をがっつり書かせるんですけど、これが採点しにくい。私自身が今までこれを用紙に基準を書きこみながら採点してたって事に今回初めて気づきました。

 

パソコン上での作業であり、コメントが打ち込める機能もある訳なんですけど、慣れてないからやりにくい。あと解答欄飛び出して書いてる子達もいるので、そういう子は見切れないわけです。

 

あと金曜日にテストが終わったら土日には仕上げて月曜日には返したい訳です。フィードバックには即時性が大切ですから。

 

でも学校のパソコンでしか出来ないので、これをやるとしたら休日に出勤しないといけない。持ち帰れば家で朝子供が起きてくる前にやれますけど、休日出勤となるとまた守衛さんが来る時間に合わせないといけない。

 

私はとにかく自分のペースで物事が進められないのが嫌なんですよね。

 

なので、結局諦めて許可取って家に持ち帰って、朝5時起きして丸つけをしました。

 

私はそんな感じなんですけど、他の人はすごい使いやすいみたいで。私のテストで作文書かせるスタイルが多分この採点システムにあってないんでしょうね。

 

記号問題とか、固有名詞書かせるような問題なら一瞬で採点終わります。もちろん、計算ミスもなし。

 

でもやっぱり文章書かせると理解しているのかどうかが明白に見えるので、なかなか変えたくないところでもあるんですけど。

 

まぁ手を抜けるところは抜くのもいいのかなと。

 

次回はこれ使えるような形にテストを変えるのも一つかなと思います。

 

個人で導入出来るもんでもないと思いますけど、ない人は教育委員会に交渉の余地がある良いシステムだと思います。

 

皆様の参考になれば幸いですー。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

世の中で何かを成し遂げる人が持っている特徴。

最近これ読んでるんですけど。

 

これめちゃくちゃ面白いのでおすすめです。

 

アダムグラント先生の本ですな。

 

 

この本では他と突出したオリジナルな人になる方法が書かれてます。勉強になったところをまとめておきます。

 

 

・神童と言われる人が世の中を変えることは実は稀である。才能にも野心にも溢れているのに、世界を進歩させられないのは、「オリジナル」ではないから。つまり、与えられたことをこなすのは完璧だけど、自分で何か新しいことをする経験をしているわけでないことに原因がある。

 

・研究の結果、創造性の高い子達はむしろ、教師に好まれない、指示に従わないタイプの子である事が分かっている。

 

・オリジナリティを発揮するためには、リスクを冒す事が必要。しかしながら、慎重にリスクを回避したいと思うタイプの人間がリスクを取った時に成功しやすい。

 

・ある分野でリスクを取ろうと思ったら別分野では慎重に行動する必要がある。(本業を安定させつつ、副業を慎重に頑張るみたいな)本業がある安心感が副業でも役に立つ。

 

・ある分野で天才的な創作者は同じ分野の他の人と比べても特に創作の質に差がある訳ではない。しかしながら、その量には差が見られる。(ピカソの多作さは有名)

 

・オリジナリティを正確に評価するには自分自身で判断するのではなく、同じ分野の仲間に意見を求めるのがベスト。

 

・海外経験(自分の生まれから遠い生活)をしている人ほど、創造的な仕事をしやすい。

 

・周りに意見を言う時に単純に立場が低いというだけで聞いてもらえない。同じことを言っていても立場が高いだけで受け入れられる。

 

・締め切りギリギリになって行動を起こした方が創造的なものが生まれる可能性は高まる。それはその期間までに集まってくる情報が増えるから。

 

・リスクを取りやすい性格なのかは出生順に由来する。つまり、次男や次女は長男としての恩恵を受けられない立場にいるので、リスクのある行動を取りがちになる。

 

・子どもを褒める時には、行いよりも人柄を褒める事が有効。

「片付けして欲しいな」✖️

「片付けができる人になって欲しい」◯

これは「片付けが出来る人」というアイデンティティを子どもが獲得しようと努力するから。

 

勉強になったのはこの辺ですね。

 

反抗的なタイプの子を見ると、イラッとしたりしましたけど、「もしかしたらこういう子が世の中変えるのかもな」と思ったりするようになりました。

 

私はとにかく慎重すぎて行動起こしにくいところがあるんですけど、それも悪くないんだなと。

 

あとは創造的な仕事についてはあえて遅らせるってのもありかなと思いましたね。わりかしすぐに終わらせて楽になりたいと思ってしまう方なので。

 

あと今年で今の職場が2年目なんですけど、同じこと言ってるのに去年より明らかに声が職場に通りやすくなってるんですよね。やっぱり時間とか立場って人に何かを伝える上で大切なんでしょうな。

 

兄弟の有無よるリスクを取るかどうかっていう傾向の違いも面白かったです。

 

どこかしらは勉強になるところがあると思うのでおすすめです。

 

皆さんの読書の参考になれば幸いです。

 

読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

目指せ本当のパーフェクトヒューマン。

朝起きたら、動けなくなってましてね。

 

首に猛烈な痛みが走るわけです。

 

少しでも起き上がるために体勢を変えるとピキーんと痛みが走って。もうどうにもならない。

 

寝違えたってのは分かるんですけど、感覚的にはこれ首折れてるでしょってくらいの痛みなわけです。

 

なんとか10分くらいかけて起き上がって、悲鳴あげながら着替えて職場に行ったんですけど。やっぱりどうにも首が動かない。

 

真っ直ぐにすると痛むので、1日中首が斜めのままです。

 

つまり、ずっと

 

パーフェクトヒューマン状態

 

になっちゃったわけですね。

 

(参照)

PERFECT HUMAN「歌詞が変わった」 紅白で再注目の「心遣い」: J-CAST ニュース【全文表示】

 

そしてパフォーマンス的にはもうパーフェクト(完璧)とは程遠くて。

 

肩が上がらないので黒板には半分より下に書くし、ご飯食べて飲み込むだけでも首に響くし、痛くて声もうまく出せないし、もう最悪な訳です。

 

しばらくしたら左手は痺れてくるわ、頭痛はするわ。不調のデパート。パーフェクト不調ヒューマンになっちゃってたんですよ。

 

これ流石にまずいと思って、休みとって職場の近くの整体に駆け込んだんですよ。ネットで検索したら評判も良くて、初診二千円をやたら推していて。

 

実際に施術を受けたらとても良い訳です。

 

「首筋の筋膜が張りすぎてます」

「身体的な疲労もですけど、寝てる間も考え事とかしてるとストレスでなったりします」

「最初に遠いところの筋膜からほぐしますね」

 

そういって首から遠い、肩とか顎、頭皮なんかをほぐしていく訳です。

 

すると少しずつ可動域が広がるのが分かる訳ですね。おぉ、これ良いかも!

 

私は体勢を変えるたびに悲鳴を上げる訳なんですが、

 

「寝る姿勢が一番首に負荷かかるので、両手で支えて移動しましょう」とアドバイス

 

確かに両手を添えると少し楽になるのです。これで横になれる、と安心する事が出来ました。

 

ここは信頼できる整体だ…。

 

そう思っていたところこんなアドバイスを貰いましてね。

 

「継続的に通ってもらえれば予防になりますし、絶対良くなります」

 

「だから最低でも6回は通って欲しいです」

 

「ちなみにこれ次回からの正規料金です」

 

そうやって提示された料金には、

 

6回42,000円

 

って書いてあったんですよ。

 

「どうしますか?」って聞かれたのでこう答えましたよね。

 

「まぁ、考えときます」

(↑行かない)

 

 

いやね、それくらいの技術だし、分かるんですよ。1時間近くも揉んでもらってますから。料金としても適正でしょう。

 

ただね、その値段はネットのどこにも書いてない訳よ。安い値段で呼び込んで、サービス受けさせて負い目を与えてっていうやり方がなんかちょっと好きじゃないなと。はっきり最初から言われた方が納得出来たかもなって思いましたね。逆にもう通えないなって思っちゃいましたね。そんなにコストも時間もかけられないですからね。

 

ただもう首の痛み酷いのでここから先は自分でなんとかしないといけないなと。

 

なのでこちらを購入しました。

 

DaiGoさんがお勧めしてたマッサージガン。

 

値段も安くはないですが、四万払うよか良いかなと思って。安くすら感じましたね。

 

何にせよマッサージはストレスの軽減にも効果あるし、ドーパミン出て集中力上がるし、何よりもう2度とあんな痛い思いしたくなくて購入に至りました。

 

まだ届いてないんですけど、使ったらまたレビューでも書こうかと思ってます。

 

皆さんもお気をつけて。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました。

 

上流を変えるためには意図的なゆとりが必要っていう話。

さて前にも紹介したこの本からの話です。

この「上流思考」というのは、問題が起こる前に対処しよう、という考え方なんですけど。

 

そんな当たり前のことをなんで多くの人々ができないかと言うと、その要因がトンネリングであるとしているわけです。

 

つまり、多くの人が金と時間の無さからトンネリング(視野狭窄)に陥っているということなんですね。

 

たくさんの問題で右往左往しているときに、本当に解決しなければならないことを諦めてしまうと。

 

確かに川で次々と溺れる子を助けるのに必死になっている時に、上流で子どもを川に投げ込むやつのことをなんとかしようって考えるゆとりはないですよね。

 

結局お金とか時間がないことで、上流にあるもっと大きな問題の根源について考えることをしなくなっているわけです。

 

そして、これは学校の教員も同じようなことが言えると思っています。

 

日頃授業も作らなきゃいけないし、部活動も教えなきゃいけない。休日もない。さらには行事の準備もして、保護者の対応も考えなければならない…。

 

ありとあらゆることを常に対応しなければならないとなると、そもそも問題の根本にある予防策を考えるような時間が取れません。

 

このことによってトンネリングが起きてしまい、未然防止ができなくなってしまうわけですね。

 

また、トンネリングには快感が伴うとも書いてあります。

 

というのも、不登校を未然に防いだ人は褒めてもらえません。何が凄いか成果が分かりにくいからです。

 

一方で、不登校を復帰させた先生は褒めてもらえます。それは結果的に誰の目にも明らかだからです。

 

なので、目の前に起こった問題を対処した方がヒーローになれると言う点もあるわけですね。

 

なのでまぁ我々はどうしても物事の本質ではなくて、目の前の問題に囚われがちになってしまい、トンネリングを起こすわけです。

 

そして、そうならないためにも、この本の中では、戦略的なゆとりを作る事が大事であると言っています。

 

例えば会議の時間を作って、一人一人の学習の状況を確認する。これは自然発生的には生まれないので、こういう場を意図的に作るっていうことが重要であるということが書かれていました。

 

ちなみに私自身も生徒指導主事って言う立場なので、各学年の生徒指導の先生に月に2回、1時間だけ集まってもらって、最近の各学年の様子とか生徒指導の雰囲気、何が課題になってるのかっていうのをちょっと考えてもらう時間を取るようにしました。

 

こうやって共有することで、教員同士の指導のブレとかを防ぐのが目的です。

 

やはりこういうことは自然発生的には生まれないので、意図的に設定するっていうことが重要だと思います。

 

ちなみに私は生徒指導主事なので、生徒指導っていうことについてやっていますが、例えば教科についてこういう単元構成や評価計画でいいのかとかを教科担当で話し合う時間を取ってみるのもいいでしょう。

 

他にも行事が始まる前にどんな問題点が起こると考えられるか、みんなで話し合って共有しておくとか。

 

新人の先生に最近どうなのか聞いたりする座談会を定期的に開いてあげるとか。

 

やっぱり忙しいんですけど、こういう場を持つっていうことが最終的にいろんなトラブルを防ぐためにもすごい重要なんじゃないかと思います。

 

なのでまぁ我々はトンネリングしてしまいやすいですよっていう、まずはそんな思考の癖があることを自覚することが大事かと思います。

 

そしてそうならないようにするためにも、意図的なゆとりの時間の設定をすると言うことが大事みたいなんで、書いておきます。

 

皆さんの参考になれば幸いです。

 

なかなか難しいと思いますが、最終的により少ない問題を解決するのはこちらじゃないかなと思いますね。

 

 

ちなみに、そもそも上流思考ってなんのこっちゃわからん、という方は先にこちらからご覧ください。

 

学校の上流を変えよう。 - 教職者K

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!

 

求められる生徒指導像の変化について

今生徒指導主事っていうポジションで仕事をしてるんですけど。

 

このポジションは校内で起こるすべての生徒指導に関わるので、他の先生達に伝えられるようにするためにも、生徒指導の正しい方向を知っておかないといけない訳です。

 

なので、最近こんな雑誌を買い始めました。

生徒指導について書いてある専門の雑誌ですね。

 

生徒指導提要の内容や不登校調査の分析など、知っていることも多かったですが、それでも他の校長先生や教授クラスの人達がどう今の生徒指導を見ているかっていうのはなかなか勉強になりました。

 

その中で、特に印象に残ったのは、ある校長先生が書いた文章でした。

 

昔は生徒指導において、各学校にはやんちゃなグループとそれを統率するリーダーがおり、彼らへの対処が学校の大きな課題だったそうです。

 

そんな時代ですから、その時に生徒指導に携わる先生には体力や男気、やんちゃな子に立ち向かう勇気のような、そんな男性的な強さが求められていた訳です。

 

しかし、時代が変わり、今ではそういった生徒が減りました。

 

学校を支配するようなグループはなくなり、グループは小規模化し、多様な生徒のニーズに対応する必要が出てきています。

 

こうなると、1人の力のある教諭が学校の安定を図ることが不可能になってきてる訳です。

 

つまり、今生徒指導主事に求められるのは、チームとしてみんなで関わる意識を高められることなんだと解釈しました。1人で生徒をまとめるのが不可能な時代だから、いかにみんなと上手くやれるかが大事なんですよ。

 

だからちょっと気難しくて、竹刀持って校門の前で待ってるみたいな人よりも、みんなとコミュニケーションをうまく取ってケーキでも食べながら、「次どうしていきましょう?」みたいな話できる人の方が全体のパフォーマンス上げる可能性があるわけです。

 

今とにかく色んな先生達に声かけてコミュニケーション取りながら仕事する事を意識してるんですが、方向性として間違ってないなと思いました。

 

こんな風に時代の変化に合わせて生徒指導のあり方も変わってきています。

 

ただ一方で、昔ながらのやり方も大事だと思ったわけで。

 

他の先生が書いている中で勉強になったのは、朝は生徒指導の情報が集まる宝庫であると言う言葉です。

 

登校時間がちょっと遅くなっているとか、いつも来ているはずの子と一緒に来ていないとか。

 

そういったことが生徒指導上の問題を発見する非常に大きなサインになるので、そのために毎朝校門に立っているという話でした。

 

確かに私自身も1本電車を遅れて通勤する時でさえ、やっぱり家で何かあったりする日なんですよね。

 

夜中まで子供が出なくても朝起きれないとか、朝子どもが吐いちゃうとか。

 

なんかちょっとそういうトラブルが起きた時にそういう乱れって出ているわけで。

 

大人でそうですから、子供たちも朝同じ時間に来ていないとか、そういうのは何かしらが狂い始めているサインであるといえます。

 

またその先生は保健室にも常に通ったりして、保健室の先生からどんな生徒が来ているのか情報を聞いているということです。

 

朝に校門に立つというのは時間外でもありますから、今の時代に合わない部分もあります。

 

でもこうやって地道に現場を見て回って、生徒たちの様子を見て、そこから感じる課題とかをいち早く上げて問題を起こる前に潰してしまうというのは、非常に有益だし、プロの領域だと思いました。

 

何にせよ、この本を読んでもう少し自分を磨いてみようかなと思えたので、読んでよかったと思います。

 

とりあえず与えられた仕事の中でいかに成果を出すのかが大事だと思うので、今いる場所で頑張ります。

 

本日も読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

最近買ったものの話。

最近買ったこちらの紹介です。

 

 

こちらは、アレクサと連携してさまざまな家電を操作できるリモコンです。

 

これをもっと早く購入していれば良かったと思うくらい便利です。

 

というのも子育てをしていると、手が離せなくてリモコンを探したりするのが面倒な場面がかなりあります。

 

外に出かける時も子供を抱っこしていると手が離せないわけなんですけど、これに登録して家電を動かせるようにしておけば、口で照明を消したりテレビを消したりすることができるわけです。

 

実際に夜寝る時なんかも子供たちを運びながら寝室に運んで、さらに口で寝室から指示を出してリビングの照明を消したりしているわけです。

 

また料理をしながらテレビをつけてもらったりとか、そういったことが可能になります。

 

他にも携帯とも連動しているので、携帯電話から家電を動かすことができます。

 

なので外出先から操作して消し忘れを防止したりだとか、家に帰る前に事前に電気をつけておくとか、そういったことも可能になるわけです。

 

実際ほとんどの赤外線タイプのリモコンに対応していて、旧式の家電でもほぼ動かすことができるので、とても便利だなぁと思いました。

 

これがあることによって一気に生活が便利になったので、いろんな方にお勧めしたいなと思います。

 

値段も高くないので、ぜひもう既に家にアレクサがあると言う人にはセットで買うことをお勧めしたいと思います。

 

取り扱い方も簡単です。本体をWi-Fiに接続し、携帯に専用のアプリをダウンロードします。

 

その後、使いたい家電のリモコンの赤外線を本体に当てることで登録が可能になります。

 

携帯の画面には家電に合わせたリモコン表示が現れ、様々な操作が容易になります。

 

ただ電源は別で購入しないといけないので、Type-Cの電源とれるように別で買う必要はありますけど、まぁそこは大した手間でもないでしょう。

 

ということで、今更ながらなんで買わなかったんだろうと思うくらい便利なのでまだの方にはお勧めです。

 

ぜひお試しあれー。

 

 

 

 

 

 

 

 

学校の上流を変えよう。

最近この本を読んでいまして。

このタイトルの上流思考っていうのは、「問題が起こる前の対処を考えようぜ」っていう意味です。

 

つまり、川に溺れる子が次々出ていたら、どう救うかではなくて、そもそも溺れる原因をなんとかしよう。問題の上流をコントロールしようっていう本なんですね。

 

(日本では上流・下流という言葉のイメージ良くないですから、訳としてイマイチな気もしますが、まぁよしとしましょう)

 

この本を読んだのは今求められている学校での問題解決でもこの上流思考が求められているからです。

 

新しい生徒指導提要では、「2軸3類4層構造」という考え方が示されましたが、この時の2軸というのは、事前、事後という時間軸を表しています。

 

そして、まさにこの事前に何をするかが今大切と言われているわけで。

 

つまり、問題が起こる前の指導こそが、すべての子どもが対象となり、教員が最も頑張るべき所である

 

と生徒指導提要でも言われている訳です。

 

まさしく上流思考の考え方なんですね。

 

だから、不登校になってからよりなる前。

 

いじめが起こってからより起こる前に何をしていたか。

 

そこが今学校現場では大事になってきている訳です。

 

(逆に事後指導は、事例も特殊なので警察とか専門機関との連携をしてもっと頼っていこうとなって来ています)

 

なのでこの本で書いていることと、そんな最近の生徒指導の求めるものはかなり共通点があるわけなんですね。

 

実際に現場で子ども達を見ていて思いますが、不登校になってからいくら手をかけても無力感を感じるのです。

 

今の勤務先は県内のいろいろな所から子どもが来ているのでなかなかこちらから家庭訪問する事ができません。

 

さらに友達の力を借りて登校を促したりすることも出来ないですし、親御さんもこだわりが強い方が多いので、なかなか外部の専門機関と繋がろうとしません。

 

なので一度なってしまうとそこからの復帰率がとても低いんですね。

 

またいじめの問題にしても、大きな問題が起こってからあれはこの事だったのかと気づく事が少なくありません。

 

教室内での小さな違和感が積み重なって問題が起きてる訳ですね。

 

なのでいじめにしても不登校にしても上流の段階でどう対処するかが全体の流れを大きく変えると言えるわけです。

 

ちょっと本を読んでいて色々思った事があったのでまた書いて行けたらと思います。読んでもらえたら幸いです。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました。

 

最近読んだ本を3冊紹介します。

最近読んだ本の紹介です。

まずこちらの八月の御所グラウンド。

 

直木賞受賞したとのことで読んでみました。

 

短編が2本で一本は駅伝、もう一つは野球とどちらもスポーツがモチーフになっています。

 

そしてそのどちらにも過去の幽霊みたいなものが現れるというちょっと不思議なストーリー。

 

なんだかぶっ飛んでる気がしますが、それが違和感なく溶け込むのは物語の舞台が京都っていうちょっと日本の中の異国みたいな場所だからでしょうか。

 

私自身、二年連続で京都に行っているので街並みを思いながら読ませていただきました。

 

次にこちらの同姓同名。

 

ビブリオバトルっていう本の紹介プレゼンがあるんですが、そのチャンプ本として紹介されていたので読みました。

 

内容としては大山正紀なる人物が幼女を殺してしまい、新聞社が実名を報道します。

 

その実名報道によってなんの罪もない同姓同名の大山正紀達が就職出来なくなるなど、被害を受けます。

 

そしてその同姓同名の大山正紀で被害者の会を結成して、真犯人の大山正紀にアプローチするっていう話です。

 

登場人物全員が大山正紀っていう設定そのものがかなりぶっ飛んでますね。読んでいてめちゃくちゃ混乱しました。

 

さらには最後の最後まで読者を裏切ろうとする展開が見事。

 

名前って大事だよねって事を再確認させられる一冊になっております。

 

そしてラストはこちら。

 

タイトルからエッセイみたいなものを想像しがちですけど、精神科医の先生がメンタルを保つための方法を書いた一冊。

 

なんせストレス多い仕事してますし、周りに鬱になる人も出てますから、自分の心をどう守るのかってのがとても大事なんですよ。

 

内容的には一般的な事がほとんどだったんですが、そこを一歩踏み込んでこの先生なりの解釈が書いてありました。

 

ただ動画を見るのではなく、目的をもって見る

 

このあたりは参考になりましたね。ついついダラダラと動画とか見てしまいがちですからね。

 

さっと読めるので、最近疲れてるかもなっていう方にはお勧めです。

 

ということで、最近読んだ本のご紹介でした。

 

皆さんの次の一冊の参考になれば幸いです。

 

読んでいただき、ありがとうございました!

これが今の私にとってジャストフィットのボールペン

毎日手帳に1ページ自分の考えていることを書き出すことを課題にしているのだが、このペンが問題なのである。

 

なんせよく失くす。車の中を整理したら赤ペンが15本ほど出てきた事もある。

 

大体ポケット入れたまま行動し、気づいたらいつの間にか無くなっているというパターンなのである。

 

もしかして、価格が高かったら大切にして無くさないんじゃ無いか、という仮説を立てて万年筆なんかも試してみたが、すぐインクが乾くため2日目にはもう使えなくなった。

 

病的にせっかちなので使ってられるか!とすぐに諦めた訳である。

 

どうせ失くすので自分で買うのも馬鹿らしい。そのためペンといえば、事務室からコソコソと拝借していたのだが、そんな中で出会ったのが「人権作文コンクール」の副賞として送られてきていたこちらのボールペンである。

これ良い。

 

まず細い。0.38がベストで、カリカリした書き味が手帳に文字を書いていても気持ちがいい。また出席簿など細かい欄に書き込まなくてはいけない時もスッと文字が入る。

 

またすぐ乾き、裏移りしないというところも手帳に書く上でちょうどいい。力もあまり要らないので裏面がボコボコになる事も少ない。

 

ノック式も私にとってはありがたい。キャップが付いているタイプはキャップを無くしてしまうのである。(←良い加減にしろ)

 

またカラーはブルーブラックが良かった。

 

というのも、指導案など大量に文字が書かれていてもその上にブルーブラックで書けば自分の文字との識別がしやすいからである。

 

また普段使う時もギリギリ黒としてそのまま使えるレベルなので視認性が高い上に普段使いもできる万能さ。ボールペン界の大谷翔平

 

白黒のプリントを大量に扱う教員という仕事にとてもマッチしている気がする。

 

価格的にも無くしても痛くない(←重要)ので、珍しくこちらのペンを自腹で買うに至った。

 

赤ペンもまた教員の必須ペンだが、赤ペンとなるとまた答案の改ざんができないような工夫だったりも必要だし、丸つけをこのペンがしやすいかといえば細すぎて疑問が残る。

 

とりあえず普段使いできるどうでも良い黒ペンとしてお勧めしたい一本である。

 

何か書きやすいの無いかなって人はお試しあれ。

 

皆さんの参考になれば幸いです。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!

【お勧め】世界は贈与でできている。

最近読んだこちらの本の紹介です。

この本は世の中のあらゆる事が贈与で説明が付くっていう事を書いた本なんですね。

 

例えば今子育てをしていて思いますが、子育ては金銭や時間で見れば割に合うものではありません。

 

夜中は泣いて起こされたり、子どもは言うことを聞かないし。

 

さらに進学をさせようと思ったらいくらでも金がかかります。

 

かといってそうやって大切に育てた子どもが将来的に自分達の面倒を見てくれるとか、経済的に支えてくれるなんていう保証もどこにもないわけです。

 

そんな割に合わないことをなぜ我々はやっているのか。

 

 

それは

 

自分も同じように育ててもらったのだ

 

という親からの贈与に親になって初めて気づくからです。

 

自分が受けた多大なる贈与を子どもに対して返しているわけですね。

 

同じようにサンタクロースがなぜ世界に文化として受け継がれていくのか。

 

それも贈与で説明が出来るとしている訳です。

 

そして私はこの本を読んで、良い教育を受ける(贈与を受けている)ことが良い先生になるための条件ではないかと考えました。

 

というのも、

 

すでに受け取ったものへの返礼であれば、それは自己犠牲にならないから

 

です。

 

教育ってやっぱりどこか踏ん張らないといけない場面がある訳なんですが、そう言う時に頑張れる人っていうのはすでに贈与を受けている人なのではないかと思うのです。

 

受け取っていない状態で努力を求められるのは自己犠牲になってしまうし、辛いんですよね。

 

この本からはそんな教育は贈与の連続であり、良いものを受け取った者が次の世代に良いものを伝えていく重要性を考えさせられました。

 

今部活が問題になっていますけど、確かに経験もない部をもたされたりするのは、贈与を受け取ってないわけですから、単に教員の自己犠牲になってしまいます。

 

一方で私みたいに自分がすでに贈与として受け取ったものに顧問として携われている人間は、次の世代に返していく努力が必要かもしれないと思いました。

 

贈与という観点から世の中を見直すことで、自分自身がすでに受け取っていたことに気づきます。

 

この仕事を選んだのも、こうやってブログを続けたりしているのも全部贈与を受け取った結果なんじゃないかと思いました。

 

このような洞察に触れた良書なので、ぜひ皆様にもおすすめしたいです。

 

皆さんの本選びの参考になれば幸いです。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました。