これまで色んなタイプの先生を見てきたんですけど。うまくいかない先生には共通点がある気がしたので書いてみます。
うまくいかない先生達の共通点。
それが、
手数がやたら多い
ということです。
授業にしてもやたら喋る。
子ども達が考えてる時も喋る。しかしながらその言葉が子供達に入っていないんです。
生徒指導についてもそうで、やたら話す割にはクリティカルな言葉が出てこないんですね。そしてうまくいかなくなって悩む。
これはボクシングで例えると、素人がやたらパンチ振り回してすぐ疲れてしまっているような状態です。
一方でうまい人は相手の出方見ながら一打一打確実なパンチを放りますよね。
学年集会みたいに全体で話す場でもそうなんですけど、沢山語ったかどうかは問題ではなく、どれだけ子ども達の心に残ったか、響いたかが大事なわけですね。
では、なんでそういう先生達は一方的に話をしようとするんでしょうか。
それはですね、
子どもから出てくる言葉に対応する自信がないから
っていうのが根底にあるんだと思うんですね。
子供達っていうのは、訳のわからんことを言ったり、理屈がとおらない発言をしたりしますから、そこをうまく交わしてパンチを放る自信がない。
そうなると、攻められたくないから一方的に話すことが多くなるわけですよ。
そして、そうなってしまうと自分の発言を挟み込む隙間が無くなってしまうので、対応してもらえない子ども達は嫌になる一方なんですよね。
んじゃお前(私)の話は端的なのかっていう話なんですけど。
私は話が短いことに関しては自信があるんですよね。
以前同僚から
「君の話は桃太郎で言うと、登場した段階で鬼倒してる」
って言われる事もあるぐらいで。朝の会も帰りの会も最速でどのクラスよりも速く終わります。
(←それでいいのかっていう問題はありますね)
また最近保護者の方と話しててこんなこと言われたんですよ。
「以前先生から面談の時に
『君は、これまでの人生で努力したことが一度もないんだね』
って息子に言われたんですけど。あれは本当に的確でその通りだと思いました。言いにくいことはっきり言ってもらってありがとうございました」
これ聞いて
控えめに言ってかなりひどいこと言ってたんだな
って自分自身にかなり引いたんですけど。
でもまぁその子との関係性の上にある言葉だし、結果的に感謝されてるからよしとしようかなと。
だから、まぁ短い言葉でも相手に伝わることが大事だし、そういう意味で日頃から小説読んだり、短歌見たりしてそういうワードとかを自分の中にストックしておくことが大事だと思うんですね。
めちゃくちゃ長い名言って見たこと無いじゃないですか。
なので、日頃から使えそうな言葉にアンテナを張っているってのが逆にいうと教師としてうまくいくために必要だと思うので書いておきます。
さて、今日は年休とったんですけど、本でも読みますかね。
本日も読んでいただき、ありがとうございました!