教職者K

教育について考えるブログ。

子ども達に伝えたい広告コピー。

先日こちらの本を読みまして。

ずっと読みたい0才から100才の広告コピー(ライツ社)

ずっと読みたい0才から100才の広告コピー(ライツ社)

 

広告のコピーとして行って一定の期間ポスターとかに書かれて掲示されていたものを集めたものです。

 

「0歳から100歳まで」とあるように,その年代にあったコピーが順番に並べられています。

 

非常に心に残る言葉ばかりですごく良かったです。

 

受験前や,大事な試合の前だったりと教師は子ども達に言葉をかけることが多い仕事なんですが,そんな時にも使える一冊だったように思います。

 

今回は特に私の心に残ったものの中から,子ども達に伝えたいなぁと思ったものを紹介していきます。

 

目指すなら100点より100%(東京海上日動火災保険

これいい言葉だなぁと。テストとか部活とか色んな場面で使えそうですね。

 

結局点数だけに注目してしまうと,点数取れないと価値がないみたいな思い込みにつながってしまうんですよ。

 

でもそうじゃなくて自分の中の最大限の努力ができたかどうかっていうのがまず大事で。その努力っていうのは絶対に無駄ではないと思うんですよね。

 

結果的に自分の100%が出せた時っていうのは120点とか130点のものが出る時なんじゃないかとも思っています。

 

人との比較ではなくまずは自分との戦いであることを思い出させてくれるいい言葉だなぁと思いました。

負けたからまだうまくなれるね。(WHITESWIM /小柳建設)

これ試合に負けた時とかに使いたいなぁって。

 

「負け」という決定的なマイナスをすごくポジティブに捉えている優しい言葉だなぁと思いました。

 

負けるということはまだ自分に努力する要素があって更に成長する可能性があるということ。

 

こういう前向きなこと言ってあげられる人になりたいなと思いましたね。

みんないい人だったらきっとつまらない(ぐるなび

中学生くらいの生徒って友達との関係性にとても迷うと思うんですけど,人間関係ってそういううまくいかなさが面白みだったりもすると思うんですよ。

 

サッカーもキーパーがゴールさせないように抵抗してくるから面白いわけで。相手チームが抵抗してくれないと面白くないじゃないですか。

 

なんだかこう人間関係もそうやってどうやったら相手を攻略出来るのか考えてやれたら面白く乗り越えられるんじゃないかなって思うんですよね。

 

(ちなみに私の場合,これまでの経験上同僚の話と奥さんの話が一番バズるので本当にありがたい存在です笑)

 

試験会場ではみんな賢そうに見える。でも大丈夫。キミもそう見えている。(名古屋鉄道

これ名古屋鉄道が出していてホームに貼られていたってのがいいですよね。これから電車に乗って会場に向かう受験生に送る言葉。

 

受験生にもそのまま言ってあげたいですし,大会前とかそういう緊張する場面でも言ってあげられたらいいなぁと思いました。

 

そして最後に私自身の戒めとして一つ。

子どもにとって先生は学校に行く理由であって欲しい。(日本教育大学院大学

あの人嫌だなぁとかじゃなくて,「あの先生面白いよ」「あの先生の授業好き」やっぱり教員やっている以上そういう風に言ってもらえる先生になれるように努力していかないといかんなと改めて思いましたね。私自身そういう先生に出会えて教員になりましたから。

 

ということでそんなモチベーションを貰える一冊となっております。

 

皆様の参考になれば幸いです。

 

本日も読んでくださりありがとうございました!