見ましたよ。
NETFULIXで話題の「全裸監督」。
面白いとは聞いていたけれど,やっぱり面白かったので今回はレビューをあげてみます。
あらすじ
時代は昭和から平成へ。
その時代の変化の中でAV業界もそのあり方を模索しながら変化を続けてきました。
本作はその中心となった村西とおる監督を中心とした物語です。
ライバル企業からの嫌がらせあり,
警察からの摘発あり,
ヤクザとの絡みあり
と村西監督のビジネスはなかなかうまくいきませんが,「駅弁」「わき毛」「ほら貝」と言った独特の世界観で徐々に人気をはくしていき、
ついには日本を代表するAV監督になるまでのし上がっていきます。本作はそんな過程を描いたドラマです。
ちょっと感想を以下に書いていきます。
タブーだらけ
前回テレビゲームは
『タブーを用いて「驚きのデザイン」を挟み込むことによってプレイヤーを飽きさせない工夫をしている』
みたいなことを書いたんですが,本作はそれでいうところのタブー連続です。
性、金、暴力、食、混乱、死…
そんなタブーが目まぐるしく展開されるので息つく暇がありません。
AV業界というテーマ設定、そして昭和という時代を選んでいるあたりがそれを可能にしているのだと思いましたね。
役者たちがやばい
とにかく役者たちがやばいです。実力派たちの共演。
山田孝之、國村隼、小雪…など,一人一人のキャラクターがめちゃくちゃ立っています。
そしてですね、
「役者の実力は普通のシーンに出る」
「派手なシーンよりも歩いたり食べたりする普通のシーンをどう演じるかが役者の実力が出る所」
という話を最近私は聞いていたので,そういう目で本作を見ていたのですが,
役者ってすげぇな。
と思わされました。
一人一人キャラクターに合わせた食べ方歩き方があるんですよ。
まとまってご飯を食べるシーンが何回かあるのですが,チンピラ風のやつは少し意地汚く食べて見たり,緊張している子はそれが食事の仕草に出ていたり。
そんな細かい所にもキャラクターを出す役者のすごさを感じさせられました。
また作中には
「覚悟のない欲望は面白くない」
というセリフが出てきて、これが私の中で一番印象に残っているんですけど,まさに役者さんは覚悟をもってこの作品に望んでいるんだろうなと思いましたね。
ネットの可能性
そして感じたのはネットの可能性。本作はテレビでも映画でもなくネットによる配信です。
間違いなく規制の厳しい地上波ではできない内容だったと思います。
また私は今回初めてNETFLIXを使ってこの作品見ているわけですが、全裸監督以外にも面白そうな作品がいくつもあり,ついついはまってしまいそうです。
そしてすでにこの「全裸監督」については大人気であるがゆえにシーズン2が確定したのだとか。
これからも目が離せないなぁと思いました。
よろしかったら是非どうぞ!
追伸
ちなみにこのブログがイマイチ面白くないのは「覚悟が足りないから」だろうなと私自身思わされましたよね。
多分もっと面白くしようと思ったら,守秘義務をバンバン破る必要があるでしょうが、私には出来ません。
その辺,村西監督はルールをバンバン破る。何回逮捕されても懲りない。いやぁ世の中すげえ人がいるんだなと思わされましたね笑 本日も読んでいただきありがとうございました。