教職者K

30代教員の日々の徒然。

「さる先生の全部やろうはバカやろう」読んでみた。

 

さる先生の「全部やろうはバカやろう」

さる先生の「全部やろうはバカやろう」

 

たまには教員らしい本を読もうかと。

 

『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』を読ませていただきました。

 

今回は感想をつらつらと書いてみたいと思います。

 

 

私は最近ツイッター使い始めたんで知らなかったんですけど,ツイッターから話題になって本になったという一冊です。

 

書いているのは京都の小学校の先生。中身は教員がより前向きに仕事に取り組めるようなアイディア集であり,大変勉強になりました。

 

 

何より私が感じたのはですね,

 

 

ネーミングの大切さ

 

なんですよね。

 

教員が毎年この時期に悩まされるのが「所見」ってやつなんです。生徒の一人一人の様子を通知表に書かなくちゃいけないんですが,これ書くのがすごく大変で。

 

私も通知表の時期にまとめて書くのが大変なので,前からちょこちょこメモをして書くようにはしてたんですけど,そういう所見書くのが早い人のことをこの本ではですね,

 

 

「アーリーショケナー」

 

 

って呼んでいるわけです。

 

ここ最近ツイッターでこの単語をちょくちょく見かけていたんですが,なるほどここにルーツがあるのかと思いました。

 

更には,

 

「所見ヤッホイ指数」

 

と称して所見の文字数をカウントして自らのモチベーションを高めているとのことです。

 

さきのアーリーショケナーにしても所見ヤッホイ指数にしてもネーミングにセンスあるよなって思うんですよ。どこかポジティブな響きがあるじゃないですか。

 

ちなみに「iPhone」がなんでここまで浸透したかっていうと,あれも名前が大きく関係しているみたいなんです。

 

というのも,本来スマホってもうほとんどパソコンなんだけど,パソコンっていうネーミングだと,大袈裟で一家に一台になっちゃう。

 

だからあえて「フォン(携帯電話)」っていう名前を残しておくことによって一人一台このパソコンを持たせることに成功したって言われているわけですよ。

 

だから物事が広まるにはネーミングってすごく重要なんだろうなって改めて思ったんですよね。

 

 

こういう世間に対してポジティブに広めたいことはキーワードを作って押してくっていうこと自体が勉強になったし,クラスでも使えそうな概念だなと思いました。

 

何よりこの本で一番感じたのは,本当に子どものためになっているのかっていう目線で業務を見つめなおして本当に必要な業務に力をかけることが大事だということ。

 

正直もともと知っていたことも多かったのですが,言葉の端々からいろんな本読んで研究されてるんだろうなぁっていうことが伝わってきました。

 

そのモチベーションもらえたことが一番の収穫かなと思います。

 

さ、夏休みまであと少し。本読んで刺激ももらえたし,抜くとこは抜きながらも,頑張りましょうか。

 

追伸

今日も読んでくださりありがとうございました。いやぁ夏休み早くきて欲しいわぁ。笑