今年やる授業について他の先生に説明しなくちゃいけないんですけど。
いわゆる「主体的で対話的な深い学び」を実現するために私たちはどんな授業をやっていくのか。
これまでの経験の中で「授業でやってはいけない5つのこと」があるし、それを他の先生から理解してもらうためには事前に説明しておく必要があるなと。
なので今回はそのことについて、私の頭を整理するためにも書いてみたいと思います。
活発な話し合い
まずこれです。活発な話し合い。
「え、活発なのっていいんじゃないの?」
って人も多いと思うんですけど。
活発に話せるのは考えてない証拠でもあるわけですね。
それはすでに分かってることの発表なんですよ。改めて学習するほどのことじゃない。
よって、こういう時は課題が簡単すぎることが考えられます。
なので対話はしてるんだけど、必要な時にアドバイスを求める。どちらかと言うと静かで知的な探索。
それが「対話的」の目指す姿だと思います。
(ただ、もちろんクラスの和や一体感を求める時にはそういう場面も必要です。そこは分けて考えたいですね。)
一つにまとめる
そしてこれもよくあるんですけど。
グループで学習して意見を一つにまとめる行程を取り入れる授業者がいるんですけど。これもやめたい。
なぜなら大抵の場合において出来ない子が何もしていないんですね。
大体一人のできる子が書いて発表して終了。それでは全体の力はつきません。
なのでこのような一つにまとめる作業は不要だと考えます。
一人で考える時間
そしてこれも不要です、一人で考える時間。
「まず一人で考えてからグループで共有する」
「一人で考えないと自分で考えるクセがつかない」
っていう授業者もいるんですけど。(実は私もずっとそう思ってました)
これも出来ない子にとって時間の無駄なんですよね。考えられないですから。
例えば出来ない子は一人で10分考えろと言われたらその時間が無駄になります。だったら最初から人の手を借りられる状況にして10分参加できる状況にして、トレーニングした方が良い。
よってこれも不要ですね。
丁寧な説明
教員てよかれと思って丁寧に説明しますけど、教師が話せば話すほどやる気を失うのが子どもですからね。
話が面白ければまだしも、つまんない教員の話なんて聞くだけ地獄じゃないですか。
だからさっと導入して、5分以内に学習者が主体になるような学習活動に入る。
子供が落ち着かないなら2分以内に入りたいところです。
とにかく失敗しないような丁寧なものは子ども達にとって面白くもなんともないですから、丁寧な説明は不要だと考えます。
多い発問
あと多い発問もやめたいですね。
発問が多いと学びが深まらないんですよ。
よって発問は選び抜いたものを2つ。まとめも含めたら3つが適切かなと。
また発問を多く準備しすぎると、学習者が予期せぬ発言をしてきた時に教師が進行することに手一杯になりがちで、肝心の返しが疎かになりがちです。
よって発問は少なめに抑える。それでいてその発問の中で思考が広がるような展開を心がけたいところです。
ということで、今回は私の考える授業でやってはいけない5つのことについて書いてみました。
色んな考えがあると思うので、異論反論お待ちしております。
本日も読んでいただき、ありがとうございました!