学校のシステムの話なんですけど。
校長・教頭が居て,その下に主幹教諭・教務がいる。
その下には学年主任がいて、各担任がいるっていう状態が一年間続くわけです。
これがもう私が学生の頃からずっと続いてるわけなんですけど。
これ実はあんまり良く無いんじゃないかなって思うんですよ。
というのも、物事によって得意な人は違うじゃないですか。
だからその時々において得意な人がリーダシップを取れるようにしておくのが、実はベストなんじゃないかと思うのです。
例えば今は三年生を送る会の準備をしているわけなんですけど。
各学年の出し物は各学年の学年主任がリードして大枠を構成するわけなんですけど。
でも,実はこういう時主任みたいなベテランよりも、経験が無くても子供たちに感覚の近かったり映像編集が得意な若手がリードした方がうまくいくんじゃないかと思うわけですね。
他にも例えば合唱コンクールの時は,担任任せじゃなくて学年の合唱が得意な先生が全体をリードして計画を立てた方がいいものが出来るんじゃないかと思う時があるんですよ。
クラスにしても例えば特定のクラスの女子が難しい時は担任がやるんじゃなくて、女子指導が得意な先生が入ったりするのも良いと思うのです。
(担任制度をやめてる学校もちょこちょこ出て来てるみたいですけどね)
ちなみに宇宙飛行士には環境閉鎖テストなるテストがあるそうで。
閉鎖された環境の中でリーダーシップとフォロワーシップの切り替えが出来るのかどうかを試されるみたいなんですけど、提示される問題によってリーダーが変わるのは物事の達成率を上げるためにはごく自然な事みたいなんですね。
でも日本では役職の固定化がスタンダードになりすぎているんじゃないかと思うのです。
確かに役割が固定化されない事については一長一短あるとは思うんですけど。
ただ私は何か問題が起こった時に
実はその問題の適任者は別の人
別の人が対応したらすぐ解決する
ってケースがすごく多い気がするんですよね。
ちなみに私はバレーボールっていう競技を教えているんですけど。
試合中は上手い子のボールタッチが多くなるように、相手エースの得意コースには一番レシーブの上手い子を置くようにしています。
そして相手のローテーションを見て,一番ボールが飛んでくる確率が高い位置に一回ごとレシーブの上手い子の守備位置を変えてるんですよ。
そしてこれやると明らかに失点が減るんですよね。個人の能力は全く向上してないにも関わらず,全体の勝率が上がってくるんです。
だからこういう考え方でその時その時で一番得意な人が対応できる形にしておいた方が全体のパフォーマンスって上がるんじゃないかなって思うんですよ。
クラスにしてもそうで、私はクラス替えが年に一回っていうのはもう考え直して良いと思っているんですね。
というのも
クラス内で問題が起こっても解決されるのがクラス替えが行われる一年後になる可能性がある
んですよ。
例えば重大ないじめ事件が4月に発生したとして,担任が何も出来ない場合、いじめられっ子は残りの1年近くを怯えて暮らさないといけない。これはもうその子にとって地獄じゃないですか。
だから,もう前期後期のタイミングに合わせて半月に一回ぐらいクラス替えがあっていいと私は思うんですね。
「いや、人間関係の形成には時間がかかる」
「それでは子ども達のコミュニケーション能力が育たない」
「クラスの一体感を感じられなくなってしまう」
っていう意見もあると思うんですけど。
でも、その場その場の短期的なスパンで人間関係を構築できる力を育成する方が今の世の中にはあってると思うんですよね。
企業の寿命もどんどん短くなっていますし、例えば被災した時とかなんてその場にいる知らない人たちと協力しながらその場のベストを考えなければならない。
だから、昔ながらの学級経営に教師側もすがっていちゃだめだと思うんですよね。
ちなみに今のゲームなんかはネットで世界中の人とつながっていて。その場でチームを構成して協力するみたいなことに子ども達も慣れていますから。
だから、その場にいる人で体育祭、クラス替えしてすぐ合唱コンクールみたいなのは実はこちらが思う以上に子ども達はすぐに順応するんじゃないかと思うのです。
とまぁいくら私がここでそう書いたところで何も変わらないんですけど。笑
アイディアの一つとして思うところなので書いておきます。
本日も読んでいただき,ありがとうございました!