教職者K

教育について考えるブログ。

スラックラインに挑戦してみた。

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娘と2人で公園を散歩していたら、スラックラインをしている団体に遭遇したのである。

 

初めて見るので物珍しく、じーっと見ていたら「やってみませんか?」と声を掛けられ、そのまま恐る恐るやってみたわけである。

 

私は全くのド素人なわけだが、右足をラインにかけ、一気に上に体を移動させる。

 

ふらつくがバランスが取れないわけじゃない。両手で重心を取りつつ一歩ずつ前に進む。

 

それを見て言葉を失う主催者達。

 

「…それ、普通早くても丸一日はかかるんですよ…」

「まさか一発って…」

「もしかして天才…?」

 

そんなマンガのような展開を期待したのだが、実際は全くそうならず。

 

そもそも右足をラインにかけた段階で膝がガクガクと笑う。

 

インストラクターからは、

 

「これまでのスポーツの中で踏ん張るという経験が少ない方はそうなります」

 

と言われた。

 

私のやってきたバレーボールという競技では結構踏ん張って来たのでは無かったのか。

 

それに私の足はこれまで何キロものバーベルを持ち上げて来たと自負しているのだが、スラックラインの前ではどうやら無力のようである。

 

いくらやってもまるで出来ないので、結局上から吊るされたロープを両手で持ちながら歩く。

 

それでも体が揺れ、一度バランスを崩すと足元が大きく揺れる。足元が常にプルプルと震え、気分は高齢者である。

 

ロープを持ちながらならなんとか歩けたが、無かったら不可能である。

 

では団体の人達はどうなのかというと、いとも簡単そうにラインの上を歩く。

 

更には座ったり体勢をラインの上で変えたりと自由自在である。

 

見てる分にはかなり楽そうなのだが、これがいざやってみると出来ない。バランスが取れず、何度も落ちる。

 

ちなみにスラックラインでは大会が2種類あり、

 

①ラインの上で飛んだりして芸術点を競うもの

 

②長いラインの上をいかに長く早く移動できるか競うもの

 

があるそうだ。

 

①の方はテレビなどでもよく見かけるが、実際のところジャンプしてから失敗して落ちるとかなりの高さから地面に叩きつけられることになり、危ないらしい。

 

②の方は見た目は地味だが、体幹が鍛えられるために、健康維持や他の競技にもプラスに働くことが多いという。(スノーボードの選手はターンのキレがまるで変わったらしい)

 

裸足でやると感覚が掴みやすいとの事だったが、熟練者になると、目を瞑ったり、スノーボードブーツを履いていても出来てしまうという。

 

一見シンプルに見えるが、実に奥が深く、難しいのである。初めての挑戦だったのだが、私はとにかく楽しかった。

 

外だから三密にもならないし、子どもと一緒にやれば小さいうちからバランス感覚を鍛えることにも繋がりそうだ。体幹はどんな競技にも通ずる。

 

何より自然の中で木々の間を綱渡りするというのがとても気持ちよかった。木陰になるので、太陽もそれほど気にならない。

 

そろそろ部活が始まりそうなので実際には難しいと思うが、時間があるなら通いたいぐらいである。

 

そのためにももう少し踏ん張りを鍛えておかなければと思った休日である。

 

興味のある方いましたら是非どうぞ。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!