どうも大仏です。
大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) on Twitter
私が好きなものの一つに芸能人の書くエッセイがあるのである。
特に芸人さんが書くエッセイというのは単純に笑えるものが多く,私好みのものが多い。
今回はこれまで読んできた中で面白かったものをいくつか紹介したいと思う。
まずはこちら。
リリー・フランキーの「美女と野球」。
大学生の頃に読み、私がエッセイにハマるきっかけを作ってくれた一作である。
とんでもないど下ネタから始まり,そしてそれに終始する。ど下ネタのオンパレード。なのにどこか哀愁が漂う感じがなんとも面白い。
この作品でどっぷりハマってしまい,その後もリリー・フランキーの作品は全て読んでいたのだが,今や俳優業で忙しく作品を書いてくれないことが私としては本当に悲しい。
とにかくクダらなくて大好きな一冊。リリー・フランキーといえば「東京タワー」が有名だが,とても同じ作者が書いたとは思えない。その振れ幅が魅力。
これも好きな作品。若林さんのエッセイもすべて読んでいるが,一番オススメなのがこれ。
キューバへの紀行文である。
「資本主義とは何なのか?」
本を読んでイメージするキューバの風景がとても綺麗で,私の中では本を読んでからキューバは「いつか行ってみたい国ランキング第一位」に躍り出ている。
社会の授業で子ども達に社会主義と共産主義を説明する際にも大変参考になっている一冊である。
最近結婚した南海キャンディーズの山里さん。本を読むといかに戦略的に今の地位を築いたかがよくわかる。
「売れてる男女コンビが少ない→勝機がある→シズちゃんと組もう」
と考えて相方に選ぶなど,単純に腕があるというだけでなくマーケティングをしながら自分の市場価値を高めていったのがよくわかる。
ちなみに島田紳介氏も「漫才はするな」と発言しているそうだ。
それは「漫才する前にまずは世の中にどういうポジションが必要なのか分析してからにしろ」という意味とのことである。
この本からはそんな芸人においてもマーケティングが重要であることがよくわかる。
女優さんも射止め,今後どう活躍していくのかに注目である。
これも笑った。
ブラックマヨネーズ吉田さんの作品。
他の作品に比べて圧倒的に妄想がすごい。妄想による暴走が止まらない。
パチンコへの愛など,世の中全体が真面目になっている中にあって希少な芸人さんらしい芸人さんだなと思う。
こちらは千原ジュニアさんがトイレにて書きためていたノートをもとに書かれたシリーズ物。
ちなみに全巻読破したがどれも面白い。連れて行く後輩がみんなしょうもなくて愛らしい。
千原ジュニアさんはよく練られたオチが秀逸。どの巻もオススメ。
一発屋に焦点を当てて、そのブレイク後を追う。
独特の言葉のチョイスが知性を感じさせる一冊。競争の激しい芸能界で生きていく大変さを感じさせてくれる。一発当てただけでもすごいじゃないかと思わされる。
そして最近読んだのがこちら。ハライチの「じゃない方」岩井さんの作品。
ちなみにこちらの本は「同窓会に出たくない」という話が有名で,まるまるこちらから読むことが出来る。
https://www.bookbang.jp/bokunojinseiniha/article/161
これも面白いのだが,個人的には「水筒にあんかけラーメンの汁を入れて飲む」話が大好き。
「みんなに気づかれないようにあんかけラーメンの汁を飲んでた」という、ただそれだけのことなのに,なんだかいけないようなことをしているようで,読んでいるこちらまでソワソワしてしまう。
「事件が起きない」誰にでもある日常をこんなにも面白くかけてしまうのには,脱帽という他ない。エッセイって面白いなと改めて思わせてくれた一冊であるーーーーーーーーーーー。
ということで私のオススメエッセイ7選を書いてみた。
書きながら思ったのだが,結構好きである。
なんだかわからないが,面白い人が策略的に面白いこと言ってるっていうのが透けて見えるのが好きなのかも。なんか設計図見てるみたいで。
これからの夜長の時期,皆様の御手元に良かったらいかがだろうか。オススメである。
本日も読んでくださりありがとうございました!