あそこで熊が踊ってる。

30代まっしぐらの男が描くエッセイのようなもの。

学校をゲームにしよう。

さて,昨日の続きです。

 

私は学校の中に少しでもゲームの要素を取り込んで,学校がもっと面白くなればいいなと思っているんですよね。

壮大なスケール

これまで書いてきたようにゲームが子ども達を惹きつけている理由は本当に色々あるわけなんですが,その中の一つにゲームのもつ「壮大なスケール」というものがあるようです。

 

ゲームの中では誰でも地球を救うヒーローになれるわけで,自分が世界を動かしている実感が得られるわけです。

 

さらに人間とは「自分自身より大きな存在の一部になれた時」に充実感を得やすいようなのです。

 

そういう意味でゲームとはまさにファンタジーで壮大な世界の一部に感じさせてくれるものになっているわけですね。

ゲーム的な授業を考案する

そこで私もそんなゲームのように壮大なスケールの授業が出来ないかなと考えてみたわけです。

 

それを考える上で参考にしたのがアメリカのクエスト・トゥー・ラーン(以下Q2L)という学校。

 

このQ2Lでは学校そのものがゲームの理論によってできていて,仲間達と色んな課題をクリアして行って最後にボスとして出てくるテストをクリアするのが目的のようです。

 

ここでの実践事例をもとに,私も参考にしてそんな要素のある授業を考えてみました。

 

注目したのが、

 

SDGs

 

です。

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SDGs( Sustainable  Development Goals持続可能な開発目標)とは,2015年に国連が採択した「2030年までの達成を目指す17の目標」のこと。

 

1.貧困を無くそう

2.飢餓をゼロに。

3 すべての人に健康と福祉を

4 質の高い教育をみんなに

5 ジェンダー平等を実現しよう

6安全な水とトイレを世界中に

7エネルギーをみんなに。そしてクリーンに。

8働きがいも経済成長も

9産業と技術革新の基盤をつくろう

10人や国の不平等を無くそう

11住み続けられる街づくりを

12つくる責任使う責任

13気候変動に具体的な対策を

14海の豊かさを守ろう

15陸の豊かさも守ろう

16平和と公正をすべての人に

17パートナーシップで目標を達成しよう

 

の17個の目標からなります。

 

 

これをテーマにしてやってみようと思いました。

 

最終的に子ども達が目指すべきクリア(倒すべきボス)は、

 

「国連の職員として、優先的に取り組むSDGsについてみんなの前でプレゼンする」

 

です。スケールでかいでしょ?

 

こんな流れです。

 

①19の中から班で一つどのテーマに優先的に取り組むべきかを決定する。

例 安全な水に取り組むべき。

 

②資料,根拠集め

例 世界中で1億4400万人の人が地表水(川や池の水)を生活用水として使っている。など。その結果としてこんな病気が発生しているなど。

 

③問題の解決に向けて自分達に出来ることを考える。

 

③プレゼン資料作成。準備。

5分以内の発表。模造紙一枚にまとめる。

 

④発表

感想を書きながら各班を回る。

 

という流れです。

 

私の中でこれ完全にゲームのイメージなんですよ。

 

まずは、ユニセフから取り寄せた資料を全員に配布しました。

 

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SDGsについて端的に見やすくまとまっています。これを見るとSDGsのイメージが分かるので、ゲームでいうマップみたいなものですね。

 

さらに、

 

19の中から一つを選ぶ。

→最初にポケモンを選ぶ。

 

文献、インターネットから資料集め

→冒険してアイテム集め

 

グループで資料作成

→パーティーを組んで戦う。

 

発表

→フィードバック。付箋を数枚配布して、優れていると思った発表には感想を書いて張り付けていく。いい発表ができればみんなから「いいね!」がつく。

 

みたいに全部実はゲーム的な要素があるわけです。

 

プレゼンの資料には必ず、グラフや図を用いることを条件としました。

 

というのも、グループの中には、イラストが上手だったり、発表が上手だったり、文を作るのが上手だったりとそれぞれの特性が有りますから、そんな特性が活かせるようにしたいわけです。

 

ゲームにしてもそうで、みんなが「戦士」でも勝てないわけですよね。ちゃんと回復系とかの人が揃うことで出来なかったことが出来るようになる。

 

そんなみんなの良さが活かせるような発表になるといいなと思って取り組んでおります。

 

やってみましたが、小学校の資料を持ってきたり、自分で外務省の資料を印刷して持ってきたりとみんな真剣そのもの。

 

「ずっとこれやってたい」なんて声も聞こえて来ます。

 

その姿を見ているとどこかの付属の生徒なんじゃないかと思うくらい真剣です。

 

受験に直結しているかというと、そうでもないのが事実だと思いますが、世の中で生きるのは絶対にこういう力なんだと思います。

 

ということで、今回はそんな授業の提案です。

 

 二学期末ですし、これまで世界の州の勉強をしてきたので、まとめにはちょうど良いのではないかと思ってやっております。

 

 

皆様の参考になれば幸いです。

 

本日も読んでくださり、ありがとうございました!

 

 

追伸

いやぁ、今年もあとわずかですね。現在制作中ですが、学期末にどんな発表を子ども達がするのか今から楽しみですよ。

 

2学期もあと少し、頑張りましょう。